2009/07/03(金) - 17:40
マイヨジョーヌ争いと並行して繰り広げられるのが、マイヨブラン（新人賞ジャージ）を巡る攻防だ。純白のジャージは言わば若手対象のマイヨジョーヌ。総合優勝候補でもアンディ・シュレク（ルクセンブルク、サクソバンク）やロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス）らを中心に争われるだろう。
昨年のマイヨブラン受賞者アンディ・シュレク（ルクセンブルク、サクソバンク） photo:Cor Vosマイヨブランの対象となるのは、1984年1月1日生まれ以降の選手、つまり25歳未満の選手だ。しかし若手と侮るなかれ、若手選手の中にも総合優勝候補に挙げられるようなオールラウンダーが多数。アルベルト・コンタドール（スペイン）も2007年にマイヨジョーヌとマイヨブランを同時に獲得している。
マイヨブラン候補の筆頭は、昨年新人賞を獲得したアンディ・シュレク（ルクセンブルク、サクソバンク）と、同賞2位のロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス）の2人。昨年この2人は1分27秒のタイム差でマイヨブランを争い、下位を大きく引き離した。
若手有力オールラウンダーの一人、ロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス） photo:www.tourderomandie.ch総合優勝の候補でもあるこの2人は、たとえ新人賞獲得を狙わずとも、マイヨジョーヌを狙って走るうちに、いつの間にかマイヨブランを着用していることになるだろう。クロイツィゲルのチーム名とには昨年の新人賞3位のヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア、リクイガス）もいる。
今年ツール初出場のロバート・ヘーシンク（オランダ、ラボバンク）にも注目。ヘーシンクは昨年のブエルタでグランツールデビューを飾り、早速総合7位に入っている。総合成績の上位に食い込む実力の持ち主だが、チームにはエースのデニス・メンショフ（ロシア）がいるため、自身の成績だけを狙って走ることはできない。
ツール初出場のロバート・ヘーシンク（オランダ、ラボバンク） photo:Cor Vosその他にも、TTスペシャリストからオールラウンダーへと開花しつつあるトニ・マルティン（ドイツ、チームコロンビア）や、2007年のU23世界チャンピオンのピーター・ベリトス（スロバキア、ミルラム）らがマイヨブラン候補に挙がる。
そして1984年9月22日生まれの新城幸也（Bboxブイグテレコム）も新人賞対象選手。最終的なジャージ獲得はムツカシイとしても、序盤のステージで逃げを決めればこの純白ジャージに袖を通す可能性はある。
2008年ツールの新人賞ランキング（チーム名は当時の所属チーム）
1位 アンディ・シュレク（ルクセンブルク、チームCSC・サクソバンク）88h04'24"
2位 ロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス）+1'27"
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア、リクイガス）+17'01"
4位 マキシム・モンフォール（ベルギー、コフィディス）+24'09"
5位 エデュアルド・ゴンサロ（スペイン、アグリチュベル）+1h08'34"
6位 トーマス・ロヴクヴィスト（スウェーデン、チームコロンビア）+1h13'55"
7位 ジョンリー・オーガスティン（南アフリカ、バルロワールド）+1h24'49"
8位 ピーター・ベリトス（スロバキア、チームミルラム）+1h38'17"
9位 レミ・ディグレゴリオ（フランス、フランセーズデジュー）+1h38'22"
10位 ルイスレオン・サンチェス（スペイン、ケースデパーニュ）+1h44'07"
歴代のマイヨブラン獲得者
2007年 アルベルト・コンタドール（スペイン）総合1位
2006年 ダミアーノ・クネゴ（イタリア）総合12位
2005年 ヤロスラフ・ポポヴィッチ（ウクライナ）総合12位
2004年 ウラディミール・カルペツ（ロシア）総合13位
2003年 デニス・メンショフ（ロシア）総合11位
2002年 イヴァン・バッソ（イタリア）総合11位
2001年 オスカル・セビリャ（スペイン）総合7位
2000年 フランシスコ・マンセーボ（スペイン）総合9位
1999年 ブノワ・サルモン（フランス）総合16位
1998年 ヤン・ウルリッヒ（ドイツ）総合2位
1997年 ヤン・ウルリッヒ（ドイツ）総合1位
1996年 ヤン・ウルリッヒ（ドイツ）総合2位
1995年 マルコ・パンターニ（イタリア）総合13位
1994年 マルコ・パンターニ（イタリア）総合3位
