2015/11/30(月) - 19:03
野辺山シクロクロスでは2日目も各カテゴリーで熱く、楽しく、泥にまみれたレースが繰り広げられた。C1への昇格を賭けたC2、ハイレベルな戦いのマスターズなど、非UCIレースの模様をダイジェストでレポートします。
C2
UCIカテゴリーを除く最上位クラスであるC2クラスには66名がエントリーし、この日もC1への昇格を掛けたハイレベルなレースが繰り広げられた。最前列から佐藤修平（SYNERZY）や福間晋一らが好スタートでレースが動き出すが、中盤以降スタートの前日優勝者、織田聖（Above Bike Store Cycle Club）がぐんぐんとポジションを上げ、気づけばもはや定位置と化した先頭に立つ。
C2スタート前 photo:Kei Tsuji
C2 前日に引き続き先頭を独走する織田聖（Above Bike Store Cycle Club） photo:Kei Tsuji
C2 フライオーバーを乗車でクリアしてしまう野寺秀徳（シマノ） photo:Kei Tsuji
織田はそのまま、追い上げる江越昇也（WESTBERG/ProRide）を1分17秒引き離す大差を付けて2日間連続のC2優勝。残る表彰台の一角には前日のC3で5位昇格を果たした増田謙一（パインヒルズ90）が入り、2日間で一気にC1までジャンプアップしてみせた。
C2結果
1位 織田聖（Above Bike Store Cycle Club）
2位 江越昇也（WESTBERG/ProRide）
3位 増田謙一（パインヒルズ90）
4位 磯部聡（多摩湖朝練部）
5位 藪内靖弘（TeamRuedaNagoya）
6位 佐藤修平（SYNERZY）
CM1、CM2
40歳以上の選手を対象としたマスターズカテゴリーは、昨日とは異なりCM1（40分間）とCM2（30分間）の2レースが行われた。
CM1スタート photo:Kei Tsuji
CM1 後続を大きく引き離す筧五郎（56CYCLE） photo:Kei Tsuji
CM2 先頭を走る須藤大輔 （VOLCAオードビーBOMA・UVEX） photo:Kei Tsuji
C1レベルの強豪選手がズラリと顔を揃えたCM1では、前日圧倒的な差で勝利した筧五郎（56イナーメ）らに加え、この日は羽鳥和重や浅井秀樹らcycleclub3UP勢がスタートラインに並んだ。しかしこの日も筧の力は圧倒的。1分前にスタートしたC2選手を次々にパスすると、追いすがる羽鳥・浅井を振り切ってゴールへ。
86名が大挙エントリーしたCM2は昨年の優勝者でもある須藤大輔（VOLCAオードビーBOMA UVEX）や綾野真（チバポンズ川口農園シクロワイアード）らが先頭で競り合う展開に。「今日は泥が増えて自分向きのコースだった」と言う須藤が残り2周から先頭に立ち、そのまま58秒差でゴール。3位には三家丸健太郎（masahikomifune.com）が入った。
CM1 2日間で3つのカウベルを手にした筧五郎（56CYCLE） photo:Kei Tsuji
CM1結果
1位 筧五郎（56イナーメ）
2位 羽鳥和重（cycleclub3UP）
3位 浅井秀樹
4位 小田島貴弘（マイヨ シーナック）
5位 水谷拓也（BUCYO COFFEE.CLT）
6位 有持真人（Team ARI）
CM2結果
1位 須藤大輔（VOLCAオードビーBOMA UVEX）
2位 綾野真（チバポンズ川口農園シクロワイアード）
3位 三家丸健太郎（masahikomifune.com）
4位 金田健太郎（FAST LANE RACING）
5位 鈴木崇之（自転車貴族）
6位 一柳達也（Frieten）
CL2、CL3
CL3 優勝した福永脩子（MOZU COFFEE） photo:Kei Tsuji非UCIレースのCL2とCL3は、合計して32名の女性ライダーがエントリー。抜けるような青空が広がる滝沢牧場のコースで真剣なレースを楽しんだ。20名で争われたCL2は辻瑞穂（ハートビュー）が1周目から先頭に立つも、後方スタートの二口早紀（バルバクラブ フクイ）が追い上げる展開に。しかし辻のリードは最後まで崩れず、27秒差で優勝。二口から7秒差の3位にはポタガール埼玉のメンバーでもある後口沙織（ARAI）が入った。
