アキコーポレーションがTRP SPYREディスクブレーキをリコール

有限会社アキコーポレーション（所在地：大阪府守口市/代表取締役二宮明）は、同社が日本総代理店として取り扱いを行うTRP社の機械式DISCブレーキ「SPYRE SLC」と「SPYRE」の自主回収を行うことを決定した。以下リリースをもとに紹介する。

有限会社アキコーポレーションが⽇本輸⼊総代理店を務めるTRP社が製造販売する機械式DISCブレーキ「SPYRE SLC」と「SPYRE」においてブレーキレバーを過度に握った場合や、DISCパッドが規定以上に摩耗した状態で使⽤を続けると⾛⾏中にブレーキ制御ができなくなり、転倒や衝突などの重⼤事故に繋がる恐れがある事が判明し、対象となる製品の⾃主回収ならびに無償交換を行うことを決定した。

当社では対象製品が重⼤事故につながりうる重要なパーツであることから、当社輸⼊販売品に限らず海外通販等で購⼊した対象製品についても対策済みの代替品と交換する。対象製品を使用しているユーザーは直ちに使⽤を中⽌し、最寄りのAKIWORLD正規取扱販売店に相談して欲しい。なお対象商品が完成⾞購入時からOEMとして付属している場合は、完成車を購入した販売店での対応となる。

自主回収対象商品
SPYRE SLC アルミボディー+CARBON アーム
SPYRE アルミボディー+アルミアーム
自主回収対象商品：SPYRE SLC アルミボディー+CARBON アーム（左）、SPYRE アルミボディー+アルミアーム（右）

交換対象製品と対策済み製品の見分け方

交換対象品
ワイヤー固定ボルトが付いたアームのピボット部固定ボルトの頭の形状が星型のトルクスレンチ対応になっている。
交換対象品はワイヤー固定ボルトが付いたアームのピボット部固定ボルトの頭の形状が星型のトルクスレンチ対応になっている

対策済み製品
ワイヤー固定ボルトが付いたアームのピボット部固定ボルトに「03mm・PAD IN」の印字があり、またピボット部固定ボルトの頭の部分に丸型の穴のあいたキャップが取り付けられている。