第6ステージはアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)が制した。総合1位はダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)が獲得し、アフリカ大陸に初めてのマイヨ・ジョーヌをもたらした。今ステージでアスタナはさらに2名の選手が去ることになり、総勢6名と苦境に立たされている。

ステージ優勝のアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)

ドイツチャンピオンジャージをアピールするアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)ドイツチャンピオンジャージをアピールするアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) photo:A.S.O.今日は1日中ずっとナーバスだった。向かい風が強くて、誰もが風のせいで分断されるのを怖がっていたようだった。でも、ぼくにとってはスプリントも似たようなものだし、今日はチームのみんなもいた。しっかりリードアウトでサポートしてもらえた。かなりの速度が出ていたと思う。

インタビューに答えるアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)インタビューに答えるアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) photo:A.S.O.ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)が、ぼくにまた勝てそうにないと言ってくれたのを聞いて、とてもうれしい。昨日はスプリントで躊躇したけど、今日は思い切り行った。チームメイトたちも同じだった。また優勝できて本当にうれしい——こんなに良い日がもっと続いてほしい。

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)が落車で遅れたことは知らなかった。ゴールスプリントのときに近くにいたから。ぼくたちスプリンターは過酷な生き物だ。落車したときでさえも、多くの場合は、立ち上がって自分たちの仕事をこなそうとする。

去年、ぼくもステージの終盤近くで2回ほど落車したけど、しっかりスプリント勝負には参加した。カヴェンディッシュはスプリントしていたから、たぶん大丈夫だろう。昨日は彼が勝って、今日はぼくが勝った。ぼくたちの目的はステージ優勝だから、これでいいんだ。

総合1位のダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)

ミュージックビデオの撮影?にいそしむサイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)ミュージックビデオの撮影?にいそしむサイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) photo:Cor Vos終止集団をコントロールしたオリカ・グリーンエッジ終止集団をコントロールしたオリカ・グリーンエッジ photo:A.S.O.この2日間、ぼくたちはゴッシー[マシュー・ゴス(オーストラリア)]のスプリントのために走ってきた。ぼく自身はリードアウト担当の役割があるけど、マイヨ・ジョーヌを着る可能性があることも意識していた。

マイヨジョーヌに袖を通したダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)マイヨジョーヌに袖を通したダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ) photo:Makoto Ayano昨日はゴール後にサイモン・ゲランス(オーストラリア)と話したとき、彼はこの数日間のぼくのアシストをしっかり評価してくれていた。たぶん、ゲランスは今日のリードアウトの結果をわかっていたのだと思う。ゲランスにはまったくトラブルはなかったから、しっかりと自分なりのスプリントをしたはずだ。

ゲランスはマイヨ・ジョーヌを手放すことになったけど、結果として、マイヨ・ジョーヌを着る機会をぼくと南アフリカに与えてくれたことを喜んでいると思う。

明日には手放すことにはなるだろうけど、ツール・ド・フランスで総合リーダとして走ることになるなんて考えもしなかった。明日はゴールまで高揚した気分で、宙を舞うような感じだろう。

誰もがずっとこの瞬間を夢見ているし、この経験をすべき優秀な選手は本当にたくさんいる。だから、こういう機会に恵まれるなんて、最も幸運な選手のひとりなのだと思う。オリカ・グリーンエッジの選手たちのおかげだ。たしかに、ぼくたちはゴッシーのために走った[ゴスはステージ15位、インピーはステージ13位]。でも、ゲランスは自分がもう1日マイヨ・ジョーヌを着る機会をあきらめて、ぼくにそれを譲ってくれた。まるで魔法が起きた。

ゲランスは、おそらく本当に無欲な選手なのだと思う。彼は偉大なチャンピオンで、つねに周囲の選手に気配りする——今日がその証明だ。チームとしてはゴッシーのために走ったけど、うまくいかなかった。でも、ぼくがゴールでリードアウトの役割を果たそうとしたことが功を奏した。ぼくがマイヨ・ジョーヌを奪った結果になったのはなにも言えない。このジャージは、チームで共有したいと思う。

ポイント賞のペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)