そしてRapha スーパークロス野辺山2015日曜日のオープニングレースとなったCL3では、借り物バイクでシクロクロスに初挑戦した福永脩子（MOZU COFFEE）が19秒差で優勝。2位は栗木朋子（チームMARRON）、3位は堀澤咲月。
CL2結果
1位 辻瑞穂（ハートビュー）
2位 二口早紀（バルバクラブ フクイ）
3位 後口沙織（ARAI）
4位 山本貴子（オーシーアイ）
5位 水野奈緒美（バルバクラブカナザワ）
6位 石川かおり（TEAM NEXT STAGE）
CL3結果
1位 福永脩子（MOZU COFFEE）
2位 栗木朋子（チームMARRON）
3位 堀澤咲月
4位 横山木綿（パインヒルズ’90）
5位 春原美香
6位 永井忍（チーム スクアドラ）
C3
C3 独走で勝利した小島大輝 （SNEL CYCLOCROSS TEAM） photo:Kei Tsuji
C3 先頭を独走する小島大輝 （SNEL CYCLOCROSS TEAM） photo:Kei Tsuji
C3 フォトグラファーのアンディ・ボカネフ（Cascadia Bicycling Team）も走る photo:Kei Tsuji
C4とC3のレース時には泥が凶器に photo:Kei Tsuji
上位カテゴリーへの昇格を目指し、89名がエントリーした人気のC3クラス。昨日優勝したシマノレーシング監督の野寺秀徳がC2に移ったため、ユース世代の積田連（Team CHAINRING Espoir）と小島大輝（SNEL CYCLOCROSS TEAM）がこの日も優勝争いを繰り広げることに。序盤から先頭に立った小島は積田を少しずつ引き離し、前日の借りを返す独走勝利を挙げた。3位は前日にC4から昇格した加藤健悟（臼杵レーシング）。
C3結果
1位 小島大輝（SNEL CYCLOCROSS TEAM）
2位 積田連（Team CHAINRING Espoir）
3位 加藤健悟（臼杵レーシング）
4位 新保光起（スプリント）
5位 山崎嘉貴（ベロクラブ南信州）
6位 明石岳志（ベロクラブ南信州）
C4
C4 先頭を走る酒井紀章（バルバクラブフクイ） photo:Kei Tsuji
C4 畑区間の泥を跳ね上げながら進む photo:Kei Tsuji
C4 最終コーナーをクリアする渡辺航（総北高校自転車競技部OB） photo:Kei Tsuji
前日に引き続き130名という怒涛の人数がエントリーしたC4クラス。各コーナー毎に大渋滞が出来上がる混戦から抜け出したのは、前日に4位と昇格を逃した酒井紀章（バルバクラブ フクイ）だった。2位はキッズクラスで国内トップレベルの中島渉（FELT-mistral）が入り、3位は川瀬博之（バルバクラブ トヤマ）が入った。
C4結果
1位 酒井紀章（バルバクラブ フクイ）
2位 中島渉（FELT-mistral）
3位 川瀬博之（バルバクラブ トヤマ）
4位 眞中繁（3PEAK）
5位 Riikonen Antti
6位 栗田大輝（GROOVY）
小学校高学年、低学年
小学校高学年の部がスタート photo:Kei Tsuji
小学校高学年 優勝した綾野尋（cycluclub3up） photo:Kei Tsuji
小学校高学年 コース脇から熱い声援が飛ぶ photo:Kei Tsuji
小学校クラスの優勝者にもスペシャルカウベルが贈呈 photo:Kei Tsuji
小学校低学年表彰台 photo:Kei Tsuji
大人に一歩も負けない熱い勝負が繰り広げられた2つの小学生カテゴリー。高学年の部は序盤から綾野尋（cycluclub3up）が独走し、宮嵜孝志（Team ProRide）の追い上げを交わして勝利。低学年の部は山田愛太（ウェストベルグ プロライド）が優勝した。
小学校高学年結果
1位 綾野尋（cycluclub3up）
2位 宮嵜孝志（Team ProRide）
3位 中島瞳（FELT-mistral）
小学校低学年結果
1位 山田愛太（ウェストベルグ プロライド）
2位 飯塚嵐（RinRinRacing子供自転車競技部）
3位 水谷啓人（BUCYO COFFEE.CLT）
爆笑 シングルスピードクラス （初日）ムービー
初日に開催されたシングルスピードクラスの模様をムービーでお届け。「仮装が正装」とも言われる愉快な様子をお楽しみください。
