多くのトライアスリートから信頼を集めるプロファイルデザイン。トレンドとなっている25mm幅タイヤに対応するワイドリム採用のカーボンディープホイール「TWENTYFOUR(トゥエンティ・フォー)」にステルスカラーの「ブラック エディション」が登場した。



TWENTYFOUR(トゥエンティ・フォー)シリーズは、その名の通り24mm幅のワイドリムを持つフルカーボンホイールシリーズ。ラインアップには78mm、58mm、38mmとリムハイトが異なる3種類が揃い、いずれもクリンチャーとチューブラーが用意されている。

プロファイルデザイン TWENTYFOUR ブラックエディションプロファイルデザイン TWENTYFOUR ブラックエディション (c)カワシマサイクルサプライ
今回、先行してステルスカラーの「ブラックエディション」が発売されるのはその中でも58mmハイトのクリンチャーモデル。空力性能と重量のバランスに優れ、登りから平坦、下りまでシチュエーションを選ばず活躍するオールラウンドモデルとして、ラインアップの中核を担うモデルだ。

リム素材には高い耐熱性を持つカーボンプリプレグを採用。ブレーキング時に熱の発生を抑えるのではなく、運動エネルギーを効率的に熱エネルギーに変換し、ブレーキング性能を高める手法をとっている。特許を取得したセミオートマチック・レイアップ工法が採用され、半自動的にカーボンを積層することでエア混入を防ぎ、高い制動力を持つリムを実現する。また、CFD流体数値力学を用いたリムデザインによって、斜め前方からの向かい風でも前に進む力が働くように設計されている。

フロントハブは20本のスポークをラジアル組で組むフロントハブは20本のスポークをラジアル組で組む (c)www.profile-design.comフリーボディはシマノ、スラムの10速と11速に対応するフリーボディはシマノ、スラムの10速と11速に対応する (c)www.profile-design.com

CFD流体数値力学を用いたリムデザインにより、斜め前方からの向かい風を推進力へと変換するCFD流体数値力学を用いたリムデザインにより、斜め前方からの向かい風を推進力へと変換する (c)カワシマサイクルサプライTORAYCA製カーボン繊維と高い熱転移温度をもつレジンを組み合わせ耐熱性を最適化し、制動距離を大幅に短縮。TORAYCA製カーボン繊維と高い熱転移温度をもつレジンを組み合わせ耐熱性を最適化し、制動距離を大幅に短縮。 (c)カワシマサイクルサプライ


スポークとニップルはいずれもSAPIM製で、スポークは強度と剛性に優れたストレートプル方式のCX-Ray ステンレスエアロ。ニップルはPolyax ニップルだ。前20本のラジアル組、後24本のラジアル/2クロス組で、組み上げ後はホーランド・メカニクス・プロのビルディングマシンで品質のチェックが行われ、高精度に仕上げられている。

ハブは7001-T6 アルミを素材に使ったフリーボディとハブボディを採用。リアハブはドライブ側をラージフランジとすることで、駆動剛性をアップ。ベアリングには一般的なベアリングより29%も耐久性の高いTPIシールドカートリッジベアリングを採用し、高い耐久性を実現した。

フリーボディはシマノ/スラムの10速と11速の両方に対応している。ホイール重量はチューブラーがフロント631g、リア800g、前後あわせて1,431gで、クリンチャーはフロント728g、リア904g、前後合わせて1,632gだ。なお、38mmハイト及び78mmハイトと、各チューブラーバージョン(58mmを含む)は8月末の入荷が予定されている。



TWENTYFOUR 58 カーボンホイール ブラックエディション
マテリアル:ハイ TGポイント220°C レジン UDカーボン
リムハイト:58mm
リム幅:24mm
対応タイヤ幅:24~28mm(チューブラー)、25~28C(クリンチャー)
スポーク:SAPIM CX-RAY ステンレスエアロ(フロント:20H、リア:24H)
ニップル:SAPIM POLYAX
ハ ブ:高精度アルミボディ、シールドベアリング
カセット:シマノ、スラム 10/11S対応
重 量:1,431g(チューブラー)、1,632g(クリンチャー)
付属品:専用ブレーキパッド、エアロクイックリリース、バルブエクステンダー、スペアスポーク、リムスフラップ、タイヤレバー(クリンチャーのみ)
税抜価格:88,660円(クリンチャーフロント)、99,410円(クリンチャーリア)、83,290円(チューブラーフロント)、94,030円(チューブラーリア)