9月20日、長野県木曽郡王滝村で行われたセルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝。120kmクラスは松本駿(TREK)が6:09:19のタイムで優勝。女子120kmは片山梨絵(SPECIALIZED)が優勝した。

スタート前スタート前 photo:Akihiro.NAKAO国内でワンウェイ100kmのものダートコースで開催されているMTBマラソンの元祖SDA王滝。普段は立ち入る事のできない王滝村の広大な林道を走る事ができるとあって毎年人気が高く、昨今はMTBマラソンが5月と9月に、その他にも御岳ヒルクライムが開催される総合アドベンチャースポーツイベントになっている。9月の開催は120kmを設定、また御岳ヒルクライムと5月の100kmの総合タイムで競うキングオブMTBを決めるとあって一番盛り上がるといえよう。
竹谷氏が見守る竹谷氏が見守る photo:Akihiro.NAKAO
とは言え100kmのダートは難易度も高く、長い坂を登り荒れた下り道が選手を苦しめる。また5月開催時は雨で気温が低く体が冷えてしまい、約800人の出走のうち半数はリタイアする程の厳しい大自然との闘いとなる。


出場選手にはSDA王滝の覇者松本駿(TREK)、女子に120km初挑戦の片山梨絵(SPECIALIZED)、他に優勝経験がある武井亨介(FORZA・フォルツァ!)、千田尚考(KHS Japan)や初参加の小野寺健(SUBARU GARYFISHE)、そしてJシリーズから引退した竹谷賢二が最後尾から参加者を応援して走る。
120kmコースを走る片山梨絵(SPECIALIZED)120kmコースを走る片山梨絵(SPECIALIZED) photo:Akihiro.NAKAO


当日は雲一つない快晴で朝晩は冷えるものの日中は暑さとの闘いとなった。120kmはスタートから武井が圧倒的に後続を引き離したものの、CP1までの間で主催者側のコース誘導の不備によりリタイアしてしまう。松本が先頭になり後続を20分以上離して優勝。女子は片山が7時間を切って優勝した。


ヒルクライムと春100kmと秋120kmの合計タイム勝者、キングオブMTBは47歳になる有持真人(Team ARI)。クィーンに山本佳苗(BMC/フタバ商会)、春秋100km総合タイム勝者に贈られるGTのゴールデンバイクは山中真(One on One)が手にした。
楽しんでいる?小野寺健(SUBARU GARYFISHE)楽しんでいる?小野寺健(SUBARU GARYFISHE) photo:Akihiro.NAKAO

120km男子
1位 松本駿(TREK) 6:09:19
2位 千田尚考(KHS Japan)6:33:51
3位 村田隆(快レーシング)6:36:11

120km女子
1位 片山梨絵(SPECIALIZED)6:56:42
2位 山本佳苗(BMC/フタバ商会)7:17:51
3位 田近郁美(GOD HILL)7:52:17
命の水を汲む命の水を汲む photo:Akihiro.NAKAO

100km男子
1位 山中真(One on One)4:50:05
2位 田谷真樹(チーム血達磨)4:55:53
3位 大原満 5:01:03

100km女子
1位 辻星子(CYCLE COMMUNICATION NATURAL)6:50:59
2位 Shona Varney(TEAM CW-X)7:06:48
3位 光田真基 7:12:04

42km男子
1位 藤本弥之助(TEAM CORRATEC)2:09:49
2位 瀬戸幸正(ベーグルワン)2:10:14
3位 玉木圭一(福井県立病院)2:10:58
120km優勝の松本駿(TREK)120km優勝の松本駿(TREK) photo:Akihiro.NAKAO
42km女子
1位 綿野久美子(TEAM KIYOSHI) 2:41:45 
2位 中山良子 2:46:19
3位 橋本はるみ(One on One)2:48:34

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