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坂バカゴコロを刺激する魅惑の"5 Peaks Challenge"

雄大な信越五岳の山容が広がる雄大な信越五岳の山容が広がる photo:Kenta Onoguchi
8月から10月までの3ヶ月間、サイクリストのチャレンジ精神をくすぐる注目の企画が始まった!舞台は新潟と長野にまたがる信越自然郷を中心とした山岳エリアだ。信越自然郷とは、新幹線飯山駅を中心とした周辺の9市町村で構成される広域観光エリアで、南北に日本最長河川千曲川が流れ、東に上信越高原国立公園、西に妙高戸隠連山国立公園が位置する。標高2,000m級の山岳が並び、ダイナミックで美しいロケーションが広がるこの場所で、信越五岳(北信五岳)と呼ばれ、このエリアを象徴する5つの山の合計標高を獲得する壮大なチャレンジ、「5 Peaks Challenge 2021 by #信越ペダル」が実施される。

自転車ジャーナリストのハシケンさんと、イベントのゲストライダーなどで活躍するモデルでサイクリストの日向涼子さん。自他ともに認める山好きが、信越山岳サイクリングにチャレンジ!

ハシケンさんと日向さん、自他ともに認める山好きが、信越の山岳サイクリングにチャレンジ!ハシケンさんと日向さん、自他ともに認める山好きが、信越の山岳サイクリングにチャレンジ! photo:Kenta Onoguchi
まずは、今回の魅力的な企画のコンセプトから紹介しよう。「5 Peaks Challenge」は、斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山という信越の名高い5つの山岳の合計標高である9,709mを、自転車で走って同じだけの累積獲得標高をめざすチャレンジだ。チャレンジ達成者には抽選で特製ジャージや信越の特産品などがプレゼントされる。ソロや仲間たちとフリーライドで挑戦しよう。

イベント期間は8月から10月末までの3ヶ月間。この間に自由にチャレンジして、その走行データをサイクリングアプリのSTRAVA(ストラバ)に記録。そして、STRAVA内のアスリート検索で、「信越自然郷アクティビティセンター」のアカウントをフォローするとグループチャレンジの「5 Peaks Challenge」が案内される。

あとは実際にチャレンジして、専用サイトのグーグルフォームで送信してライドログを申告すればチャレンジ完了となる。(※STRAVAのグループチャレンジはモバイルアプリ版のみ表示される)

目標は獲得標高9,709m 走ったコースで3つの賞に応募可能

広大なロケーションの中を走れる信越自然郷広大なロケーションの中を走れる信越自然郷 photo:Kenta Onoguchi
今回のチャレンジの達成目標は唯一!シンプルに期間内に累積獲得標高9,709mを記録することだ。その達成条件によって、A賞・B賞・C賞の3つが用意され、地域の特産品などが抽選で贈られる。ここでは、それぞれの選考基準を説明しよう

まずA賞の「#信越ペダル 山岳賞」は、抽選で特製ジャージをゲットできる。応募のためには、「これぞ信越!」という会心のライドログを応募フォームから送信する必要がある。脚に自信はあるが信越エリアを走ったことはない、そんなサイクリストにとっては獲得標高よりも高い壁となるかもしれない。

しかしご安心を。信越の魅力を存分に感じられるモデルルートが複数用意されている。信越五岳の山麓をぐるりと巡る「信越五高原ロンググライド」ルートは距離114kmで反時計回りに1周すると獲得標高は約2,500m。

野尻湖畔はゆるっとサイクリングにはおすすめのローケーション野尻湖畔はゆるっとサイクリングにはおすすめのローケーション photo:Kenta Onoguchi
他にも、「妙高・笹ヶ峰高原ヒルクライム」や「野沢温泉・上ノ平高原ヒルクライム」ルートといった、信越を象徴するヒルクライムコースも紹介されている。モデルコースを参考にA賞の条件である、これぞ信越と言えるようなクリエイティブなライドを達成してほしい。

続いて、B賞の「信越自然郷エリア 特産品(大)」は、信越自然郷エリアでのライドを最低1回含むことが応募にあたっての条件となっている。

つまり、飯山から野沢温泉や渋峠へのヒルクライムチャレンジで達成してもよい。飯山を拠点にした山岳サイクリングのポテンシャルを存分に堪能できるだろう。

信越自然郷らしいライドログでA賞を狙ってみよう!信越自然郷らしいライドログでA賞を狙ってみよう! photo:Kenta Onoguchi
そしてC賞の「信越自然郷エリア 特産品(小)」は、信越エリアでのライドにこだわらずに、走り慣れた地元や各地のコースを走って累積獲得標高9,709mを達成すればよい。

こちらはZwiftやROUVYといったバーチャルサイクリングでのログデータも含んでの達成もOKだ。地元や自宅にいながら、今回の5 Peaks Challengeに挑戦できる気軽さが魅力だ。

