2014年2月27日から3月8日までマレーシアを舞台に開催される第19回ツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)の開催概要が発表された。サクソバンクを含め、複数のUCIプロチームが参戦する予定だ。



ツール・ド・ランカウイ2014コース全体図ツール・ド・ランカウイ2014コース全体図 image:www.ltdl.com.myUCIワールドツアーレースのツアー・オブ・北京に「アジア最高峰のステージレース」の座は奪われたものの、依然としてアジアの中では高い格式を誇るツール・ド・ランカウイ。第19回大会はアンダマン海に浮かぶ「伝説の島」ランカウイ島で開幕する。

開催期間は10日間で、淡路島より少し小さいほどのランカウイ島で101.1kmの第1ステージをこなした後、第2ステージからマレー半島西岸を南下する。大会4日目に登場する超級山岳ゲンティンハイランドの山頂フィニッシュが大会の目玉だ。

ゲンティンハイランドで早くも総合争いは決着すると言ってもいいだろう。その後、全長230.1kmに及ぶ海岸コースが設定された第7ステージをはじめ、マレー半島東岸を北上する難易度の低いステージが続く。最終日はマレー半島東岸のクアラトレンガヌ周回コースだ。

出場するのは22チーム。大会の発表によると、すでにUCIプロチームのサクソバンク(現サクソ・ティンコフ)とUCIプロコンチネンタルチームのカハルーラルならびにコロンビアの出場が確約されており、現在2つのUCIプロチームと出場交渉中。

2013年大会には5つのUCIプロチームが出場する中、ジュリアン・アレドンド(コロンビア、チームNIPPO・デローザ)が総合優勝に輝いた。アレドンドは来季トレックファクトリーレーシングへの移籍が決まっている。

マレー半島を駆け抜けるツール・ド・ランカウイマレー半島を駆け抜けるツール・ド・ランカウイ photo:Sonoko.Tanaka2013年大会を制したジュリアン・アレドンド(コロンビア)と、チームNIPPO・デローザのメンバーら2013年大会を制したジュリアン・アレドンド(コロンビア)と、チームNIPPO・デローザのメンバーら photo:Sonoko.Tanaka



ツール・ド・ランカウイ2014スケジュール
2月27日(木)第1ステージ ランカウイ〜ランカウイ 101.1km
2月28日(金)第2ステージ スンガイペタニ〜タイピン 132.5km
3月1日(土)第3ステージ カンパー〜クアラルンプール 166.5km
3月2日(日)第4ステージ スバン〜ゲンティンハイランド 110.9km
3月3日(月)第5ステージ カラク〜ルンバウ 139.3km
3月4日(火)第6ステージ ムラカ〜ポンティアンケチル 199.1km
3月5日(水)第7ステージ コタティンギ〜ペカン 230.1km
3月6日(木)第8ステージ クアンタン〜マラン 202.6km
3月7日(金)第9ステージ バンダーパーメイスリ〜クアラトレンガヌ 109.7km
3月8日(土)第10ステージ タシクケニル〜クアラトレンガヌ 114.7km


text:Kei Tsuji