2014/03/27(木) - 09:26
2014年のUCIワールドツアーはまだ始まったばかりだが、ミラノ～サンレモが終わりクラシックシーズンへと入っていく。現在のワールドツアーランキングはサンレモ勝者アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、カチューシャ）が4位にジャンプアップしている。本格的なポイント争いの前に、現時点でのワールドツアーランキングを見ていこう。
ミラノ～サンレモを制したアレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、カチューシャ） photo:Cor Vos
パリ～ニースを制したカルロスアルベルト・ベタンクール（コロンビア、AG2Rラモンディアール） photo:Tim de Waele
ツアー・ダウンアンダーでエヴァンスを引き離すサイモン・ゲランス（オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ） photo:Kei Tsuji
ティレーノ～アドリアティコでマリアアッズーラを手にしたアルベルト・コンタドール（スペイン、ティンコフ・サクソ） photo:Riccardo Scanferla
ツアー・ダウンアンダーで総合2位のカデル・エヴァンスはワールドランキング5位（オーストラリア、BMCレーシングチーム） photo:Mark Gunter現在、UCIワールドツアー全27大会中、終了しているのはツアー・ダウンアンダー、パリ〜ニース、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモの4大会。シーズン始めとあって、まだまだ順位の変動が激しい時期だ。過酷な雨のミラノ～サンレモを制したアレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、カチューシャ）がミラノ～サンレモの優勝100ポイントを獲得し、一躍4位にジャンプアップしている。カチューシャにとって2度目のモニュメントでの勝利によって、チームポイントは147ポイントとなり、チームランキングも8位に浮上している。
現在の個人ランキング上位は、上記4大会のいずれかで優勝している選手によって占められている。1位は114ポイントでパリ～ニースの覇者カルロスアルベルト・ベタンクール（コロンビア、AG2Rラモンディアール）。
2位で同じく114ポイントのサイモン・ゲランス（オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ）はツアーダウンアンダーでポイントを稼いだ。ティレーノ〜アドリアティコで好調さを見せたアルベルト・コンタドール（スペイン、ティンコフ・サクソ）が112ポイントで3位につけており、4位に101ポイントでクリストフが入る。
その後ろにはカデル・エヴァンス（オーストラリア、BMCレーシング）、ルイ・コスタ（ポルトガル、ランプレ・メリダ）、ファビアン・カンチェラーラ（スイス、トレックファクトリーレーシング）と続いていく。
これからの本格的な幕開けを迎えるクラシックシーズンで、カンチェラーラをはじめとしたクラシックハンターたちの活躍でポイント順位は入れ替わっていくだろう。
国別ランキングでは、ダウンアンダーで気を吐いたオーストラリアが336ポイントで1位。そしてスペイン2位、コロンビア3位と順位が入れ替わった。特筆すべきは、22位だったノルウェーがクリストフの活躍によって一気に8位へとジャンプアップしたこと。
チームランキングでは2013年の優勝チームであるモビスターが218ポイントで、今年も好調な滑り出しを見せている。一方ベタンクール擁するAG2Rラモンディアールが2ポイント差で2位につけ、僅差の争いを演じている。3位にはランプレ・メリダが191ポイントで入っている。また、ミラノ～サンレモの結果、トレックファクトリーレーシングとチームスカイがそれぞれ168ポイントで5位と6位に入っている。
UCIワールドツアーはまだ始まったばかりだが、ミラノ～サンレモが告げたクラシックシーズンの開幕に合わせて、ポイント争いは激化していく。現在開催中のボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャに加え、3月28日にはE3ハレルベークとヘント〜ウェベルヘムが開催される。
そして翌週にはロンド・ファン・フラーンデレン、ブエルタ・アル・パイスバスコと2週間で5つのレースが開催され、どんどんランキングは変動していくだろうクラシックシーズン、普段あまり意識しないワールドツアーポイント争いも気にしながら観戦していくと面白いだろう。
UCIワールドツアーランキング2014 （3月26日現在）
個人ランキング
国別ランキング
1位 オーストラリア
2位 スペイン
3位 コロンビア
4位 フランス
5位 イタリア
6位 イギリス
7位 チェコ
8位 ノルウェー
9位 ポルトガル
10位 スイス
336pts
266pts
248pts
194pts
159pts
155pts
104pts
102pts
88pts
84pts
チームランキング
1位 モビスター
2位 AG2Rラモンディアール
3位 ランプレ・メリダ
4位 ティンコフ・サクソ
5位 トレックファクトリーレーシング
6位 チームスカイ
7位 オリカ・グリーンエッジ
8位 カチューシャ
9位 オメガファーマ・クイックステップ
10位 BMCレーシングチーム
218pts
216pts
191pts
183pts
168pts
168pts
153pts
147pts
101pts
100pts
UCIワールドツアーレースと優勝者リスト （3月26日現在）
ツアー・ダウンアンダー サイモン・ゲランス（オーストラリア）
パリ〜ニース カルロスアルベルト・ベタンクール（コロンビア）
ティレーノ〜アドリアティコ アルベルト・コンタドール（スペイン）
ミラノ〜サンレモ アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー）
text:Naoki YASUOKA