スタートラインに並ぶサイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)とペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)スタートラインに並ぶサイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)とペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) photo:A.S.O.着実にポイントを重ね続けるペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)着実にポイントを重ね続けるペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) (c)Makoto.AYANO今日遭遇した大きな問題は、風だった。プロトンはとてもナーバスになっていて、みんな落車を避けたがっていた。ぼくも前輪のメカトラブルの影響があった。それから第1ステージの落車の影響で背中が痛かったけど、最後には良くなっていた。結果としてステージ2位になれて、ポイント賞ジャージもキープできた。

アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)のあのスプリントなら、負けても仕方がない。カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)やキッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ)、そしてグライペルは、今日のようなゴールで最も実力を発揮するスプリンターだ。

このポイント賞ジャージをキープしようとして安全に走っているつもりはない……キープはしたいけど、第1週の最終日までには最初の結果を出したいと思う。第3週は山岳が多いけど、そこで上位に入るのを狙っている。できれば、最大限のポイントを獲得したい。

去年、ぼくがステージ3勝するのを見て、みんなは簡単に優勝したと思ったかもしれない。今年は、ステージ優勝がどんなに難しいか、みんなも理解してくれたはずだ……まだ勝ててないけど、がんばるつもりだ。

まだまだステージも残っているし、ぼく向きのコースもある。平坦コースだと、ぼくにはリードアウトしてくれるトレインはないけど、チームメイトたちがぼくを集団前方に置いてくれる。ここ数日のステージも逃げ集団を追走してくれた。チームメイトたちは頼りになる。

マイヨアポアをまとったピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー)マイヨアポアをまとったピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) (c)Makoto.AYANO山岳賞のピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー)

明日から山岳賞ジャージを失うことになるなら、成り行きに任せる。すでに明日のアクス・トロワ・ドメーヌのステージの重要性については考えている。

慎重に、そして注意を払いながら、あまり調子に乗って色々なことをしすぎないように心がける。ツールはとても長いから、どんな小さなミスもしないことも戦略のうちだ。まだ本当の苦難は始まってもいない。

落車後にメカニックを呼ぶマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)落車後にメカニックを呼ぶマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) photo:A.S.O.ステージ4位のマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)

いろんな要因があると思う——たしかに落車の影響もなかったわけじゃない。集団に戻るのに体力を使ってしまった。でも、確実に言えるとすれば、今日はグライペルがとても強かった。彼は勝つにふさわしかった。

ガッカリはしているけど、ぼくたちは昨日ステージ優勝した。そして、まだまだやる気もある。このチームは厳しいコンディションのなか一日中ずっと力強く走った。それで充分だ。ぼくたちには、まだ2週間ある。

落車して座り込むヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)落車して座り込むヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ) photo:Cor Vos落車の影響でツールからリタイアするヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)

ヒザにあいた穴の大きさと深さを見て、本当に怖くなった。身体に良くないことはわかっていたけど、そして想像できないと思うけど、ぼくは最後までゴールしたかった。ドクターたちの対応は素早くて、プロフェッショナルだった。

落車で膝を痛め、スタートしなかったユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル)落車で膝を痛め、スタートしなかったユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル) photo:Cor Vos彼らはすぐに傷口を縫ってくれた。そして、麻酔が切れたら、ものすごく痛むはずだとも教えてくれた。これで帰ることになるが、しっかり治す。そしてまた走る。それがぼくの望みだ。

第5ステージの落車が原因でツールを去るフレデリック・ケシアコフ(スウェーデン、アスタナ)

ツール・ド・フランスの第1週は毎日1つか2つの大きな落車が発生する。今日は痛みがひどくて動くことができなかった。向かい風が吹き始めて、集団が加速したときは、身体中が痛くてたまらず、自分も加速して集団のペースについていくことができなかった。

自分にとっても残念だし、チームにも申し訳ない。残された6人の選手で、これから2週間、9人分の仕事をすることになってしまった。


※ソースは現地取材、記者会見、チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイトおよびTwitter、Facebookなど。

translation & text: Seiya.YAMASAKI
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