ツール・ド・フランス第9ステージを闘い終えた選手たちのコメント。

ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)出典:letour.fr
ステージ通算2勝目を飾ったピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)ステージ通算2勝目を飾ったピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム) photo:Makoto Ayano「今、僕は幸せな気持ちに包まれている。今日は序盤からハイスピードな展開で、8〜9人が先ず飛び出して、そこから4人が先行、そして3人になり、やがて先頭は2人になった。ペッリツォッティと逃げながら、2006年にギャップでステージ優勝を飾った時のことを思い出していた。あの時も肩をつき合わせての一騎打ち。相手はコメッソだった。」

「ラスト1kmを切ってからは、後ろを振り返ることなくゴールまで突き進んだ。最終コーナーを先頭で抜けたかったけど失敗。そこからペッリツォッティの後ろについて、ラスト200mで勝負に出た。その結果がステージ優勝だ。昨年苦いツールを経験したチームにとって、ステージ2勝目は大歓迎。そしてステージ優勝のチャンスはまだ15日間ある。チームはステージ3勝目を狙って走るよ。」


フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)出典:letour.fr
超級山岳トゥールマレー峠を先頭で上るフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)とピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)超級山岳トゥールマレー峠を先頭で上るフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)とピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム) photo:Cor Vos「スプリント対決でフェドリゴに分があるのは分かっていたから、最終ストレートを前にスプリントで先行した。全力を尽くしたけど、作戦通りに先行は決まらなかった。でもまだ終わっちゃいない。また挑戦するよ!!」

「集団を振り切って逃げ切るのはタフだと分かっていた。でも2人とも逃げ切りを信じて走り続けた。明らかにレース終盤は集団のスピードが上がっていたから際どい勝負になったけど、2人とも逃げ切りを確信していたから最後まで互いに協力出来たんだ。」

「このツール・ド・フランスの目標はステージ優勝すること。そしてマイヨアポワを獲得することだった。モンヴァントゥーは魅力的。でもまだまだ多くのステージが残っている。今日勝てればよかったけど、まだチャンスはある。次の土曜日(モンヴァントゥー)に向けて調子を上げたい。」


エゴイ・マルティネス(スペイン、エウスカルテル)出典:letour.fr
マイヨアポワに袖を通すエゴイ・マルティネス(スペイン、エウスカルテル)マイヨアポワに袖を通すエゴイ・マルティネス(スペイン、エウスカルテル) photo:Cor Vos「個人的にマイヨブラン着用は特別だ。ツール・ド・フランスの特別賞トップに立っていることはとても嬉しいよ。昨日のステージを終えた時点で山岳賞ランキング2位だった。だから今日は数ポイントでも獲得することを狙って動いたんだ。全ては上手くいった。」

「今はこのマイヨアポワを守り続けたい。パリまでは困難だとしても、アルプス突入までは守りきれると思う。この先の数ステージは山岳ポイントが少ないから、数日間はこのマイヨアポワを着続ける可能性が高いと思う。」

「とにかくこの3日間はタフなレースが続いた。今の目標はこのジャージを守ること。このジャージは最初から狙っていたわけじゃなくて、当初はステージ優勝だけを考えていた。でもアルカリスで逃げに乗って、山岳賞のいい位置につけたんだ。戦略を変えたことでチームに貴重なジャージをもたらせた。すでに充分満足しているよ。」


トニ・マルティン(ドイツ、チームコロンビア・HTC)出典:letour.fr
マイヨブランを着続けるトニ・マルティン(ドイツ、チームコロンビア・HTC)マイヨブランを着続けるトニ・マルティン(ドイツ、チームコロンビア・HTC) photo:Makoto Ayano「今日は暑さも伴って一日中ずっとタフだった。今日の目標は至ってシンプルで、『総合上位の選手たちから遅れないこと』。その目標は完璧に果たせたよ。今は休息日が待ち遠しい。明日はベッドでよく寝たい。」

「当初の目標は、このマイヨブランを第一休息日までキープすることだった。その目標は達成。これからのステージに向けてのモチヴェーションアップに繋がっている。今日もチームはうまく機能していたし、必要なポイントで必要な分だけ手厚くサポートしてくれた。このマイヨブランはその働きの対価だ。」


リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、アスタナ)出典:astana-cyclingteam.com
「ラスト60kmは山岳ステージとは思えない展開だった。チームにとってはいいレース展開だったよ。昨日と違ってアージェードゥーゼルの選手を逃がさなかったから、彼らに集団コントロールを任せた。昨日は明らかに(エフィムキンを)逃がしたことがミスだった。昨日はマイヨジョーヌを持つアージェードゥーゼルではなくて、アスタナがほぼ全ての集団コントロールを担ったんだ。今日はずっとアージェードゥーゼルが仕事をしていたよ。」

イェンス・フォイクト(ドイツ、サクソバンク)出典:team-saxobank.com
「もう逃げを打つ年齢じゃないと言われたこともある。今日はその言葉に反論するように、モチヴェーション高く逃げに乗った。残念ながらペッリツォッティとフェドリゴのペースに脱落してしまったけど、代わりにラスト数キロでパンクしたアンディを助けることが出来た。明日はお待ちかねの休息日だ。」

トマ・ヴォクレール(フランス、Bboxブイグテレコム)出典:lequipe.fr
「ピエリック(・フェドリゴ)がペッリツォッティと逃げたとき、彼がステージ優勝すると思った。山岳ではペッリツォッティに分があるけど、平坦のスプリント勝負ではスピードのあるピエリックが有利だ。」

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