第3ステージは朝8時半から22.6kmの個人タイムトライアル(TT)が行われ、グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)が優勝し、総合トップとなった。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、昨年スロベニアのタイムトライアルチャンピオン、グレゴール・ガズヴォダがチーム内では最高タイムの30分02秒でゴールした。

トップタイムをマークしたグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)トップタイムをマークしたグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク) photo:www.tour-poitou-charentes.com以下はCyclisme Japonによるレース詳細レポート

第3ステージは、タイムトライアルスペシャリスト向きの細い道で3つの坂を含む22.6kmのコース。朝太陽がまだ登らない6時半にホテルを出発し、選手はコースを1度試走して、レースに挑んだ。

昨年、スロベニアのTTチャンピオンのグレゴール・ガズヴォダは、レース前から気合が入る。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの第1走者、福島晋一は8時38分にスタート。だが、スタート直後に後輪がパンクし、33分17秒のタイムでゴールした。

好調にスタートした増田成幸(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)好調にスタートした増田成幸(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン) photo:Cyclisme Japonタイムトライアルはどちらかと言うと得意の増田成幸だったが、まだ2kmほどしか進んでいない最初の下りでこれまた後輪をパンク。普段のレースではパンクしないのだが、今日に限っては立て続けにパンクに見舞われた。午後からのレースを見据え、その後増田はパワーをセーブして走った。

期待されたガズヴォダは、30分02秒でゴール。チーム内では一番いいタイムだが、本人はこの不本意な成績に肩を落とした。うまく集中できず本来のパワーを出せなかったようだ。この日ガズヴォダは1分33秒遅れのステージ25位となり、総合26位となった。

浅田監督のコメント
タイムトライアルはスペシャリストのガズヴォダに期待がかかったが、力が発揮できなかったようだ。全体的に平凡なタイムで終わってしまった。


ツール・デュ・ポワトゥー・シャラント2009第3ステージ
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)28'29"
2位 ダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)+25"
3位 ブレット・ランカスター(オーストラリア、サーヴェロ)+32"
4位 ニコラ・ルソー(フランス、アージェードゥーゼル)+40"
5位 ドリス・デヴェナインス(ベルギー、クイックステップ)
・・・
25位 グレゴール・ガズヴォダ(スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+1'33"
65位 セバスチャン・イヴァース(フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+2'27"
106位 宮澤崇史(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+3'43"
117位 ミカエル・ダミアン(フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+4'17"
120位 福島晋一(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+4'48"
126位 増田成幸(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+5'55"

個人総合成績
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)8h58'13"
2位 ブレット・ランカスター(オーストラリア、サーヴェロ)+32"
3位 ダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)+33"
4位 ニコラ・ルソー(フランス、アージェードゥーゼル)+37"
5位 ドリス・デヴェナインス(ベルギー、クイックステップ)+40"
・・・
26位 グレゴール・ガズヴォダ(スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+1'43"
62位 セバスチャン・イヴァース(フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+2'37"
93位 宮澤崇史(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+3'43"
101位 ミカエル・ダミアン(フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+4'21"
110位 増田成幸(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+6'24"
123位 福島晋一(日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+14'10"

text:Cyclisme Japon
photo:Cyclisme Japon, www.tour-poitou-charentes.com