ブエルタ・アル・パイスバスコ第2ステージの2級山岳で地元出身のミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)が勝利。体調不良によってシーズンインが遅れたバスクライダーがシーズン初勝利を飾るとともに、総合リーダーの座に就いた。



レース前半からリーダーチームのアスタナがメイン集団をコントロールレース前半からリーダーチームのアスタナがメイン集団をコントロール photo:Tim de Waele


ブエルタ・アル・パイスバスコ2016第2ステージブエルタ・アル・パイスバスコ2016第2ステージ image:Vuelta al País Vascoバスク地方中央部の山岳地帯を走るブエルタ・アル・パイスバスコ第2ステージ。マルキナからバランビオまでの174kmコースには3つの2級山岳と2つの3級山岳が設定されている。フィニッシュラインが引かれた標高610mの2級山岳ガラスタチュは登坂距離2.7km/最大勾配21%/平均勾配11.7%という激坂だ。

雨と低温に見舞われた第2ステージを走る選手たち雨と低温に見舞われた第2ステージを走る選手たち photo:Tim de Waeleこの日はルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ)、ステファン・デニフル(オーストリア、IAMサイクリング)、アンヘル・マドラソ(スペイン、カハルーラル)らが逃げグループを構成したものの、総合成績に危険を及ぼす可能性があるとしてメイン集団は逃げにタイム差を与えない。

雨のバスク地方を走る雨のバスク地方を走る photo:Tim de Waeleレース前半に降った雨によって気温は上がらず、逃げグループから脱落したマインティーズは低体温症によってリタイア。諦めずに逃げ続けたデニフルとマドラソも残り11kmで吸収される。チームスカイやモビスター、オリカ・グリーンエッジ、キャノンデールが集団先頭でポジションを競り合いながら最後の2級山岳ガラスタチュに突入した。

集団内で2級山岳ガラスタチュを登るアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)集団内で2級山岳ガラスタチュを登るアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ) photo:Bettini勾配20%の激坂区間でビエル・カドリ(フランス、AG2Rラモンディアール)が真っ先に仕掛けたが決まらない。15%前後の勾配を刻む登りでリーダージャージのルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ)は脱落した。

ケルデルマンを振り切ったミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)ケルデルマンを振り切ったミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ) photo:Tim de Waele残り2kmでウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ)がアタックすると、ここにランダが反応する。アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)やナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)を含むメイン集団は動きを見せず、先頭ケルデルマンとランダはライバルたちから10秒リードで残り1kmを切った。

リーダージャージに袖を通したミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)リーダージャージに袖を通したミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ) photo:Bettiniこのパイスバスコ初登場の2級山岳ガラスタチュから自宅が15kmしか離れていないというランダが加速し、地元バスクファンに囲まれた登りでケルデルマンを引き離す。後方ではサムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング)らがカウンターアタックを仕掛けたが届かず、ケルデルマンを1秒差で振り切ったランダが勝利。チームメイトのセルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)が5秒差のステージ3位に入った。

「今日はエナオを発射する予定だったけど、自分がアタックしたタイミングでライバルたちが牽制したんだ。そこで開いたタイム差を最後まで維持した。観戦に訪れた友人たちの前で勝利することができて良かったよ」と、地元で勝利をつかんだランダは語る。

ランダは2015年ジロ・デ・イタリアで大ブレイクし、ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)のアシストとして走りながらステージ2勝して総合3位フィニッシュ。今季チームスカイに移籍してストーブリーグを賑わせたが、当初予定していた2月のボルタ・ア・バレンシアナでのシーズンインを体調不良を理由に延期。ルタデルソルとティレーノ〜アドリアティコも欠場した。

ランダは3月下旬のセッティマーナ・コッピバルタリでようやくシーズンインし、総合11位でフィニッシュ。このパイスバスコがシーズン3戦目だった。「冬場のトレーニングからレースへの移行が上手くいかず、他のチームメイトよりもレース出場が少ない状態で挑んだ今回のパイスバスコ。いざレースが始まってしまうと調子が良かったのでトライしてみようと思ったんだ」とランダ。

ジロでチームスカイのエースを担う予定のランダが総合首位に浮上した。しかし「チームリーダーは代わらずエナオのまま。登りでは彼のほうが走れているし、この先のステージで力を見せてくれるはずだ」と、ランダはあくまでもエナオモントーヤをアシストする構えだ。

11秒差のステージ5位でフィニッシュしたコンタドールは「前半から雨が降り、寒くてタフなステージだった。最後の登りでは誰も積極的にコントロールしなかった。カタルーニャでは自ら動きすぎてチャンスを逃したので、ライバルたちの動きを待ったんだ。でもその結果、ライバルたちに数秒を奪われる結果になってしまった。まだタイム差は小さく、総合争いは何も決まっていない。総合優勝者を決めるのは最後の個人タイムトライアルだ」とコメントしている。

選手コメントは各チーム公式サイトより。



ブエルタ・アル・パイスバスコ2016第2ステージ結果
1位 ミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)                4h43’17”
2位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ)             +01”
3位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)        +05”
4位 サムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング)              +09”
5位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)              +11”
6位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ)                      +13”
7位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)                +15”
8位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
9位 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ロットNLユンボ)
10位 セバスティアン・ライヘンバッハ(スイス、FDJ)

個人総合成績
1位 ミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)                8h37’38”
2位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ)             +01”
3位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)        +05”
4位 サムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング)              +09”
5位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)              +11”
6位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ)                      +13”
7位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)                +15”
8位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
9位 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ロットNLユンボ)
10位 セバスティアン・ライヘンバッハ(スイス、FDJ)

ポイント賞
1位 ミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)

山岳賞
1位 ニコラ・エデ(フランス、コフィディス)

スプリント賞
1位 ニコラ・エデ(フランス、コフィディス)

チーム総合成績
1位 チームスカイ

text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele, Bettini
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