2014/02/23(日) - 16:22
ブエルタ・ア・アンダルシア"ルタ・デル・ソル"の後半2ステージはスプリンター向きの平坦コース。山場を乗り切ったスプリンターたちがバトルを繰り広げ、ゲラルド・チオレック（ドイツ、MTNキュベカ）が接戦を制した。
春の気配を感じさせるアンダルシア地方を行く photo:Cor Vos
逃げるハリス・オルベ（スペイン、エウスカディ）やエドワード・トゥーンス（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）ら photo:Cor Vos"ルタ・デル・ソル"第3ステージはセビーリャに至る183.8kmの平坦ステージ。ファビオ・シルベストレ（ポルトガル、トレックファクトリーレーシング）、エドワード・トゥーンス（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）、マルティン・トゥスフェルト（オランダ、ラボバンクデヴェロップメント）、ハリス・オルベ（スペイン、エウスカディ）という平均年齢22歳の若い逃げグループがレース序盤に形成されたものの、モビスターやロット・ベリソル率いるメイン集団から大きなリードは奪えず。逃げは残り10kmを切って吸収された。
アシストとしてメイン集団を牽引するブラドレー・ウィギンズ（イギリス、チームスカイ） photo:Cor Vosブラドレー・ウィギンズ（イギリス、チームスカイ）によるハイスピード集団牽引がアタックを許さず、各チームがスプリントに向けてトレインを組んで集団前方へ。50km/h前後で巡航するメイン集団の中で、残り3kmを切ってすぐに大落車が発生。ローレンス・テンダム（オランダ、ベルキン）らが巻き込まれたこの落車によって集団先頭は40名ほどに絞り込まれた。
横一線でフィニッシュするチオレック、アルント、ヤンス、ホフランド photo:Cor Vosチームスカイ、MTNキュベカ、ベルキンがそれぞれ人数を揃えてバトルを繰り広げて残り1km。どのチームも主導権を奪えない混戦状態のままスプリントが始まる。道幅いっぱいに広がったゴールスプリントで、モレノ・ホフランド（オランダ、ベルキン）、ロイ・ヤンス（ベルギー、ワンティ・グループグベルト）ニキアス・アルント（ドイツ、ジャイアント・シマノ）、ゲラルド・チオレック（ドイツ、MTNキュベカ）の4名が横一線でフィニッシュした。
片手を挙げたのは青いワンティ・グループグベルトのヤンス。しかし写真判定の結果、チオレックの勝利が決まった。
「アンディ（アンドレアス・スタウフ）の素晴らしいリードアウトのおかげで勝負に持ち込めた。チームにとって非常に意味のある勝利だ」と、今シーズン初勝利を飾ったチオレック。昨年ワイルドカード枠で出場しながらミラノ〜サンレモで金星を飾った27歳が今シーズンも順調な仕上がりを見せている。"ラ・プリマヴェーラ"ことミラノ〜サンレモ開催まで残りちょうど1ヶ月だ。
選手コメントはMTNキュベカ公式サイトより。
ブエルタ・ア・アンダルシア2014第3ステージ結果
1位 ゲラルド・チオレック（ドイツ、MTNキュベカ） 4h17'39"
2位 ロイ・ヤンス（ベルギー、ワンティ・グループグベルト）
3位 モレノ・ホフランド（オランダ、ベルキン）
4位 ニキアス・アルント（ドイツ、ジャイアント・シマノ）
5位 トム・ファンアスブロック（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）
6位 イェンス・デブシェール（ベルギー、ロット・ベリソル）
7位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン（ノルウェー、チームスカイ）
8位 ファビオ・シルベストレ（ポルトガル、トレックファクトリーレーシング）
9位 ケニース・ファンビルセン（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）
10位 ダヴィデ・ヴィガノ（イタリア、カハルーラル）
個人総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） 14h37'51"
2位 リッチー・ポート（オーストラリア、チームスカイ） +20"
3位 ルイスレオン・サンチェス（スペイン、カハルーラル） +22"
4位 ヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター） +33"
5位 タネル・カンゲルト（エストニア、アスタナ） +43"
6位 バウク・モレマ（オランダ、ベルキン） +44"
7位 トーマス・デガント（ベルギー、ワンティ・グループグベルト） +51"
8位 ダニエル・ナバーロ（スペイン、コフィディス） +55"
9位 ミケーレ・スカルポーニ（イタリア、アスタナ） +1'02"
10位 ルイスアンヘル・マテマルドネス（スペイン、コフィディス） +1'24"
ポイント賞
アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター）
山岳賞
トム・ファンアスブロック（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）
複合賞
アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター）
チーム総合成績
