展示の幅を広げた日本最大級のスポーツバイクフェス　サイクルモード開幕

毎年恒例となった日本最大級のスポーツバイクフェス「サイクルモードインターナショナル」が開幕した。11年目を迎えた今年は349ブランドから、展示車1,005台と試乗車402台が集結した。

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いよいよ開幕したサイクルモード2015
幕張メッセのある千葉市より千葉市長の熊谷俊人氏が挨拶 テープカットと共にサイクルモード2015が開幕


熊谷俊人千葉市長、経済産業省製造産業局車両室長である塩手能景氏らが集った開会式で幕を開けたサイクルモード。9時には販売店向けの優先入場が、11時には一般開場が行われ、今なお衰えないスポーツバイク人気を象徴するように、金曜日のデイタイムにも関わらず多くの来場者が集った。

昨年と同じ11月第1週の3日間で開催されているサイクルモードインターナショナル2015。11年目を迎えた今年は、152社・団体から349ブランドが出展し、1,005台の展示車と402台の試乗車が幕張メッセに揃っている。

今年も最先端のテクノロジーが詰め込まれたレーシングバイク＆パーツに加え、ツーリングやアーバンライドなどに対応した、豊かなバイクライフを提案してくれるアイテムも豊富に展示。

ピナレロ社長であるファウスト・ピナレロ氏が来日。初日金曜日のみの滞在だと言う
アップグレードの提案をコンセプトとしたシマノのブース キャニオンブースでは、ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）の実車を展示


また、今年は自転車とクルマのある生活を提案する「シックスホイールスタイル」や、各地の観光協会などが出展する「ジテンシャ×旅フェア」、スポーツ/電動アシスト車が集う「e-BIKE EXPO」など、従来の枠から一歩踏み出した展示も行われている。もちろん今年も各ブランドが試乗車を用意しており、その数は合計で402台。3日間を通して見て、触って、試して、体感することが可能だ。

日本マーケット視察のため、海外ブランドの首脳陣が来日したことも話題の一つだろう。ピナレロブースには金曜日限定でファウスト・ピナレロ氏が、東商会ブースにはサーヴェロ代表のフィル・ホワイト氏が、日直商会にはクリスティアーノ・デローザ氏が来日し、日曜日にはメインブースでのトークショーが予定されている。他にも各社スタッフが来日しており、製品の開発裏話を直接聞くことができるかも。

サイクルモードで初のお披露目となったSH+のエアロヘルメット、シャリマ（参考出品）と、SH+のCEO、ジャンルーカ・ポリ氏 ハンドメイドバイクの展示も数多い。写真はケルビムブース

インターマックスではSTAGESを体感できるブースを用意している ピナレロブースにはチームスカイ仕様のジャガーFタイプが展示され、大注目を浴びていた

パナレーサーでは、新型となったRACE EVO3タイヤを展示 会場に華を添えるガールズバイクキャビンブース


依然ブームを巻き起こしている弱虫ペダルも、今年のサイクルモードで忘れてはならない。作者の渡辺航先生のトークショーが今年も土日で開催される予定で、キャラクターの描かれたブースも目立つ存在。女性の来場者が多かったのは昨年と同様で、各社ブースにも女性用アイテムの割合が増えているように感じた。

メインステージや各ブースではゲストを招いてのトークショーやサイン会が随時開催される予定で、金曜日は平野由香里さんによるインドアバイクレッスンが行われ、会場の盛り上がりに買っていた。来場者が増える明日、あさってはより賑わうこと間違い無しだろう。

試乗前にはビギナー講習会が行われる 快晴の中で行われている試乗

キャニオンなど人気ブランドでは試乗待ちの列ができている 来場者のお腹を満たすグルメも忘れてはならない存在だ

グランフォンド軽井沢のブースではキャベツがてんこ盛りでした 宇都宮ブリッツェンの広瀬GMと那須ブラーゼンの若杉GMによるトークショー


2日目の土曜日からは屋外イベントが開催される。今年は開催2回目を迎える「STARLIGHT CROSS in CYCLE MODE」（直前ガイド記事はこちら）に加え、「GREAT EARTH」とのコラボライドイベント、そして海浜幕張公園では迫力のレースが繰り広げられる「JBCF幕張クリテリウム&エンデューロinサイクルモード」が開催される。STARLIGHT CROSSとJBCFクリテ&エンデューロはいずれも幕張メッセから徒歩10分圏内なので、是非会場をのぞいてみてはいかがだろう。

シクロワイアードでは、後日よりサイクルモードの各ブースで発見した新製品や気になるアイテムを、担当者に聞いた開発のエピソードなど共に大ボリュームで紹介する予定だ。ご期待下さい。

text:So.Isobe
photo:CW編集部