8月20日(火)、東京・羽田空港内ホールにてジャパンカップ2013の記者発表会が開催され、出場チームや参加選手が発表された。今年は例年にも増して豪華なメンバーが一同に会する。

栗村修さん、渡辺航さん、山田玲奈さん、今中大介さんによるトークショー栗村修さん、渡辺航さん、山田玲奈さん、今中大介さんによるトークショー (c)Makoto.AYANO
10月18〜20日に栃木県宇都宮市で開催されるジャパンカップ2013(UCI1.HC)。出場チーム・選手記者発表にて、スカイ、キャノンデール、ガーミン、サクソ・ティンコフを除く海外チームの出場メンバーが発表された。

記者会見には栗村修さん、弱虫ペダル原作者の渡辺航さん、日本自転車競技連盟副会長の大島研一氏、佐藤栄一宇都宮市長、2013年大会サポーターの山田玲奈さん、大会オブザーバーの今中大介さんらが集い、報道関係者を前にトークショーや大会のアピールなどを行った。レースには2005、2008年覇者のダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・メリダ)らお馴染みの選手らに加え、今年はレディオシャック・レオパードよりクリストファー・ホーナー(アメリカ)が初出場する。

JALキャビンアテンダント、栗村修さん、弱虫ペダル原作者の渡辺航さん、大島研一氏、佐藤栄一宇都宮市長、山田玲奈さん、今中大介さんJALキャビンアテンダント、栗村修さん、弱虫ペダル原作者の渡辺航さん、大島研一氏、佐藤栄一宇都宮市長、山田玲奈さん、今中大介さん (c)Makoto.AYANO弱虫ペダル原作者の漫画家の渡辺航さん弱虫ペダル原作者の漫画家の渡辺航さん (c)Makoto.AYANO


そして西薗良太(チャンピオンシステム・プロサイクリング)、別府史之(日本、クリテリウムのみ)らが凱旋出場を果たす。別府史之(日本)はクリテリウム・スペシャルチームとして土曜日のみの参加だ。

ジャパンナショナルチームに関しては9月初旬、国内コンチネンタルチームに関してはジャパンカップが指定する5つのレースでの獲得ポイントとチームのUCIランキングによって後日決定される。
メンバーについては未定の部分が多いが、発表された内容から決定している選手たちを紹介する。



UCIプロチーム
オメガファーマ・クイックステップ
ツール・ド・フランス第14ステージで勝利したマッテーオ・トレンティン(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ)ツール・ド・フランス第14ステージで勝利したマッテーオ・トレンティン(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ) photo:Cor Vosベルギー籍のオメガファーマ・クイックステップは今回初の出場となる。ベルギー人選手を中心に据えた構成となり、今年のツール・ド・フランス第14ステージで勝利を上げたマッテーオ・トレンティン(イタリア)や、今年のパリ〜ルーベで終盤まで先頭でレースを展開したステイン・ファンデンベルフ(ベルギー)らが有力。

若手とベテランが混在したチーム編成でレースに臨む。リザーブには現世界TT王者、トニ・マルティン(ドイツ)も名を連ねる。

カルロス・ベロナ(スペイン)
ジュリアン・ヴェルモト(ベルギー)
ステイン・ファンデンベルフ(ベルギー)
マッテーオ・トレンティン(イタリア)
ピーター・セリー(ベルギー)
リザーブ
セルジュ・パウエルス(ベルギー)
トニ・マルティン(ドイツ)



レディオシャック・レオパード
クリストファー・ホーナー(レディオシャック・レオパード)の来日が決定したクリストファー・ホーナー(レディオシャック・レオパード)の来日が決定した (c)CorVos2005、2008年覇者のダミアーノ・クネゴ、 2007年覇者のマヌエーレ・モーリ(共にイタリア)という2人のジャパンカップ優勝経験者を擁するランプレ・メリダ。当初はミケーレ・スカルポー二(イタリア)の出場が予定されていたものの、代わってクネゴがエースの座を担うこととなった。若手のエリア・ファヴィッリ(イタリア)の爆発力にも大いに期待できる。

ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
ヴァレリオ・コンティ(イタリア)
ルーカ・ドーティ(イタリア)
エリア・ファヴィッリ(イタリア)
マヌエーレ・モーリ(イタリア)
リザーブ
ミケーレ・スカルポー二(イタリア)
シモーネ・ストルトー二(イタリア)



ガーミン・シャープ、スカイプロサイクリング、キャノンデール・プロサイクリング、サクソ・ティンコフ
未定



UCIプロコンチネンタルチーム
チャンピオンシステム・プロサイクリング
ジャパンカップ出場が決定した西薗良太(チャンピオンシステム)ジャパンカップ出場が決定した西薗良太(チャンピオンシステム) photo:Hideaki TAKAGIサイクルアパレルブランドのチャンピオンシステムをメインスポンサーにつける、アジア初のプロコンチネンタルチーム。昨年より所属している西薗良太の凱旋参加がトピックスだ。他アイルランドチャンピオンのマット・ブラマイヤーなど、力のある選手が揃う。2011年ツアー・オブ・チンハイレイク優勝のグレゴール・カズヴォダは過去にEQA・梅丹本舗に所属するなど、日本でも馴染みのある選手だ。

西薗良太(日本)
チャド・バイヤー(アメリカ)
マット・ブラマイヤー(アイルランド)
マティアス・フリードマン(ドイツ)
グレゴール・カズヴォダ(スロベニア)



UCIコンチネンタルチーム
ジェリーベリー・プレゼンテッドバイケンダ
3年連続出場のジェリーベリーサイクリング3年連続出場のジェリーベリーサイクリング (c)Makoto.AYANO3年連続の出場となるジェリーベリーは、昨年のクリテリウムで6位に入っているブラッド・ハフ(アメリカ)が今年も来日する。北米系選手を中心としたメンバーを揃えており、例年通りレースの盛り上げに一役買ってくれるはずだ。

ブラッド・ハフ(アメリカ)  
ニック・ハミルトン(カナダ)
エンリケ・ダヴィラ(メキシコ)
ショーン・マズィク(アメリカ)





アモーレ&ヴィータ
国内レースでもおなじみのアモーレ&ヴィータ(写真はツール・ド・熊野2012)国内レースでもおなじみのアモーレ&ヴィータ(写真はツール・ド・熊野2012) photo:Hideaki.TAKAGIツアー・オブ・ジャパンなど国内レースへの参加も多く、国内でもおなじみの名門チーム。UCIヨーロッパツアーを中心に世界各国を転戦しており、近年は中国のレースでも好成績を収めている。

今回は多国籍なメンバーをリストアップしており、昨年のツアー・オブ・チンハイレイクで総合優勝&山岳賞を獲得したオールラウンダー、ホセイン・アリザテ(イラン)はダークホース的な存在だ。クリテリウムではダニエル・ホロウェイ(アメリカ)がエースを担うと思われる。

ホセイン・アリザテ(イラン)
ダニエル・ホロウェイ(アメリカ)
ロバート・スクワイア(アメリカ)
ヴォロディミール・スタルシック(ウクライナ)
ウリ・マルティンス(メキシコ)
リザーブ
ヤロスラフ・ダブロフス(ポーランド)
ミーケル・ライム(エストニア)



ロビー・マキュアン(オーストラリア)と別府史之(オリカ・グリーンエッジ)がスペシャルチームでクリテリウムに出場するロビー・マキュアン(オーストラリア)と別府史之(オリカ・グリーンエッジ)がスペシャルチームでクリテリウムに出場する photo:Kei Tsujiクリテリウム・スペシャルチーム(出場はクリテリウムのみ)
昨年に続いてロビー・マキュアン(オーストラリア)がクリテリウム・スペシャルチームとして参戦する。そして昨年のクリテリウムで3位に入った別府史之もメンバーとして走ることが決定している。今年も競輪選手との混成チームとなり、9月中にメンバーが決定する予定だ。

ロビー・マキュアン(オーストラリア)
別府史之(日本)


text:So.Isobe


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