ミラノ～サンレモを制したアレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、カチューシャ） photo:Cor Vosパリ～ニースを制したカルロスアルベルト・ベタンクール（コロンビア、AG2Rラモンディアール） photo:Tim de Waeleツアー・ダウンアンダーでエヴァンスを引き離すサイモン・ゲランス（オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ） photo:Kei Tsujiティレーノ～アドリアティコでマリアアッズーラを手にしたアルベルト・コンタドール（スペイン、ティンコフ・サクソ） photo:Riccardo Scanferlaツアー・ダウンアンダーで総合2位のカデル・エヴァンスはワールドランキング5位（オーストラリア、BMCレーシングチーム） photo:Mark Gunter現在、UCIワールドツアー全27大会中、終了しているのはツアー・ダウンアンダー、パリ〜ニース、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモの4大会。シーズン始めとあって、まだまだ順位の変動が激しい時期だ。過酷な雨のミラノ～サンレモを制したアレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、カチューシャ）がミラノ～サンレモの優勝100ポイントを獲得し、一躍4位にジャンプアップしている。カチューシャにとって2度目のモニュメントでの勝利によって、チームポイントは147ポイントとなり、チームランキングも8位に浮上している。現在の個人ランキング上位は、上記4大会のいずれかで優勝している選手によって占められている。1位は114ポイントでパリ～ニースの覇者カルロスアルベルト・ベタンクール（コロンビア、AG2Rラモンディアール）。
2位で同じく114ポイントのサイモン・ゲランス（オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ）はツアーダウンアンダーでポイントを稼いだ。ティレーノ〜アドリアティコで好調さを見せたアルベルト・コンタドール（スペイン、ティンコフ・サクソ）が112ポイントで3位につけており、4位に101ポイントでクリストフが入る。
その後ろにはカデル・エヴァンス（オーストラリア、BMCレーシング）、ルイ・コスタ（ポルトガル、ランプレ・メリダ）、ファビアン・カンチェラーラ（スイス、トレックファクトリーレーシング）と続いていく。
これからの本格的な幕開けを迎えるクラシックシーズンで、カンチェラーラをはじめとしたクラシックハンターたちの活躍でポイント順位は入れ替わっていくだろう。
国別ランキングでは、ダウンアンダーで気を吐いたオーストラリアが336ポイントで1位。そしてスペイン2位、コロンビア3位と順位が入れ替わった。特筆すべきは、22位だったノルウェーがクリストフの活躍によって一気に8位へとジャンプアップしたこと。
チームランキングでは2013年の優勝チームであるモビスターが218ポイントで、今年も好調な滑り出しを見せている。一方ベタンクール擁するAG2Rラモンディアールが2ポイント差で2位につけ、僅差の争いを演じている。3位にはランプレ・メリダが191ポイントで入っている。また、ミラノ～サンレモの結果、トレックファクトリーレーシングとチームスカイがそれぞれ168ポイントで5位と6位に入っている。
UCIワールドツアーはまだ始まったばかりだが、ミラノ～サンレモが告げたクラシックシーズンの開幕に合わせて、ポイント争いは激化していく。現在開催中のボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャに加え、3月28日にはE3ハレルベークとヘント〜ウェベルヘムが開催される。
そして翌週にはロンド・ファン・フラーンデレン、ブエルタ・アル・パイスバスコと2週間で5つのレースが開催され、どんどんランキングは変動していくだろうクラシックシーズン、普段あまり意識しないワールドツアーポイント争いも気にしながら観戦していくと面白いだろう。
UCIワールドツアーランキング2014 （3月26日現在）
個人ランキング
1位 カルロスアルベルト・ベタンクール（コロンビア、AG2Rラモンディアール）
2位 サイモン・ゲランス（オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ）
3位 アルベルト・コンタドール（スペイン、ティンコフ・サクソ）
4位 アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、カチューシャ）
5位 カデル・エヴァンス（オーストラリア、BMCレーシング）
6位 ルイ・コスタ（ポルトガル、ランプレ・メリダ）
7位 ファビアン・カンチェラーラ（スイス、トレックファクトリーレーシング）
8位 ナイロ・クインターナ（コロンビア、モビスター）
9位 ディエゴ・ウリッシ（イタリア、ランプレ・メリダ）
10位 アルテュール・ヴィショ（フランス、FDJ.fr）
2位 サイモン・ゲランス（オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ）
3位 アルベルト・コンタドール（スペイン、ティンコフ・サクソ）
4位 アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、カチューシャ）
5位 カデル・エヴァンス（オーストラリア、BMCレーシング）
6位 ルイ・コスタ（ポルトガル、ランプレ・メリダ）
7位 ファビアン・カンチェラーラ（スイス、トレックファクトリーレーシング）
8位 ナイロ・クインターナ（コロンビア、モビスター）
9位 ディエゴ・ウリッシ（イタリア、ランプレ・メリダ）
10位 アルテュール・ヴィショ（フランス、FDJ.fr）
114pts
114pts
112pts
101pts
88pts
88pts
84pts
84pts
83pts
78pts
114pts
112pts
101pts
88pts
88pts
84pts
84pts
83pts
78pts
国別ランキング
1位 オーストラリア
2位 スペイン
3位 コロンビア
4位 フランス
5位 イタリア
6位 イギリス
7位 チェコ
8位 ノルウェー
9位 ポルトガル
10位 スイス
336pts
266pts
248pts
194pts
159pts
155pts
104pts
102pts
88pts
84pts
チームランキング
1位 モビスター
2位 AG2Rラモンディアール
3位 ランプレ・メリダ
4位 ティンコフ・サクソ
5位 トレックファクトリーレーシング
6位 チームスカイ
7位 オリカ・グリーンエッジ
8位 カチューシャ
9位 オメガファーマ・クイックステップ
10位 BMCレーシングチーム
218pts
216pts
191pts
183pts
168pts
168pts
153pts
147pts
101pts
100pts
UCIワールドツアーレースと優勝者リスト （3月26日現在）
ツアー・ダウンアンダー サイモン・ゲランス（オーストラリア）
パリ〜ニース カルロスアルベルト・ベタンクール（コロンビア）
ティレーノ〜アドリアティコ アルベルト・コンタドール（スペイン）
ミラノ〜サンレモ アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー）
text:Naoki YASUOKA
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