1993年 アントニオ・マルティン・ベラスコ（スペイン）総合12位
1992年 エディ・ボウマンス（オランダ）総合14位
1991年 アルバロ・メヒア（コロンビア）総合19位
1990年 ジル・ドリオン（フランス）総合15位
昨年のマイヨブラン受賞者アンディ・シュレク（ルクセンブルク、サクソバンク） photo:Cor Vosマイヨブランの対象となるのは、1984年1月1日生まれ以降の選手、つまり25歳未満の選手だ。しかし若手と侮るなかれ、若手選手の中にも総合優勝候補に挙げられるようなオールラウンダーが多数。アルベルト・コンタドール（スペイン）も2007年にマイヨジョーヌとマイヨブランを同時に獲得している。マイヨブラン候補の筆頭は、昨年新人賞を獲得したアンディ・シュレク（ルクセンブルク、サクソバンク）と、同賞2位のロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス）の2人。昨年この2人は1分27秒のタイム差でマイヨブランを争い、下位を大きく引き離した。
若手有力オールラウンダーの一人、ロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス） photo:www.tourderomandie.ch総合優勝の候補でもあるこの2人は、たとえ新人賞獲得を狙わずとも、マイヨジョーヌを狙って走るうちに、いつの間にかマイヨブランを着用していることになるだろう。クロイツィゲルのチーム名とには昨年の新人賞3位のヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア、リクイガス）もいる。今年ツール初出場のロバート・ヘーシンク（オランダ、ラボバンク）にも注目。ヘーシンクは昨年のブエルタでグランツールデビューを飾り、早速総合7位に入っている。総合成績の上位に食い込む実力の持ち主だが、チームにはエースのデニス・メンショフ（ロシア）がいるため、自身の成績だけを狙って走ることはできない。
ツール初出場のロバート・ヘーシンク（オランダ、ラボバンク） photo:Cor Vosその他にも、TTスペシャリストからオールラウンダーへと開花しつつあるトニ・マルティン（ドイツ、チームコロンビア）や、2007年のU23世界チャンピオンのピーター・ベリトス（スロバキア、ミルラム）らがマイヨブラン候補に挙がる。そして1984年9月22日生まれの新城幸也（Bboxブイグテレコム）も新人賞対象選手。最終的なジャージ獲得はムツカシイとしても、序盤のステージで逃げを決めればこの純白ジャージに袖を通す可能性はある。
2008年ツールの新人賞ランキング（チーム名は当時の所属チーム）
1位 アンディ・シュレク（ルクセンブルク、チームCSC・サクソバンク）88h04'24"
2位 ロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス）+1'27"
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア、リクイガス）+17'01"
4位 マキシム・モンフォール（ベルギー、コフィディス）+24'09"
5位 エデュアルド・ゴンサロ（スペイン、アグリチュベル）+1h08'34"
6位 トーマス・ロヴクヴィスト（スウェーデン、チームコロンビア）+1h13'55"
7位 ジョンリー・オーガスティン（南アフリカ、バルロワールド）+1h24'49"
8位 ピーター・ベリトス（スロバキア、チームミルラム）+1h38'17"
9位 レミ・ディグレゴリオ（フランス、フランセーズデジュー）+1h38'22"
10位 ルイスレオン・サンチェス（スペイン、ケースデパーニュ）+1h44'07"
歴代のマイヨブラン獲得者
2007年 アルベルト・コンタドール（スペイン）総合1位
2006年 ダミアーノ・クネゴ（イタリア）総合12位
2005年 ヤロスラフ・ポポヴィッチ（ウクライナ）総合12位
2004年 ウラディミール・カルペツ（ロシア）総合13位
2003年 デニス・メンショフ（ロシア）総合11位
2002年 イヴァン・バッソ（イタリア）総合11位
2001年 オスカル・セビリャ（スペイン）総合7位
2000年 フランシスコ・マンセーボ（スペイン）総合9位
1999年 ブノワ・サルモン（フランス）総合16位
1998年 ヤン・ウルリッヒ（ドイツ）総合2位
1997年 ヤン・ウルリッヒ（ドイツ）総合1位
1996年 ヤン・ウルリッヒ（ドイツ）総合2位
1995年 マルコ・パンターニ（イタリア）総合13位
1994年 マルコ・パンターニ（イタリア）総合3位
1993年 アントニオ・マルティン・ベラスコ（スペイン）総合12位
1992年 エディ・ボウマンス（オランダ）総合14位
1991年 アルバロ・メヒア（コロンビア）総合19位
1990年 ジル・ドリオン（フランス）総合15位
