「KICKR」や「KICKR CLIMB」、「KICKR HEAD WIND」など、ワフーがリリースしてきたギアはそれぞれが個性的で魅力的。しかしその真髄はこれらのギアをトータルで使用することにある。これらのギア同士やインターネット、そしてライダーがシームレスに繋がる「Wahoo ECO SYSTEM」を日々楽しむワフーアンバサダー、けんたさんが紹介する。

退屈なインドアトレーニングがエンターテインメントに

世界最強のロードレースチーム、チームスカイが使用していることでも知られる「KICKR(キッカー)」世界最強のロードレースチーム、チームスカイが使用していることでも知られる「KICKR(キッカー)」 (c)ワフー
世界最強のロードレースチーム、チームスカイが使用していることでも知られる「KICKR(キッカー)」、さらにはKICKRと連動することで、フロント部分を持ち上げてバイク自体の角度を変化させて勾配を再現する「KICKR CLIMB(キッカークライム)」、心拍数などの変化によって風の強さを変化させる「KICKR HEAD WIND(キッカーヘッドウインド)」など、ワフーからはインドアトレーニングを充実させるギアが多数リリースされている。

室内トレーニングはつまらない――。
それはもう昔の話。

ネットとつながるローラー台、スマートトレーナーの登場や、ズイフト、キノマップなどのWebサービスが開始されて以来、インドアトレーニングはすでに退屈なものではなくなった。しかし、ワフーはインドアライドを楽しいトレーニングよりも上位の「エンターテイメントにまで昇華させた」と、“けんたさん”は語る。

インドアトレーニングを「エンターテイメントにまで昇華させた」というKICKR CLIMBを紹介するけんたさんインドアトレーニングを「エンターテイメントにまで昇華させた」というKICKR CLIMBを紹介するけんたさん
「自分にとってインドアトレーナーの初体験は3本ローラーからはじまって、次にスマートトレーナーを使い、今はワフーのKICKRを使用しています。これまで使ってきたそれぞれにいいところはたくさんあったのですが、ワフーを使うようになって、このブランドが構築する世界観に没入するようになりました。それぞれのギアは個性的ですが、一緒に使ったときにはお互いを邪魔しないで有機的につながっていきます。

KICKRとズイフトの組み合わせから使い始めて、KICKR CLIMB、KICKR HEAD WINDといったギアを増やしていくごとに、快適になっていくし、楽しくなっていきました。3本ローラーを使っていたころも楽しく乗れていましたが、やはり「修行」な感じは強かったと思います。でも今はワフーが創り出すエコシステムの中で、トレーニングというよりは遊んでいる感じ。室内にいながらにして五感で楽しむサイクリング体験ができています」(けんたさん)

ワフーが提唱するエコシステムとは?

スマートトレーナーを中心として構成されるワフー・エコシステムスマートトレーナーを中心として構成されるワフー・エコシステム (c)ワフー
さて、けんたさんが語ったワフーの「エコシステム」とは、言い換えれば同ブランドがオールインワンでライダーに提供する“世界”のようなものだと考えてもらっていい。

ワフー・エコシステムを構築する製品は、スマートトレーナーのKICKRシリーズ、KICKR CLIMB、KICKR HEADWINDといったスマートデバイスから、心拍計、デスクに至るまで。それぞれが独立しても使用できるが、これらを一緒に使用することで有機的につながっていくように設計されている。まさにエコロジカル(環境と調和がとれた)といえる室内トレーニングシステムといえるだろう。

風を感じて、斜度によって脚に負荷がかかり、実際にバイクの斜度も変わる。外で走る環境が室内で体験できるのも、さまざまな種類のトレーニングギアをリリースするワフーなればこそ。

エコシステムの中核をなすスマートトレーナーとKICKR CLIMB

エコシステムの中核をなすスマートトレーナーKICKRエコシステムの中核をなすスマートトレーナーKICKR (c)ワフー
「有機的につながる、という意味では一番分かりやすいのがKICKRとKICKR CLIMBの関係かもしれないですね。KICKRはズイフトなどのコースから得られる勾配を違和感なく脚に伝えてきますし、KICKR CLIMBはその勾配を実際にフロント部を上下して再現する。ズイフトとこれらのギアの接続もスムーズですし、ストレスはありません」

「最新モデルのKICKR COREは、KICKRのエントリーモデルです。KICKRよりも詳細なデータは取れませんが、とりあえずエコシステムを体験したい、という人にはおすすめできるモデルです。ただ、どちらもペダルのトルクのかかり方がリアル。特に下死点にペダルが近づいたときに、抜けていくところはすごくリアル感があります」

斜度を再現してくれるKICKR CLIMBこそ、インドアトレーニングをエンターテイメントに昇華させたという斜度を再現してくれるKICKR CLIMBこそ、インドアトレーニングをエンターテイメントに昇華させたという
「KICKR CLIMBは本当に楽しい。山に行ったデータを収集しておけば、そのまま再現してくれます。上りの斜度は20%まで、下りは10%まで再現します。これのおかげで、トレーニングがエンターテイメントになったと思います」(けんたさん)

