休息日空けの大集団スプリント。初のグランツールステージ優勝を挙げたダニー・ファンポッペルや、ゴール直前で吸収されたマキシム・ブエ、舟状骨骨折でDNSを強いられたクリス・フルームらのコメントを紹介します。



ダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)

豪快にシャンパンを空けるダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)豪快にシャンパンを空けるダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング) photo:CorVos
集団スプリントを制したダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)集団スプリントを制したダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング) photo:Tim de Waele祝福されるダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)祝福されるダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング) photo:CorVosこのブエルタで最初に掴んだチャンスだった。第1週目は体調不良と熱さにやられてしまい機会を逃してしまっていたし、そのことに対して自分に怒りを感じていた。今日はチャンスだと分かっていたし、素晴しい働きをしてくれていたチームに対しての責任もあった。素晴しい結果となって嬉しく思っているよ。

今日は自分に強さを感じていたし、微妙な登りスプリントで誰にも負けない自信があった。特に仲間が一日を通して牽き続けてくれたことが、僕にとても大きなモチベーションを与えてくれた。

最初はパンクしていることに気付いていなくて、違和感を感じた時も前輪のスローパンクかなと思いそのまま続けようとした。結局は交換を強いられたけれど、すぐに修理してもらって、チームカーの後ろについて復帰できた。マルケルとリカルドが集団まで押し上げ、フランクとポポが集団先頭まで引き戻してくれたんだ。ポポは僕をデゲンコルブの番手まで連れて行ってくれた。ゴール前はいくつかアタックが発生したりと少しカオスだった。

デゲンコルブはスプリントのラインを間違えていたけれど、僕は少し離れた場所に追いやられてしまったので、かなり早いタイミングから仕掛ける必要があった。でも踏み始めたら脚に力を感じたし、ライバルを簡単に抜き去ることができた。本当に嬉しいよ。

パンクからゴールまで距離が残っていなかったから、あの時は少しストレスを感じていた。でも迅速な修理と調子の良さを感じていたし、監督が”落ち着いて復帰しろ”と伝えてくれたいた。戻ったタイミングでスプリントに向けた勝負が始まったから、パーフェクトなタイミングだった。ワールドツアーレベルの勝利は僕にとって大きいし、とても大切なできごとさ。本当に嬉しいね。

スプリントで競り合うダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)やダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)スプリントで競り合うダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)やダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ) photo:CorVos
ステージ2位、ダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)

逃げグループをキャッチできるか否か、ギリギリのところになると思っていた。残り500mの時点で実際にもそうなった訳だけども。スプリントでもダニーがゴール前30〜40mで僕を抜いていった時に心が折れてしまった。僕が対抗できる策はなにも無かったんだ。チームメイトが献身的に僕をアシストしてくれたぶん、勝てずに申し訳が無い。でも全力で勝利を狙えたことについては嬉しく思っているよ。

ステージ3位のトッシュ・ファンデルサンド(ベルギー、ロット・ソウダル)

平坦のスプリントでは勝機を見出せないのが常なので、3位という結果は嬉しく思っている。普段は登り勾配のゴール勝負が得意なんだ。このブエルタでは既にブアニ、ペルッキ、サガン、イワンが去ったから誰にでもチャンスがあるし、逆にカオスな状態も生んでいる。ユールやアダム、ヤスパーが先頭まで引き上げてくれたけれど、勝負には運も必要だ。第1週目で僕は5回もトップ10入りしている。状態は良いのでこのままチャンスを掴んでいきたい。

ゴール直前で吸収されたマキシム・ブエ(フランス、エティックス・クイックステップ)

残り300mで吸収されたマキシム・ブエ(フランス、エティックス・クイックステップ)残り300mで吸収されたマキシム・ブエ(フランス、エティックス・クイックステップ) photo:Tim de Waele逃げるマキシム・ブエ(フランス、エティックス・クイックステップ)ら逃げるマキシム・ブエ(フランス、エティックス・クイックステップ)ら photo:CorVos今朝のミーティングで逃げに乗ろうと決めた。ニコラス(マース)が集団スプリント、総合13位のブランビッラは力を温存するために集団に残ろうとなったんだ。10〜15km地点で勇気を出して逃げに加わり、その動きが決まった。でもアスタナが集団を牽いたことで、5分以上のアドバンテージを許してもらえなかった。

終盤はスプリントに持ち込みたいチームが集団を牽いたが、僕らも上手く協調できていた。残り30kmからは全力さ。残り18km地点でまだ2分差をキープできていたので、"これはいけるんじゃないか?"と思い始めた。だから最後はあのような走りをした。

逃げグループ内には強い選手ばかりで、リンデマンのコンディションには少し脅威を感じていた。グジャールがのアタックにも反応できたけれど、彼はああいった終盤のアタックが強い。最後はヴェンターが先行したけれど、僕は若干距離を取ってタイミングを待ち、吸収と共に全力で踏み込んだ。後ろから押し寄せる集団の雰囲気を感じていたけれど、決して踏み止めなかった。でも残念なことに残り2〜300mで遂に捕まってしまった。残念に思っているよ。

パリ〜ルーベの後から浮き沈みしてきたけれど、先週は調子の良さを感じていた。ブエルタに来る前には良いベース作りができていたんだ。今は総合23位で、それでも逃げに加われたことは調子の良いってことだろう。アタックするのは好きだし、今日は叶わなかったけどまたチャンスを狙っていく。戦いはまだ終わってないし、調子だって良い。チャレンジしない手は無いだろう?ブランビッラの総合を守りつつ、チームとしてもアタックを仕掛けていくよ。ステージ優勝を目指して頑張る。

舟状骨骨折でDNSを強いられたクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)

昨ステージで舟状骨骨折を負ったクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)昨ステージで舟状骨骨折を負ったクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:CorVosフィニッシュした新城幸也(ユーロップカー)フィニッシュした新城幸也(ユーロップカー) photo:Miwa Iijimaレースを去るのは本当に残念だが、昨日の負傷は全くレースを続ける状況ではない。身体の右側を強く打ち付けてしまい、衝撃が右足に集中してしまった。素晴しいアシストもあって気力でゴールまで辿り着いたけれど、自転車を降りたら少しも右足に体重をかけられないことに気付いた。

MRI検査の結果は舟状骨骨折。これから僕がなすべきは、医療チームと協力して一刻も早く怪我を回復させることだ。チームスカイは素晴しいメンバーでブエルタに臨んでいたし、最後まで彼らと戦いたかった。自宅からレースに残る皆に応援を送りたいと思う。それから応援のメッセージを送ってくれたファンのみんな、ありがとう。すぐに戻ってくるよ。

アシスト役を務めた新城幸也(ユーロップカー)

足の調子はとても良かった!トニーがスプリントするというので、アシストに回った。2級山岳を過ぎてからも予想以上にコースがきつくて、どのチームも追うことに苦戦し、かなり疲労していると思うので、明日は自分が逃げるチャンスだと思う。コース的にも逃げ切れる可能性が大きいので、頑張りたい。

選手コメントは各チーム公式サイト、ならびにTeamユキヤ通信より。

text:So.Isobe


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