インドネシアのロンボク島で開催されているツール・ド・ロンボクは、4月16日(日)に最終日の第4ステージが行われ、トレンガヌサイクリングチームの モハド・シャルリ・マタンがスプリント勝負を制して優勝。チーム右京のネイサン・アール(オーストラリア)が、個人総合、スプリント賞、山岳賞の3賞を獲得して優勝した。
スタートラインに並んだ4賞ジャージ photo:Satoru Kato
スタート前のセレモニーでは、民族音楽が披露された photo:Satoru Kato
ロンボク島の代表的なモスク「イスラミック・センター」の前をいく集団 photo:Satoru Kato
2周目に単独で飛び出したマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) photo:Satoru Kato
メイン集団はチーム右京がコントロール photo:Satoru Kato
マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)を先頭に行く4人の逃げ集団 photo:Satoru Kato4月13日に開幕したツール・ド・ロンボク。最終日の第4ステージは、ロンボク島の中心街・マタラムでのサーキットレースだ。平坦な1周11.2kmの周回コースを10周。ホームストレートは1km以上ある幅の広い道路だ。
最終日も朝から晴れ。南国の陽射しの下、レースはスタートした。スタート直後からアタック合戦が始まり、2周目にマルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム)が単独で抜け出す。集団はこの逃げを見送ってペースダウン。この後、3人が合流して4人の逃げ集団が形成され、4周目にはメイン集団との差は5分まで開く。
メイン集団はリーダージャージのネイサン・アール(オーストラリア)を擁するチーム右京がコントロール。レース後半に入ると、ステージ優勝を狙う他のチームが前に出てきて逃げ集団との差を詰め始め、7周目には3分まで詰める。8周目にはチーム右京が改めて集団の牽引を開始し、逃げ集団との差を1分まで詰める。3人になった逃げ集団は、最終周回の10周目に入ったところで吸収。最後は集団スプリントでの勝負に持ち込まれた。
アール自らリードしてジョン・アベラストゥリ・イザガ(スペイン)を残り200mで放つが、イザガの番手に入ったモハド・シャルリ・マタン(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)が、残り100mで前に出る。最後は僅差ながらマタンが差し切ってステージ優勝。
個人総合優勝したアールは、スプリント賞と山岳賞も獲得して完全優勝。チーム総合優勝はキナンサイクリングチーム。インドネシア選手の最上位賞以外は日本チームが獲得するという結果で、第1回ツール・ド・ロンボクは幕を閉じた。
モハド・シャルリ・マタン(トレンガヌサイクリングチーム、写真左端)が、前輪を浮かせながらもジョン・アベラストゥリ・イザガ(チーム右京、写真右端)の前に出た photo:Satoru Kato
写真左から、2位ベンジャミン・プラデス、個人総合優勝ネイサン・アール(チーム右京)、3位ダヴィデ・レベリン(クウェイト・カチューショES) photo:Satoru Kato
チーム総合はキナンサイクリングチームが優勝、チーム右京が2位に。 photo:Satoru Kato
ツール・ド・ロンボク2017 第4ステージ 結果
1位 モハド・シャルリ・マタン(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム) 2h33’25"
2位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ(スペイン、チーム右京)
3位 モハンマド・アブド・ハリル(マレーシア、Team Saqua Cycling)
4位 チェン・シェンリャン(台湾、アクションサイクリングチーム)
5位 フェルナンド・グルアルバ(スペイン、クウェイト・カチューショES)
6位 アブディ・ガニ(インドネシア、KFCサイクリングチーム)
個人総合順位
1位 ネイサン・アール(オーストラリア、チーム右京) 12h39’27"
2位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) +1’36"
3位 ダヴィデ・レベリン(イタリア、クウェート・カチューショES) +2’26"
4位 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) +5’1"
5位 リカルド・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム) +5’13"
6位 トマ・ルバ(フランス、キナンサイクリングチーム) +5’39"
スプリント賞
1位 ネイサン・アール(オーストラリア、チーム右京) 39p
2位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) 33p
3位 モハンマド・アブド・ハリル(マレーシア、Team Saqua Cycling) 28p
山岳賞
1位 ネイサン・アール(オーストラリア、チーム右京) 38p
2位 ビクトル・ペレス(コロンビア、Team Saqura Cycling) 31p
3位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) 21p
チーム総合順位
1位 キナンサイクリングチーム 29h14’22"
2位 チーム右京 +14’59"
3位 クウェート・カチューショES +18’11"
text&photo:Satoru.Kato






最終日も朝から晴れ。南国の陽射しの下、レースはスタートした。スタート直後からアタック合戦が始まり、2周目にマルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム)が単独で抜け出す。集団はこの逃げを見送ってペースダウン。この後、3人が合流して4人の逃げ集団が形成され、4周目にはメイン集団との差は5分まで開く。
メイン集団はリーダージャージのネイサン・アール(オーストラリア)を擁するチーム右京がコントロール。レース後半に入ると、ステージ優勝を狙う他のチームが前に出てきて逃げ集団との差を詰め始め、7周目には3分まで詰める。8周目にはチーム右京が改めて集団の牽引を開始し、逃げ集団との差を1分まで詰める。3人になった逃げ集団は、最終周回の10周目に入ったところで吸収。最後は集団スプリントでの勝負に持ち込まれた。
アール自らリードしてジョン・アベラストゥリ・イザガ(スペイン)を残り200mで放つが、イザガの番手に入ったモハド・シャルリ・マタン(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)が、残り100mで前に出る。最後は僅差ながらマタンが差し切ってステージ優勝。
個人総合優勝したアールは、スプリント賞と山岳賞も獲得して完全優勝。チーム総合優勝はキナンサイクリングチーム。インドネシア選手の最上位賞以外は日本チームが獲得するという結果で、第1回ツール・ド・ロンボクは幕を閉じた。



ツール・ド・ロンボク2017 第4ステージ 結果
1位 モハド・シャルリ・マタン(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム) 2h33’25"
2位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ(スペイン、チーム右京)
3位 モハンマド・アブド・ハリル(マレーシア、Team Saqua Cycling)
4位 チェン・シェンリャン(台湾、アクションサイクリングチーム)
5位 フェルナンド・グルアルバ(スペイン、クウェイト・カチューショES)
6位 アブディ・ガニ(インドネシア、KFCサイクリングチーム)
個人総合順位
1位 ネイサン・アール(オーストラリア、チーム右京) 12h39’27"
2位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) +1’36"
3位 ダヴィデ・レベリン(イタリア、クウェート・カチューショES) +2’26"
4位 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) +5’1"
5位 リカルド・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム) +5’13"
6位 トマ・ルバ(フランス、キナンサイクリングチーム) +5’39"
スプリント賞
1位 ネイサン・アール(オーストラリア、チーム右京) 39p
2位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) 33p
3位 モハンマド・アブド・ハリル(マレーシア、Team Saqua Cycling) 28p
山岳賞
1位 ネイサン・アール(オーストラリア、チーム右京) 38p
2位 ビクトル・ペレス(コロンビア、Team Saqura Cycling) 31p
3位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) 21p
チーム総合順位
1位 キナンサイクリングチーム 29h14’22"
2位 チーム右京 +14’59"
3位 クウェート・カチューショES +18’11"
text&photo:Satoru.Kato
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