エントリーにはライドログが必要。STRAVAアプリやGPSサイコンの起動を忘れずに!エントリーにはライドログが必要。STRAVAアプリやGPSサイコンの起動を忘れずに!
「5 PEAKS チャレンジ2021 by #信越ペダル 」への参加方法や詳細は以下のオフィシャルサイトにまとまっているので、まずはアクセスしてみてほしい!
https://shinetsu-activity.jp/play/cycling/6758/

アクセスよし、環境良し。信越の玄関口、飯山へ。

北陸新幹線「はくたか」で輪行すれば、東京から2時間弱で飯山に到着北陸新幹線「はくたか」で輪行すれば、東京から2時間弱で飯山に到着 photo:Kenta Onoguchi
飯山駅で輪行を解いて、いざ5 Peaks Challengeへ飯山駅で輪行を解いて、いざ5 Peaks Challengeへ photo:Kenta Onoguchi
さて、今回のチャレンジの舞台になる信越エリアは、その名のとおり長野県と新潟県の県境に位置する。その玄関口が飯山駅だ。2015年に北陸新幹線が開通してから東京からのアクセスが抜群によくなった。「はくたか」で東京駅から1時間51分という近さ。

飯山駅を降りれば、そこは今回の5 Peaks Challengeの中心地。飯山市は、南北に千曲川が流れ、東側には妙高戸隠連山、西側には上信越高原が広がる、まさにどちらに向かっても最高の山岳ライドが楽しめるロケーションだ。

飯山駅直結!「信越自然郷アクティビティセンター」は5 Peaks Challengeの基地にぴったり

飯山駅の中にある「信越自然郷アクティビティセンター」飯山駅の中にある「信越自然郷アクティビティセンター」 photo:Kenta Onoguchi
駅直結のインフォメーションセンター「信越自然郷アクティビティセンター」では、ロードやe-Bikeのレンタルサービスをはじめ、信越自然郷での様々なアクティビティをサポート&提案してくれる。サイクリングに関して言えば、訪れた時期におすすめのコースや補給ポイント、通行止め情報なども教えてもらえる。

訪れたサイクリストの荷物預かりや更衣室の利用などにも対応してくれる。大きめの輪行袋、例えばオーストリッチのOS-500のようなモデルも預かってくれるとのことで、輪行派サイクリストにとっては渡りに船。工具やフロアポンプの貸し出しも行っているので、輪行時にトラブルが発生しても安心だ。

信越自然郷アクティビティセンターでは荷物の一時預かりサービスも信越自然郷アクティビティセンターでは荷物の一時預かりサービスも photo:Kenta Onoguchi
工具や空気入れも常備されている工具や空気入れも常備されている photo:Kenta OnoguchiE-BIKEやファットバイクなど様々なスポーツサイクルのほか、キャンプ用品などのレンタルもあるE-BIKEやファットバイクなど様々なスポーツサイクルのほか、キャンプ用品などのレンタルもある photo:Kenta Onoguchi

更に、店内には自転車だけでなく、トレッキングなどのアクティビティに対応したグッズの販売もされている。バーナー用のガスをはじめとした消耗品も用意されているので、キャンプツーリング派の方にとっても心強い味方となりそうだ。

グリーンシーズンはサイクリングを中心に、トレッキングやカヌー、SUPなどのレンタルやツアーイベントが、スノーシーズンには一帯のスキー場についての情報が集まる信越自然郷アクティビティセンター。ちなみにスノーシーズンでも「雪ちゃり」をはじめ、ファットバイクを利用した雪上のサイクリングアクティビティは人気があるという。

今回紹介する5 Peaks Challengeのモデルルートも、このエリアの遊び方を知り尽くした信越自然郷アクティビティセンターのスタッフによって描かれたもの。なので、チャレンジャーの皆さんも走り出す前に一度センターに立ち寄っておけば、役立つ情報が得られるはずだ。

⇒信越自然郷アクティビティセンター ホームページはこちらから
 https://shinetsu-activity.jp/

JR飯山駅は信越エリアのサイクリングの玄関口JR飯山駅は信越エリアのサイクリングの玄関口 photo:Kenta Onoguchi
次のページでは、今回のチャレンジの推奨モデルルートをサイクリストの日向涼子さんがアドバイス! 信越エリアはどこを走っても魅力的で、山岳の獲得標高も稼ぎやすい。ここで紹介する推奨モデルルートの「信越五高原ロングライド」コースをそのままトレースしてもよいだろう。

ただし、5 Peaks Challengeでは、ルートが決められているわけではないので、今回のモデルルートを参考に、自身の体力や日程と調整しながら計画的にオリジナルルートを決めて挑戦してほしい。

オリジナルステッカーをゲットできる#信越ペダル企画も同時に実施中オリジナルステッカーをゲットできる#信越ペダル企画も同時に実施中 photo:Kenta Onoguchi
text:橋本謙司 photo:小野口健太 提供:信州いいやま観光局