KICKRのインプレッション記事は→こちら
KICKR COREの記事は→こちら
KICKR CLIMBのインプレッション記事は→こちら

“おもしろギア”に見えるものでも、ワフーは本気で作っている

インドアトレーニングのために作られたKICKR HEADWINDインドアトレーニングのために作られたKICKR HEADWIND (c)ワフー
「またKICKRとKICKR HEADWIND、TICKR X(※心拍センサー)の組み合わせもかなり五感を刺激してくる世界を構築しています。KICKR HEADWINDは、心拍センサーやスマートトレーナーから受信する心拍数、スピードが上昇するのに合わせて風をライダーに送ってくる、いわば“IoT扇風機”ですが、その風のあたり方がかなりリアル。実際のライド時に受ける風の感覚にすごく近いので、かなりリアルなライド体験ができます」

「はじめはネタか?と思いましたが、使い始めてすぐに扇風機、サーキュレーターとは違うと感じました。まず風が拡散しないでダイレクトにリアルに身体に当たる。音も静かですし、低めの心拍数で風が強く吹くようにもできるなど、細かく自分好みのカスタムもできます。一見、おもしろギアなんですが、ローラー台を本気で快適にしようとしていることが感じられます。そこが楽しいですね」

「はじめはネタか?と思いましたが、ローラー台を快適なものに使用としていると感じられる(けんたさん)」「はじめはネタか?と思いましたが、ローラー台を快適なものに使用としていると感じられる(けんたさん)」 「安心して使用できます」とTICKR Xを評価する「安心して使用できます」とTICKR Xを評価する


「心拍ベルトはセンサーが反応しているかどうかわからないのが難点。でもTICKR Xは装着したときに表面のLEDが点灯して電源が入っていることを知らせてくれます。かなり地味で、ちょっとしたところですが、安心して使用できます」(けんたさん)

HEADWIND

KICKR HEADWINDKICKR HEADWIND (c)ワフー
サイズ(折りたたみ時)40.6cm(長さ)x 30.5cm(幅)x 48.3cm(高さ)
サイズ(展開時)45.7cm(長さ)x 30.5cm(幅)x 48.3cm(高さ)
重量5.4kg
最大ファンスピード48 kph/30 mph
モーター仕様120v 60hz
価格32,000円

KICKR HEADWINDの記事は→こちら

TICKR X

TICKR XTICKR X (c)ワフー
カロリー測定、モーション解析、メモリーを内蔵した心拍数センサー。内蔵メモリに記録できるため、スマホを使わずにトレーニング可能。

サイズ6.98cm x 1.27cm x 3.81cm
形式Bluetooth、ANT+
重量8.5g(本体のみ)
防水規格IPX7(水深1.5 mまで防水)
ストラップの長さ58~122cmに調節可能
価格9,299円

テーブルまでもがインドアライドに適している仕様に

「エコシステムのためにデスクまで、準備されているところにも驚かされます。しかも高さ調整も楽にできるし、パソコンやタブレットを置くのにちょうどいい大きさ。しかも電源コードが邪魔にならないようにコード用の穴があいているので、モニター周りをすっきりとさせておくことができます」(けんたさん)

脚部にはキャスターがついて室内移動が簡単。アメリカのワフー本社ではスタンドデスクとしても使用されているとか。

ワフー KICKR DESKワフー KICKR DESK (c)ワフー
タブレットやスマートフォンを差し込んで固定するビルトインスタンド付きタブレットやスマートフォンを差し込んで固定するビルトインスタンド付き (c)ワフー
テーブルまでもがインドアライドに最適化されているテーブルまでもがインドアライドに最適化されている (c)ワフー

KICKR BIKE DESKスペック

底部のサイズ幅71cm x 奥行き76cm
デスクトップ部幅71cm x 奥行き36cm
床からの高さ84cm~122cm
価格32,000円

ワフーが構築するインドアライドの世界は、まるで遊園地

「自分の場合はWebサービスでよく使うのがズイフトです。ゲームが好き、ということもあってバーチャルな方が楽しめるので。もちろん実写が好きだという人はキノマップを使えば世界中のリアルなサイクリングルートが楽しめるでしょう。どちらを使うにせよ、ワフーならWebサービスとスムーズに繋がって仮想世界にずっぽりと没入できます。

けんたさんは自宅でワフー・エコシステムを構築しているけんたさんは自宅でワフー・エコシステムを構築している
乗るのが嫌だな、とかそんなことはあまり考えたことはないですね。天候も関係ない、モチベーションも関係ない。ただ楽しい。本当に遊園地みたいです。問題があるとすれば、エコシステムを構築するとなると、ある程度部屋の広さが必要になる、というところでしょうか。6畳くらいの部屋は準備しておいたほうが、いいかもしれません。

僕の場合、部屋については家族と相談してなんとかクリアしたので、次はエコシステム専用のバイクを手に入れて、いつでも好きなときにライドできるようにしたいですね」(けんたさん)

提供:wahoo 文:今雄飛