アスタナ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
春の気配を感じさせるアンダルシア地方を行く photo:Cor Vos逃げるハリス・オルベ（スペイン、エウスカディ）やエドワード・トゥーンス（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）ら photo:Cor Vos"ルタ・デル・ソル"第3ステージはセビーリャに至る183.8kmの平坦ステージ。ファビオ・シルベストレ（ポルトガル、トレックファクトリーレーシング）、エドワード・トゥーンス（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）、マルティン・トゥスフェルト（オランダ、ラボバンクデヴェロップメント）、ハリス・オルベ（スペイン、エウスカディ）という平均年齢22歳の若い逃げグループがレース序盤に形成されたものの、モビスターやロット・ベリソル率いるメイン集団から大きなリードは奪えず。逃げは残り10kmを切って吸収された。アシストとしてメイン集団を牽引するブラドレー・ウィギンズ（イギリス、チームスカイ） photo:Cor Vosブラドレー・ウィギンズ（イギリス、チームスカイ）によるハイスピード集団牽引がアタックを許さず、各チームがスプリントに向けてトレインを組んで集団前方へ。50km/h前後で巡航するメイン集団の中で、残り3kmを切ってすぐに大落車が発生。ローレンス・テンダム（オランダ、ベルキン）らが巻き込まれたこの落車によって集団先頭は40名ほどに絞り込まれた。横一線でフィニッシュするチオレック、アルント、ヤンス、ホフランド photo:Cor Vosチームスカイ、MTNキュベカ、ベルキンがそれぞれ人数を揃えてバトルを繰り広げて残り1km。どのチームも主導権を奪えない混戦状態のままスプリントが始まる。道幅いっぱいに広がったゴールスプリントで、モレノ・ホフランド（オランダ、ベルキン）、ロイ・ヤンス（ベルギー、ワンティ・グループグベルト）ニキアス・アルント（ドイツ、ジャイアント・シマノ）、ゲラルド・チオレック（ドイツ、MTNキュベカ）の4名が横一線でフィニッシュした。片手を挙げたのは青いワンティ・グループグベルトのヤンス。しかし写真判定の結果、チオレックの勝利が決まった。
「アンディ（アンドレアス・スタウフ）の素晴らしいリードアウトのおかげで勝負に持ち込めた。チームにとって非常に意味のある勝利だ」と、今シーズン初勝利を飾ったチオレック。昨年ワイルドカード枠で出場しながらミラノ〜サンレモで金星を飾った27歳が今シーズンも順調な仕上がりを見せている。"ラ・プリマヴェーラ"ことミラノ〜サンレモ開催まで残りちょうど1ヶ月だ。
選手コメントはMTNキュベカ公式サイトより。
ブエルタ・ア・アンダルシア2014第3ステージ結果
1位 ゲラルド・チオレック（ドイツ、MTNキュベカ） 4h17'39"
2位 ロイ・ヤンス（ベルギー、ワンティ・グループグベルト）
3位 モレノ・ホフランド（オランダ、ベルキン）
4位 ニキアス・アルント（ドイツ、ジャイアント・シマノ）
5位 トム・ファンアスブロック（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）
6位 イェンス・デブシェール（ベルギー、ロット・ベリソル）
7位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン（ノルウェー、チームスカイ）
8位 ファビオ・シルベストレ（ポルトガル、トレックファクトリーレーシング）
9位 ケニース・ファンビルセン（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）
10位 ダヴィデ・ヴィガノ（イタリア、カハルーラル）
個人総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） 14h37'51"
2位 リッチー・ポート（オーストラリア、チームスカイ） +20"
3位 ルイスレオン・サンチェス（スペイン、カハルーラル） +22"
4位 ヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター） +33"
5位 タネル・カンゲルト（エストニア、アスタナ） +43"
6位 バウク・モレマ（オランダ、ベルキン） +44"
7位 トーマス・デガント（ベルギー、ワンティ・グループグベルト） +51"
8位 ダニエル・ナバーロ（スペイン、コフィディス） +55"
9位 ミケーレ・スカルポーニ（イタリア、アスタナ） +1'02"
10位 ルイスアンヘル・マテマルドネス（スペイン、コフィディス） +1'24"
ポイント賞
アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター）
山岳賞
トム・ファンアスブロック（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）
複合賞
アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター）
チーム総合成績
アスタナ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
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