登りスプリントで勝負が決したツール第4ステージ。僅差のスプリントバトルを繰り広げたマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)やブライアン・コカール(フランス、ディレクトエネルジー)らのコメントを紹介します。



2年ぶりのステージ優勝を飾ったマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)

先頭でフィニッシュするマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)とブライアン・コカール(フランス、ディレクトエネルジー)先頭でフィニッシュするマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)とブライアン・コカール(フランス、ディレクトエネルジー) photo:Kei Tsujiチームスタッフに告げられて初めてステージ優勝したことを知った。この勝利を誇りに思うし、とても嬉しい。

僅差のスプリントを制したマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)僅差のスプリントを制したマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) photo:Kei Tsuji病気続きで昨年のツールを欠場し、チームを移籍して挑んだ今回のツール。周りからの期待は大きかったものの、目標としていた第1ステージで勝てずにマイヨジョーヌを逃した。失望したけどチームは集中力を絶やさなかった。シーズン前半に勝ち続けたこともあり、大きなプレッシャーを受けていただけに、この勝利の喜びは大きい。

昨日のレースが終わってから、メンバー全員でスプリントの映像を見て分析したんだ。成功に繋げるために失敗から学んだ。今日チームメイト達は逃げを捕まえるために働き、最後はスプリントに向けてリードアウト。正しい位置から、完璧なタイミングでスプリントした。

ツール・ド・フランスに戻ってきて、再び勝利したことを本当に嬉しく思う。昨日までのステージで調子の良さは感じていたし、チームのために勝ちたかった。ツールに残されたスプリンターのチャンスをしっかり掴みたいと思う。

僅差のステージ2位に入ったブライアン・コカール(フランス、ディレクトエネルジー)

今日はチャンスがあると思っていた。とても失望しているけど諦めない。自分たちのレースを展開できたことが好材料。このツールにはまだ多くのチャンスが残されているし、今年は期間中に何としても勝利を掴みたい。最後は最も強い選手が勝った。わずかな差が勝利と敗北を分けた。

ステージ3位に入ったペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ)

レイモン・プリドールからマイヨジョーヌを受け取ったペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ)レイモン・プリドールからマイヨジョーヌを受け取ったペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ) photo:Kei Tsuji今日は自分向きのフィニッシュだったけど、スプリントを開始するのが早すぎた。スプリントは宝くじのようなもので、今日はもう少し待つべきだった。キッテルと同じタイミングでスプリントを始めてしまったので、フィニッシュラインが遠かったよ。素晴らしい追い込みを見せたコカールが勝ったかと思った。

ステージ3位という結果には満足している。ポイント賞のリードを広げることができたし、まだマイヨジョーヌを着ている。レースはここまで順調に進んでいるけど、明日は別のレースが展開される。コースマップをしっかり見て自分に何ができるのかを見極めたい。

真っ先にスプリントで仕掛けたアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)

スプリントで先頭に立つマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)スプリントで先頭に立つマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) photo:Kei Tsujiカチューシャのトレインは先頭に出るのが少し早かったものの、リードアウトはほぼ完璧だった。ジャコポ(グアルニエーリ)は素晴らしいリードアウトでスプリントの土台を作ってくれた。

残り250mからのスプリントは長すぎた。登り勾配は問題なかったし、むしろ今日のフィニッシュは自分が得意とするレイアウト。でも今日は自分が最速スプリンターではなかった。自分の誕生日を勝利で祝いたかったけど、バースデーウィンを達成するには力が足りなかった。

アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)

チームメイトに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。チームメイトたちは責任感をもってレースをコントロールし、最善を尽くしてくれた。残り250mまで完璧なレース運びだった。でもスプリントが始まってすぐに力が入らなくなった。単純に力が足りなかった。今日の敗北は自分の責任であり、チームメイトのせいではない。

敢闘賞を獲得したオリバー・ナーセン(ベルギー、IAMサイクリング)

今日はスプリンターチームまで序盤のアタックに選手を送り込んでいた。アレクシ・グジャールのスリップストリームに入って、そこから協力して逃げたんだ。後ろから2人が追いついて先頭に4人になり、協力してアドバンテージを広げたけど逃げきれなかった。全く何も持たずにホテルに帰るのではなく、敢闘賞のトロフィーを持ち帰るので努力が報われた気分だ。

安全に平坦ステージを終えたクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)

ティンコフを先頭にシャテルローの街を駆け抜けるメイン集団ティンコフを先頭にシャテルローの街を駆け抜けるメイン集団 photo:Kei Tsujiスプリンターチームに混ざって集団先頭でポジション争いすることは大きなストレスだ。できることなら集団先頭の争いをスプリンターたちに任せたい。でもグランツールでは最終的な総合争いが秒差で決まることもあるので、集団先頭でポジションをキープする必要があるんだ。

明日の第5ステージは、第2ステージよりも難易度が高く、集団の人数は絞り込まれる。この2日間は比較的イージーだったけど距離が長かったので、脚に疲労を抱えた選手が遅れるかもしれない。まだ序盤なので総合バトルが激しく展開されることはないけど、調子の良い選手と悪い選手の間にタイム差はつくと思う。集団スプリントにはならないので、明日はアラフィリップやバルベルデ、ダニエル・マーティンが勝利を争うことになると予想している。

text:Kei Tsuji

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