アメリカ・コロラド州ウィンターパークで開催されたマウンテンバイクの山岳ヒルクライムレース”King of the Rockies”において武井きょうすけがプロクラスで優勝。同じレースに参加した池田佑樹も5位に入賞した。

キング・オブ・ザ・ロッキーでデッドヒートを繰り広げる武井きょうすけ(後方)キング・オブ・ザ・ロッキーでデッドヒートを繰り広げる武井きょうすけ(後方)

補給を受け取る池田佑樹(トピーク・エルゴン)補給を受け取る池田佑樹(トピーク・エルゴン) 北米コロラド州のマウンテンバイクレースを転戦中の池田佑樹(トピーク・エルゴン)と武井きょうすけ(フォルツァ)。北米最大のMTBマラソン、レッドヴィル・トレール100で武井が6位、BreckEpic(ブレックエピック)
で池田がデュオクラス優勝と武井きょうすけが最終ステージで優勝するなど、MTBの本場アメリカで活躍する2人。今回は同コロラド州ウィンターパークで開催されたワンデイのMTBレース、エピックシングルトラックシリーズ ”King of the Rockies”に出場した。

武井は2位のコリン・ケアーズ(ケンダ・フェルト)をゴール前のスプリントで下し、1時間42分3秒のタイムでプロクラス優勝を飾った。同じレースに参加した池田佑樹も2分5秒遅れの5位に入り、表彰台に登った。


優勝した武井きょうすけ(フォルツァ)と5位の池田佑樹(トピーク・エルゴン)優勝した武井きょうすけ(フォルツァ)と5位の池田佑樹(トピーク・エルゴン) 武井きょうすけのコメント
最高のレースが出来ました。全米U23チャンピオンのコリン選手の登りのパワーに圧倒されながら絶対にあきらめない気持ちでレースをしました。最後のスプリントは勝てると確信してレースをしました。優勝することで、さらに多くの輪が広がりました。今回の機会を与えてくれた、池田選手、皆さんに感謝します。ありがとうございます!

池田佑樹のコメント
レッドヴィル100とブレックエピックのダブルヘッダーによる7日間のステージレースから1週間。気持ちを切らさずにスタートラインに立てた自分がいた。スタートから猛烈なスピードでレースは展開された。久々に味わうワンデイのXC強度の高さにくじけそうになるが、諦めない気持ちで踏み続けた。

後半はほぼ6位のスポットにいたが、最後の最後で勝負をかけ、5位に上がり、滑り込むように表彰台スポットをゲットした。トップから2分差に抑え、今出せる最高のパフォーマンスを出し切った。純粋に「もっと成長したい」と思えたレースでもあった。そして、この大舞台でトップを獲った武井選手と日本人2人で表彰台に登れたことを誇りに思う。

武井きょうすけ(右)の優勝を祝福する上位選手たち武井きょうすけ(右)の優勝を祝福する上位選手たち


King of the Rockies MTB-XCO Pro category
1位  武井きょうすけ(フォルツァ) TEAM FORZA 1:42:03.7
2位 COLIN CARES KENDA / FELT 1:42:04.8
3位  KELLY MAGELKY HONEY STINGER/BONTRAGER 1:43:30.7
4位  MICHAEL VAN AELBROECK WMTB.BE CUBE 1:44:05.2
5位  池田佑樹(トピーク・エルゴン) 1:44:08.6
6位  THOMAS SPANNRING EPIC ENDURANCE CYCLING 1:44:22.2
7位 SPENCER POWLISON EVOL ELITE RACING 1:45:20.7
8位 JOSH WHITNEY EVOL ELITE RACING 1:45:34.9
9位 BRANDEN RAKITA CYCLING/MITCH/2XU 1:47:29.3
10位 ROSS DELAPLANE BROOKFIELD HOMES RACING 1:47:38.0

photo:宗像清子