昨年、欧米を中心に爆発的な広まりを見せる650B市場へと、カーボンのZONCOLANとアルミのSTELVIOという、2台のXCレーサーを投じたボテッキア。いずれも細かなマイナーチェンジを経て走行性能をブラッシュアップしている。



ボッテキア ZONCOLAN 27.5
ボッテキア ZONCOLAN 27.5(MATT CARBON/YELLOW)ボッテキア ZONCOLAN 27.5(MATT CARBON/YELLOW) (c)グローブライド
2014年モデルではジオメトリーが変更された650BのカーボンXCレーサー「ZONCOLAN」。シート角とヘッド角が0.5°のプラス、サイズによってヘッドチューブが最大10mmのマイナスとなった。またBBの高さにも変更が加えられており、元々の優れた走行バランスにより一層の磨きを掛けいている。

フレーム素材にも変更が加えられており、より高弾性なユニディレクショナルHMカーボンが使用される。重量は1130gと従来モデルに対して僅かに重くなっているものの、剛性と走行バランスの向上によって走りの軽さはむしろ高まっている。緩やかな曲線を描くトップチューブとシートステーの美しいルックスは健在だ。


ボッテキア ZONCOLAN 27.5
フレーム:UD HM カーボンモノコック
フォーク:ロックショックス REBA RL 100mm、axle 15
ホイール:DT SWISS 466 27.5
タイヤ:シュワルベ THUNDER BURT、27.5×2.1
重 量:1.13kg フレーム(no painted)
価 格:693,000円(税込、シマノXTR仕様)、483,000円(税込、シマノXT仕様)



ボッテキア STELVIO 27.5
ボッテキア STELVIO 27.5(MATT BLACJ/RED)ボッテキア STELVIO 27.5(MATT BLACJ/RED) (c)グローブライド
ジロ・デ・イタリアに登場する伝説的な峠”ステルヴィオ”の名を冠した650BのアルミXCレーサー「STELVIO」。2014年モデルのトピックスはフレーム素材の変更だ。ボッテキアのレーシング機材専門開発チームである「Reparto Corse(レパルトコルセ)」が新たに開発した軽量アルミ「EV6」を採用し、安定性や耐久性の向上を図っている。素材以外にも、安定した制動力を確保するためリアブレーキ台座をチェーンステーに移動し、軽さと剛性高めた3Dドロップアウトを採用するなど、細部に渡って走行性能をブラッシュアップしている。


ボッテキア STELVIO 27.5
フレーム:アルミ EV6 トリプルバテッド
フォーク:ロックショックス GOLD 30 TK AIR 27.5、100mm PL
タイヤ:シュワルベ RAPID ROB 、27.5×2.25
重 量:1.66kg フレーム(no painted)
価 格:315,000円(税込、シマノXT仕様)、199,500円(税込、シマノXT&DEORE仕様)