フランス南部ポーで1回目の休息日を迎えたツール・ド・フランスに衝撃が走った。コンタドールのアシストを務めるイヴァン・バッソ(イタリア、ティンコフ・サクソ)が精巣がんを患っていることが発覚。直ちにバッソはイタリアに帰国し、治療に専念する。



イヴァン・バッソ(イタリア、ティンコフ・サクソ)イヴァン・バッソ(イタリア、ティンコフ・サクソ) photo:Tim de Waeleツールが休息日を迎えた7月13日、ポーで開かれたティンコフ・サクソの記者会見でバッソが精巣がんの診断を受けたと発表された。

ジロでコンタドールのアシストとして力を尽くしたイヴァン・バッソ(イタリア、ティンコフ・サクソ)ジロでコンタドールのアシストとして力を尽くしたイヴァン・バッソ(イタリア、ティンコフ・サクソ) photo:Kei Tsuji「ポーの病院で精密検査を受けた結果、左の睾丸に小さながんが見つかった」。記者会見でバッソはがん発見の経緯を以下のように説明した。

バッソは第5ステージで落車し、ダメージを負った睾丸の痛みに耐えながらレースを継続。痛みがひかないためティンコフ・サクソのチームドクターが検査をしたところ、睾丸にしこりが発見された。バッソは日曜日の第9ステージ終了後にツールの移動式医療トラックでX線検査を受け、月曜日にポーの病院で受診。検査の結果、しこりが悪性(がん性)腫瘍であるとの診断を受けた。がんのステージ(進行度)などは発表されていない。

「今日ここでレースを離脱してイタリアに帰国する。すでにイタリアの専門医にコンタクトを取っており、早期に手術を受ける予定だ。(記者会見の)2時間ほど前に発覚したことなので、これ以上の情報は持ち合わせていない。今すぐ離脱しなければならない」とバッソは語る。記者会見後にバッソはポー空港に向かい、帰国の途についた。

記者会見でバッソの隣に座ったアルベルト・コンタドール(スペイン)は「こんなことになるなんて想像していなかった」とコメントする。「いま最も優先しなければならないのはイヴァンをサポートすることであり、彼の早期の回復を祈るしかない。チームはマイヨジョーヌを目指し、パリで彼にマイヨジョーヌを渡すために戦い続ける。この半年のうち、彼と少なくとも120日間を一緒に過ごし、密接な関係を築いていた。彼とパリで再開し、ツールでの成功を祝福したい」。

2006年と2010年にジロ・デ・イタリアを制したバッソは現在37歳。今シーズンからティンコフ・サクソに加わり、ジロではコンタドールの総合優勝をアシストした。治療の成功と、早期の回復を祈るほかない。

text:Kei Tsuji in Pau, France
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