2014年9月21日から28日までの期間で開催されるUCIロード世界選手権のコースが発表された。男女のチームTTに始まり、ジュニア男女、U23、エリート男女の個人タイムトライアルならびにロードレースがスペイン・ポンフェラーダを起点に開催される。



エリート男子チームタイムトライアルエリート男子チームタイムトライアル image:www.mundialciclismoponferrada.comスペイン北西部カスティーリャ・イ・レオン州のポンフェラーダを舞台に、2014年のロード世界選手権は開催される。ポンフェラーダは、ブエルタ・ア・エスパーニャでも度々登場する(直近は2011年の第13ステージ)人口7万人・標高520mの地方都市だ。

エリート男子個人タイムトライアルエリート男子個人タイムトライアル image:www.mundialciclismoponferrada.com財政危機によって一時は開催が危ぶまれ、コースの発表が例年よりも遅れた。12月に入ってようやくレース公式サイトが立ち上がり、開催に向けた準備が本格化している。その他、facebookページtwitterアカウントも稼働している。

開催されるのは2013年までと同様、男女のチームタイムトライアル、ジュニア男女タイムトライアル、U23タイムトライアル、エリート男女タイムトライアル、ジュニア男女ロードレース、U23ロードレース、エリート男女ロードレースの計12種目。いずれもポンフェラーダ市内のアストゥリアス通りでフィニッシュを迎える。隣接するサッカースタジアムに大会本部が置かれると見られている。

短い登りが設定されているものの、タイムトライアルのコースはいずれも平坦基調。エリート男子の47.1kmコースは中盤までフラットな幹線道路で、後半にかけてアップダウン(ロードレースと共通)を繰り返す。獲得標高差は458mだ。

ロードレースは全カテゴリーともに18.2kmの周回コースを使用。2013年のフィレンツェ大会とは異なり、スタートとフィニッシュの位置は共通だ。ポンフェラーダ市内と北部の山岳を結ぶ周回コースには登りが2カ所設定されており、最大勾配は11%。中盤にかけてバルセナ貯水池のダムサイトを通過する。

最後の登りの頂上はフィニッシュラインの4.5km手前に位置。1周につき306m登るこの周回コースを、ジュニア女子は4周、ジュニア男子とエリート女子は7周、U23は10周、そしてエリート男子は14周する。つまりエリート男子は全長254.8km/獲得標高差4284mで争われる。

エリート男子ロードレース(周回コースは共通)エリート男子ロードレース(周回コースは共通) image:www.mundialciclismoponferrada.com

ロード世界選手権2014スケジュール(距離/獲得標高)
9月21日(日)女子チームタイムトライアル(36.15km/198m)
       男子チームタイムトライアル(57.10km/386m)
9月22日(月)ジュニア女子タイムトライアル(13.90km/125m)
       U23タイムトライアル(36.15km/198m)
9月23日(火)ジュニア男子タイムトライアル(29.50km/172m)
       エリート女子タイムトライアル(29.50km/172m)
9月24日(水)エリート男子タイムトライアル(47.10km/458m)

9月26日(金)ジュニア女子ロードレース(72.80km/1224m)
       U23ロードレース(182.00km/3060m)
9月27日(土)ジュニア男子ロードレース(127.40km/2142m)
       エリート女子ロードレース(127.40km/2142m)
9月28日(日)エリート男子ロードレース(254.80km/4284m)

text:Kei Tsuji

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