ツール・ド・フランスを終え、UCI(国際自転車競技連盟)は最新のUCIワールドランキングを発表した。個人ランキングトップに躍り出たのは、ツールで264ポイントを獲得した同大会覇者のアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)。チームランキングではアスタナが、国別ランキングではスペインがトップだ。

パリで2度目のマイヨジョーヌを受け取ったアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)パリで2度目のマイヨジョーヌを受け取ったアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ) photo:Makoto Ayano世界最大のロードレースツール・ド・フランスが閉幕。同大会で総合優勝(200ポイント)&ステージ2勝(40ポイント)を飾り、合計264ポイント獲得したアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)が個人ランキングトップに躍り出た。

コンタドールはパリ〜ニースブエルタ・アル・パイスバスコドーフィネ・リベレでもポイントを量産。それまでトップに君臨していたアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケースデパーニュ)がツールを欠場したため、コンタドールが一躍トップに。

ツールでステージ6勝を飾ったマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)とステージ5位の新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)ツールでステージ6勝を飾ったマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)とステージ5位の新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム) photo:Cor Vosランキング2位につけるのは、ツール総合2位に入って172ポイントを量産したアンディ・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)。ステージ6勝を飾って126ポイントを獲得したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)がランキング3位に続く。

ツール第2ステージで5位に入った新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)が2ポイント獲得で184位。ポイント対象選手はステージ5位までのため、ステージ7位&8位&敢闘賞獲得の別府史之(日本、スキル・シマノ)はポイント獲得ならず。

チームランキングでは、ランス・アームストロング(アメリカ)が総合3位に入るなど、ツールで圧倒的な力を見せたアスタナが4位から首位に浮上。サクソバンクとチームコロンビア・HTCが続き、それまでトップに君臨していたケースデパーニュはバルベルデ欠場による失速で5位にダウン。

国別ランキングではスペインが依然としてトップを維持し、ツールでさらにそのリードを広げている。また、新城幸也のポイント獲得により、日本が国別ランキング32位に入っている。


UCIワールドランキング(7月27日付け)
個人ランキング
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)527pts
2位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)334pts
3位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)304pts
4位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケースデパーニュ)295pts
5位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、リクイガス)250pts
6位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)232pts
7位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)219pts
8位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)218pts
9位 ハインリッヒ・ハウッスラー(ドイツ、サーヴェロ)217pts
10位 トル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ)216pts

チームランキング
1位 アスタナ 1082pts
2位 サクソバンク 863pts
3位 チームコロンビア・HTC 750pts
4位 リクイガス 740pts
5位 ケースデパーニュ 710pts

国別ランキング
1位 スペイン 1334pts
2位 イタリア 910pts
3位 オーストラリア 706pts
4位 ドイツ 661pts
5位 ロシア 580pts