photo:Kei.Tsuji
text:So.Isobe
C2
UCIカテゴリーを除く最上位クラスであるC2クラスには66名がエントリーし、この日もC1への昇格を掛けたハイレベルなレースが繰り広げられた。最前列から佐藤修平（SYNERZY）や福間晋一らが好スタートでレースが動き出すが、中盤以降スタートの前日優勝者、織田聖（Above Bike Store Cycle Club）がぐんぐんとポジションを上げ、気づけばもはや定位置と化した先頭に立つ。
C2スタート前 photo:Kei TsujiC2 前日に引き続き先頭を独走する織田聖（Above Bike Store Cycle Club） photo:Kei TsujiC2 フライオーバーを乗車でクリアしてしまう野寺秀徳（シマノ） photo:Kei Tsuji織田はそのまま、追い上げる江越昇也（WESTBERG/ProRide）を1分17秒引き離す大差を付けて2日間連続のC2優勝。残る表彰台の一角には前日のC3で5位昇格を果たした増田謙一（パインヒルズ90）が入り、2日間で一気にC1までジャンプアップしてみせた。
C2結果
1位 織田聖（Above Bike Store Cycle Club）
2位 江越昇也（WESTBERG/ProRide）
3位 増田謙一（パインヒルズ90）
4位 磯部聡（多摩湖朝練部）
5位 藪内靖弘（TeamRuedaNagoya）
6位 佐藤修平（SYNERZY）
CM1、CM2
40歳以上の選手を対象としたマスターズカテゴリーは、昨日とは異なりCM1（40分間）とCM2（30分間）の2レースが行われた。
CM1スタート photo:Kei TsujiCM1 後続を大きく引き離す筧五郎（56CYCLE） photo:Kei TsujiCM2 先頭を走る須藤大輔 （VOLCAオードビーBOMA・UVEX） photo:Kei TsujiC1レベルの強豪選手がズラリと顔を揃えたCM1では、前日圧倒的な差で勝利した筧五郎（56イナーメ）らに加え、この日は羽鳥和重や浅井秀樹らcycleclub3UP勢がスタートラインに並んだ。しかしこの日も筧の力は圧倒的。1分前にスタートしたC2選手を次々にパスすると、追いすがる羽鳥・浅井を振り切ってゴールへ。
86名が大挙エントリーしたCM2は昨年の優勝者でもある須藤大輔（VOLCAオードビーBOMA UVEX）や綾野真（チバポンズ川口農園シクロワイアード）らが先頭で競り合う展開に。「今日は泥が増えて自分向きのコースだった」と言う須藤が残り2周から先頭に立ち、そのまま58秒差でゴール。3位には三家丸健太郎（masahikomifune.com）が入った。
CM1 2日間で3つのカウベルを手にした筧五郎（56CYCLE） photo:Kei TsujiCM1結果
1位 筧五郎（56イナーメ）
2位 羽鳥和重（cycleclub3UP）
3位 浅井秀樹
4位 小田島貴弘（マイヨ シーナック）
5位 水谷拓也（BUCYO COFFEE.CLT）
6位 有持真人（Team ARI）
CM2結果
1位 須藤大輔（VOLCAオードビーBOMA UVEX）
2位 綾野真（チバポンズ川口農園シクロワイアード）
3位 三家丸健太郎（masahikomifune.com）
4位 金田健太郎（FAST LANE RACING）
5位 鈴木崇之（自転車貴族）
6位 一柳達也（Frieten）
CL2、CL3
CL3 優勝した福永脩子（MOZU COFFEE） photo:Kei Tsuji非UCIレースのCL2とCL3は、合計して32名の女性ライダーがエントリー。抜けるような青空が広がる滝沢牧場のコースで真剣なレースを楽しんだ。20名で争われたCL2は辻瑞穂（ハートビュー）が1周目から先頭に立つも、後方スタートの二口早紀（バルバクラブ フクイ）が追い上げる展開に。しかし辻のリードは最後まで崩れず、27秒差で優勝。二口から7秒差の3位にはポタガール埼玉のメンバーでもある後口沙織（ARAI）が入った。そしてRapha スーパークロス野辺山2015日曜日のオープニングレースとなったCL3では、借り物バイクでシクロクロスに初挑戦した福永脩子（MOZU COFFEE）が19秒差で優勝。2位は栗木朋子（チームMARRON）、3位は堀澤咲月。
