すでに世界各地で動き出している2015年シーズン。開幕戦ツアー・ダウンアンダーを走ったバイクを紹介する特集記事も第4弾に。今回はジャイアント・アルペシン、カチューシャ、ロットNLユンボ、チームスカイのバイクをピックアップします。



ジャイアント・アルペシン ジャイアント PROPEL Advanced SL

ジャイアント・アルペシン ジャイアント PROPEL Advanced SLジャイアント・アルペシン ジャイアント PROPEL Advanced SL photo:Kei Tsuji
登録をオランダからドイツに変更したジャイアント・アルペシンはメインスポンサーであるジャイアントのPROPEL Advanced SLに乗る。コンパクトなVブレーキを採用したエアロロードバイクでマルセル・キッテル(ドイツ)が開幕スプリントを制した。メカニック曰く、2014年からの変更点はフレームのカラー(アルペシンの赤色が加わった)とパイオニアのペダリングモニター導入のみ。コンポーネントやホイール、ステム、ハンドル等は全てシマノ&PROだ。写真のキッテルのバイクサイズはL。サドルは後ろに目一杯下げていた。

マルセル・キッテルはサドルを目一杯後退マルセル・キッテルはサドルを目一杯後退 photo:Kei Tsujiアルペシンのカラーが加わったフォークに沿ったVブレーキアルペシンのカラーが加わったフォークに沿ったVブレーキ photo:Kei Tsuji

チェーンステーのクリアランスは十分チェーンステーのクリアランスは十分 photo:Kei Tsuji今シーズンからパイオニアのペダリングモニターを導入今シーズンからパイオニアのペダリングモニターを導入 photo:Kei Tsuji



カチューシャ キャニオン AEROAD CF SLX

カチューシャ キャニオン AEROAD CF SLXカチューシャ キャニオン AEROAD CF SLX photo:Kei Tsuji
同じキャニオンに乗るモビスター同様、カチューシャの選手の多くもエアロロードバイクのAEROAD CF SLXをセレクト。モビスターとは異なり、シマノ・デュラエース9070Di2のコンポーネントとマヴィックのホイールという組み合わせだ。シーズン初戦のためメカニックは選手たちと打ち合わせしながら慌ただしくセッティングを変更(写真のバイクにも直前までSRMパワーメーターが付いていた)。ステム一体型ハンドルの前部にSRMのマウントが取り付けられている。セライタリアのサドルは赤い模様が入ったチームエディション。

チームカラーのセライタリアSLRチームカラーのセライタリアSLR photo:Kei Tsuji全てのAEROAD CF SLXがステム一体型ハンドルを装備全てのAEROAD CF SLXがステム一体型ハンドルを装備 photo:Kei Tsuji

SRMのマウントが付くステム一体型ハンドルSRMのマウントが付くステム一体型ハンドル photo:Kei Tsujiブレーキはダイレクトマウント方式ブレーキはダイレクトマウント方式 photo:Kei Tsuji



ロットNLユンボ ビアンキ OLTRE XR2

ロットNLユンボ ビアンキ OLTRE XR2ロットNLユンボ ビアンキ OLTRE XR2 photo:Kei Tsuji
ロットNLユンボのメインバイクはビアンキのOLTRE XR2。チームカラーをガラッと変えたがチームバイクのカラーはチェレステのままだ。パワーメーターはチームカラーに合わせた黄色いパイオニアのペダリングモニター。クランクとチェーンステーの間には余裕があり、クッションの上にマグネットが付けられている。コンポーネントはシマノ・デュラエース9070Di2でハンドルやステムはFSA。シーズン開幕を前にメカニックたちはヴィットリア・コルサSC(25mm)のタイヤ貼りに追われていた。

ハンドル周りはFSA製品が固められているハンドル周りはFSA製品が固められている photo:Kei Tsujiタイヤはヴィットリア・コルサSC(25mm)タイヤはヴィットリア・コルサSC(25mm) photo:Kei Tsuji

黄色いパイオニアのペダリングモニター黄色いパイオニアのペダリングモニター photo:Kei Tsujiチェーンステーとペダリングモニターのクリアランスは大きめチェーンステーとペダリングモニターのクリアランスは大きめ photo:Kei Tsuji



チームスカイ ピナレロ DOGMA F8

チームスカイ ピナレロ DOGMA F8チームスカイ ピナレロ DOGMA F8 photo:Kei Tsuji
2秒差の総合2位に入ったリッチー・ポートを含め、チームスカイの選手たちは全員がピナレロのDOGMA F8に乗る。身長172cmのポートのサドル高は680mmで、昨シーズンの終わり頃から167.5mmのクランクを使用している。パワーメーターは昨シーズンから引き続きステージズパワーだ。コンポーネントからホイール、ステム、ハンドルに至るまでシマノ&PROで統一されており、チームスカイの青ラインが入ったステムは116mm。ノーマルクランクに大きめのリアカセットがここ数年のトレンドだ。

フィジークの旧型アリアンテを愛用するリッチー・ポートフィジークの旧型アリアンテを愛用するリッチー・ポート photo:Kei TsujiステムやハンドルはPRO製で、ハンドル幅は40cm(C-C)ステムやハンドルはPRO製で、ハンドル幅は40cm(C-C) photo:Kei Tsuji

ステージズパワー付き167.5mmクランクを使用ステージズパワー付き167.5mmクランクを使用 photo:Kei Tsujiチームスカイの青ラインが入ったステムは116mmチームスカイの青ラインが入ったステムは116mm photo:Kei Tsuji


text:Kei Tsuji