最終日を迎えたアジア自転車競技選手権大会。最終種目となる男子エリートロードレースでUAEチームエミレーツ所属のヨウセフ・ミルサ(アラブ首長国連邦)が勝利。別府史之(トレック・セガフレード)はスプリントに破れ2位。新城は5位という結果でレースを終えている。



アジア選手権、最終種目となる男子エリートロードがスタートアジア選手権、最終種目となる男子エリートロードがスタート photo:Kenji NAKAMURA/JCF
集団内でまとまって走る日本チーム集団内でまとまって走る日本チーム photo:Kenji NAKAMURA/JCFエスケープグループで走る別府史之(トレック・セガフレード)エスケープグループで走る別府史之(トレック・セガフレード) photo:Kenji NAKAMURA/JCF


ミャンマーの首都ネピドーで開催中の第38回アジア自転車競技選手権大会。5日目となる最終日は現地時間の8時から176kmに及ぶ男子エリートロードレースが開催された。日本からの出場メンバーは別府史之(トレック・セガフレード)、新城幸也(バーレーン・メリダ)、畑中勇介(チーム右京)、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)の4名。

レースが始まると散発的にアタックが掛かり、逃げ集団を形成する動きに。これにより新城を含む10名の逃げ集団が形成されるが、100km地点までに全員吸収。その後、7名のエスケープグループが形成され、ここに別府が入った。終盤になると4名追走グループが形成され、ここにメイン集団から新城が1人合流。その後、先頭7名を追う展開に。

ヨウセフ・ミルサ(アラブ首長国連邦)が先着。別府史之(トレック・セガフレード)は惜しくも及ばず2位となったヨウセフ・ミルサ(アラブ首長国連邦)が先着。別府史之(トレック・セガフレード)は惜しくも及ばず2位となった photo:Kenji NAKAMURA/JCF
それまで均衡を保っていた先頭7名もラスト15kmになると活発化。別府含む4名が飛び出し、逃げ切りを狙う展開に。そのまま4名によるゴールスプリントとなり、UAEチームエミレーツに所属するヨウセフ・ミルサ(アラブ首長国連邦)が先着。惜しくも別府は2位となり銀メダル獲得で終わった。また追走に回った新城は残念ながら先頭には追いつかず、5位という結果となっている。

別府選手のコメント
「去年も一昨年も準備はしてきたが、優勝したUAEの選手が上手だった。最後は4人に絞ってこのメンバーならいけると、自分の得意な距離で自信を持ってラスト150mで先行したが、思わぬ向かい風で、差されてしまった。残念。チームとしてレース序盤から機能していたし、ユキヤも力があったが、今回は展開上、自分に託す形になった。2人とも前で展開するのは難しい。ヨーロッパに戻り、ヨーロッパのレースシーンでこの悔しさをぶつけたい。」

別府史之(トレック・セガフレード)が2位入賞。銀メダルを獲得した別府史之(トレック・セガフレード)が2位入賞。銀メダルを獲得した photo:Kenji NAKAMURA/JCF
男子エリートロード(176km)
1位 ヨウセフ・ミルサ(アラブ首長国連邦、UAEチームエミレーツ) 3:50:32
2位 別府史之(トレック・セガフレード) 3:50:32
3位 フディ・ソフラビ(イラン) 3:50:32
5位 新城幸也(バーレーン・メリダ) 3:51:10
16位 畑中勇介(チーム右京) 3:54:53
26位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 3:56:13
text:Kosuke.Kamata
photo:Kenji NAKAMURA/JCF

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