CL2結果
1位 辻瑞穂（ハートビュー）
2位 二口早紀（バルバクラブ フクイ）
3位 後口沙織（ARAI）
4位 山本貴子（オーシーアイ）
5位 水野奈緒美（バルバクラブカナザワ）
6位 石川かおり（TEAM NEXT STAGE）
CL3結果
1位 福永脩子（MOZU COFFEE）
2位 栗木朋子（チームMARRON）
3位 堀澤咲月
4位 横山木綿（パインヒルズ’90）
5位 春原美香
6位 永井忍（チーム スクアドラ）
C3
C3 独走で勝利した小島大輝 （SNEL CYCLOCROSS TEAM） photo:Kei TsujiC3 先頭を独走する小島大輝 （SNEL CYCLOCROSS TEAM） photo:Kei TsujiC3 フォトグラファーのアンディ・ボカネフ（Cascadia Bicycling Team）も走る photo:Kei TsujiC4とC3のレース時には泥が凶器に photo:Kei Tsuji上位カテゴリーへの昇格を目指し、89名がエントリーした人気のC3クラス。昨日優勝したシマノレーシング監督の野寺秀徳がC2に移ったため、ユース世代の積田連（Team CHAINRING Espoir）と小島大輝（SNEL CYCLOCROSS TEAM）がこの日も優勝争いを繰り広げることに。序盤から先頭に立った小島は積田を少しずつ引き離し、前日の借りを返す独走勝利を挙げた。3位は前日にC4から昇格した加藤健悟（臼杵レーシング）。
C3結果
1位 小島大輝（SNEL CYCLOCROSS TEAM）
2位 積田連（Team CHAINRING Espoir）
3位 加藤健悟（臼杵レーシング）
4位 新保光起（スプリント）
5位 山崎嘉貴（ベロクラブ南信州）
6位 明石岳志（ベロクラブ南信州）
C4
C4 先頭を走る酒井紀章（バルバクラブフクイ） photo:Kei TsujiC4 畑区間の泥を跳ね上げながら進む photo:Kei TsujiC4 最終コーナーをクリアする渡辺航（総北高校自転車競技部OB） photo:Kei Tsuji前日に引き続き130名という怒涛の人数がエントリーしたC4クラス。各コーナー毎に大渋滞が出来上がる混戦から抜け出したのは、前日に4位と昇格を逃した酒井紀章（バルバクラブ フクイ）だった。2位はキッズクラスで国内トップレベルの中島渉（FELT-mistral）が入り、3位は川瀬博之（バルバクラブ トヤマ）が入った。
C4結果
1位 酒井紀章（バルバクラブ フクイ）
2位 中島渉（FELT-mistral）
3位 川瀬博之（バルバクラブ トヤマ）
4位 眞中繁（3PEAK）
5位 Riikonen Antti
6位 栗田大輝（GROOVY）
小学校高学年、低学年
小学校高学年の部がスタート photo:Kei Tsuji小学校高学年 優勝した綾野尋（cycluclub3up） photo:Kei Tsuji小学校高学年 コース脇から熱い声援が飛ぶ photo:Kei Tsuji小学校クラスの優勝者にもスペシャルカウベルが贈呈 photo:Kei Tsuji小学校低学年表彰台 photo:Kei Tsuji大人に一歩も負けない熱い勝負が繰り広げられた2つの小学生カテゴリー。高学年の部は序盤から綾野尋（cycluclub3up）が独走し、宮嵜孝志（Team ProRide）の追い上げを交わして勝利。低学年の部は山田愛太（ウェストベルグ プロライド）が優勝した。
小学校高学年結果
1位 綾野尋（cycluclub3up）
2位 宮嵜孝志（Team ProRide）
3位 中島瞳（FELT-mistral）
小学校低学年結果
1位 山田愛太（ウェストベルグ プロライド）
2位 飯塚嵐（RinRinRacing子供自転車競技部）
3位 水谷啓人（BUCYO COFFEE.CLT）
爆笑 シングルスピードクラス （初日）ムービー
初日に開催されたシングルスピードクラスの模様をムービーでお届け。「仮装が正装」とも言われる愉快な様子をお楽しみください。
photo:Kei.Tsuji
text:So.Isobe
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