クイーンステージを迎えたツール・ド・ポローニュで、雨中45kmを独走したティム・ウェレンスが総合首位に浮上。翌第6ステージは悪天候によりステージキャンセルという判断が下った。



45kmに渡る逃げ切りを決めたティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)45kmに渡る逃げ切りを決めたティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル) photo:tourdepologne.pl


ツール・ド・ポローニュ2016第5ステージコースプロフィールツール・ド・ポローニュ2016第5ステージコースプロフィール 形成された18名の逃げグループ形成された18名の逃げグループ photo:tourdepologne.pl淡々とハイペースを刻むティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)淡々とハイペースを刻むティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル) photo:tourdepologne.pl総合首位に浮上したティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)総合首位に浮上したティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル) photo:tourdepologne.plポーランドで開催中のツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)は7月16日にクイーンステージを迎えた。ヴィエリチカを出発し、ポーランド屈指の避暑地、保養地であるザコパネへと至るコースは225kmと長く、最後は50kmの山岳ループを2周してゴールまで駆け上がる。

スキーリゾートとして名高い当地だけに、周回コース中には大きなアップダウンが連続し、最高標高地点は1000mを優に超える。冷たい雨が降り注ぐ厳しいコンディションの下、スタートから20km地点では大きな落車が起きたため、レースは一時ニュートライズドが掛かる。再スタート後に時間をおいて、18名の逃げグループがプロトンから抜け出した。

山岳地帯に突入した逃げグループでは激しいアタック合戦が行われ、その末にティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)が残り45km地点から単独走を開始する。ハイペースを刻むウェレンスにアルベルト・ベッティオール(イタリア、キャノンデール・ドラパック)やダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール・ドラパック)ら追走グループは水を開けられてしまう。

結局ウェレンスはそのままスピードを失うことなく、2位フォルモロに対して3分半以上、3位グループに4分半以上という大差を付けてフィニッシュ。今シーズン3勝目を飾ると共に、リーダージャージ獲得と総合優勝への切符を掴み取った。

「路面が物凄く滑りやすく危険だった。サンデル・アルミーと共に逃げに乗ったけれど、レースをコントロールするチームが居ないのでチャンスだと思った。アタックしてからは数名と走っていたが、振り切るために再加速。総合優勝のチャンスも十分にあることに気づいた。良いレースとなった」と25歳のウェレンスはレースを振り返っている。

また、翌日17日日曜日の開催が予定されていた第6ステージは、悪天候が続いていたためにステージキャンセルとなった。「ステージ中止は難しい決定だったと思うけれど、選手たちはその決定を尊重している」とゼネク・スティバル(チェコ、エティックス・クイックステップ)が語るように、多くの選手が判断を歓迎しているようだ。

18日には最終ステージの個人タイムトライアルが行われる。ほぼフラットな25kmコースで第73代ツール・ド・ポローニュ優勝者が導き出される。



第6ステージ スタートを待つ別府史之(トレック・セガフレード)ら。この後ステージキャンセルが決定された第6ステージ スタートを待つ別府史之(トレック・セガフレード)ら。この後ステージキャンセルが決定された photo:tourdepologne.pl


ツール・ド・ポローニュ2016第5ステージ結果
1位 ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)
2位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール・ドラパック)
3位 タイス・ベノート(ベルギー、ロット・ソウダル)
4位 ファビオ・フェリーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
5位 アルベルト・ベッティオール(イタリア、キャノンデール・ドラパック)
6位 ローレンス・ワーバス(アメリカ、IMAサイクリング)
7位 アンドレイ・ゼイツ(カザフスタン、アスタナ)
8位 ルーベン・フェルナンデス(スペイン、モビスター)
9位 マトベイ・マムキン(ロシア、カチューシャ)
10位 ダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、キャノンデール・ドラパック)
5h57’22”
+3’48”
+4’37”
+4’38”
+4’49”
+5’12”

+5’27”
+5’32”
+5’59”


個人総合成績
1位 ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)
2位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール・ドラパック)
3位 タイス・ベノート(ベルギー、ロット・ソウダル)
4位 ファビオ・フェリーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
5位 アルベルト・ベッティオール(イタリア、キャノンデール・ドラパック)
6位 アンドレイ・ゼイツ(カザフスタン、アスタナ)
7位 ローレンス・ワーバス(アメリカ、IMAサイクリング)
8位 ルーベン・フェルナンデス(スペイン、モビスター)
9位 ダリオ・カタルド(イタリア、アスタナ)
10位 ダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、キャノンデール・ドラパック)
23h16’53”
+4’05”
+4’50”
+5’04”
+5’12”
+5’29”
+5’38”
+5’44”
+6’16”
+6’25”


ポイント賞
1位 モレノ・ホフランド(オランダ、ロットNLユンボ)

山岳賞
1位 ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)

チーム総合成績
1位 ロット・ソウダル

text:So.Isobe
photo:tourdepologne.pl

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