2010年末で閉鎖となったゴンゾートラックが「ゴンゾーパーク」としてリニューアル。再開を心待ちにしていた参加者たちで4XとBMXは激しい接戦となって大きな歓声の上がったNIPPON OPENとなった。

一年ぶりに再開されたゴンゾーパーク一年ぶりに再開されたゴンゾーパーク レースクィーンを務めた岩出愛未レースクィーンを務めた岩出愛未


営業を再開したゴンゾーパーク

名古屋の都市圏・高速出口から近くナイター営業もあってBMXコースとして最高の環境だったゴンゾートラック。にもかかわらず、経済的には成功せず、昨年末で7年の運営で閉鎖となった。閉鎖後は塚本岳が4月に東日本大震災のチャリティーイベント・タートエイドを開催したりと動きはあったものの、年明けからBMXライダーの塚原睦人が再開に向けたプレゼンテーションを公募して足がかりを作り、土地を管理する不動産会社がこれを受諾して運営することになった。

BMXプロクラスのレースBMXプロクラスのレース 子供達も大勢楽しんだ子供達も大勢楽しんだ


放置されていたコースも新しくローカルライダー達の手によって造成されて、コンディションも抜かりない。
ただし、今後の運営状態次第では再び閉鎖となることもあり得るとのこと。利用者にはマナーを守って施設を利用するよう呼びかけている。

トップBMXライダーの参加

11月27日に行われた今回のNIPPON OPENは、BMXクラスを設けてゲストに世界で活躍するBMXレーサー三瓶将廣(RED LINE)と今年の全日本チャンプ長迫吉拓が4Xにも参戦した。昨年優勝の高山一成、MTBレーサーは富士見で行われた4xNUGシリーズチャンプ永田隼也(A&F/ROCKY MOUNTAIN)や九島賛汰・九島勇気(KHS/重力技研)・栗瀬裕太(team mongoose)といった4Xスペシャリストに安達靖(Team Ikuzawa)・向原健司といった豪華な招待選手で行われた。一般参加者も遠くは九州からも駆けつける程、ゴンゾーの復活を歓迎した。

女子4Xレース女子4Xレース 大人も唸ったキッズレース大人も唸ったキッズレース

コスプレライダーも走るコスプレライダーも走る 素敵なホイールをインストール素敵なホイールをインストール


BMXプロクラスは高橋堅太の優勝。メインとなった4Xプロクラスは選手同士の激しいコーナーの突っ込みが見所で、華麗なライディングに歓声も上がる。決勝は三瓶が本領を発揮して決勝ヒートまですべて一位で通過。決勝も永田・九島賛汰を第一コーナーから大きく離して独走勝利と世界のBMXレースで活躍する足を見せつけた。

ゴンゾーで熱い戦いが帰ってきたゴンゾーで熱い戦いが帰ってきた 格の違いを見せた三瓶将廣(RED LINE)格の違いを見せた三瓶将廣(RED LINE)

中部BMX協会からおでんやカレーの販売が盛況でした中部BMX協会からおでんやカレーの販売が盛況でした 来年もゴンゾーでNIPON OPENを開催しよう来年もゴンゾーでNIPON OPENを開催しよう


他のクラスも仮装をしたりエアを決めたりと各選手が見せ場を作り、子供達も負けじと果敢に走る。テクニックを磨くこうしたダートコースは走る場としてなくてはならない存在。今まで走った人も、またMTB・BMXに興味を待った人は継続して運営できるよう利用してほしい。


text&photo:Akihiro.NAKAO