10月29日、都心からほど近い埼玉県の荒川彩湖道満グリーンパークにて、どこよりも早い最新モデルの展示&試乗会、Sports Bike Demo(スポーツバイクデモ)が行われた。

エンデューロだけで1400人の参加、来場者全部で2000人以上!エンデューロだけで1400人の参加、来場者全部で2000人以上! (c)Tetsuhiko Komi自慢のマニア風自転車、愛のあふれる自転車などなど、さまざま大集合自慢のマニア風自転車、愛のあふれる自転車などなど、さまざま大集合 (c)Tetsuhiko Komi

来場者数2千人以上?! 活気にあふれた試乗&エンデューロイベント

Sports Bike Demo(スポーツバイクデモ)は、「ユーザーに、最新モデルを試乗してもらい、その乗り味や走り心地に納得して購入してもらいたい」と、首都圏を中心にスポーツバイクショップ『ワイズロード』を展開するワイ・インターナショナルが90年代後半から開催を続けている試乗イベントだ。今回で9回目の開催となり、参加者は回を追うごとに増え続けているという、まさに都市型の自転車ライディング・イベントである。

1周回5kmのコースを走るエンデューロ、暑くなく寒くない気温がサイコーでした1周回5kmのコースを走るエンデューロ、暑くなく寒くない気温がサイコーでした (c)Tetsuhiko Komiまさに老若男女がみんなで参加 思い思いの走りを楽しんでいたまさに老若男女がみんなで参加 思い思いの走りを楽しんでいた (c)Tetsuhiko Komi

今回は、4時間のエンデューロレース『2011ワイズカップ』も同時に開催。開催地が都心からクルマで30分ほど(自走なら1時間程度)の場所にある、荒川付近の公園ということもあって、来場した人の数は、まさに膨大。エンデューロ参加者だけでも1400人との発表。展示試乗会をお目当てに来場した人々の数を加えると、ざっと2000人以上はこの場にいたはずである。

チーム:メイドさん学科自転車部 ネットSNSの仲間が集まってジャージを製作チーム:メイドさん学科自転車部 ネットSNSの仲間が集まってジャージを製作 (c)Tetsuhiko Komiあまりにも雰囲気が良かったので、つい激写 すいません、お名前伺わずにあまりにも雰囲気が良かったので、つい激写 すいません、お名前伺わずに (c)Tetsuhiko Komi


ライディングそのものを楽しんでいる人々も多かった。コスプレさんもね

当日は、さわやかな秋晴れの一日。心地よく陽が差して、自転車ライドにうってつけの気候となった。一周約5キロの周回コースを走るエンデューロは午前8:30からのスタート。

4人一組でチームを組んで、結果を目指すのはもちろんだが、それ以上に、みんなでわいわい、ライディングとイベント感を楽しもうというのがこのエンデューロの大きな主旨。

『ミスター大瀧120km』の異名を欲しいままにする、トレックの松本ミスター駿も、会場で気軽にみんなとトーク『ミスター大瀧120km』の異名を欲しいままにする、トレックの松本ミスター駿も、会場で気軽にみんなとトーク (c)Tetsuhiko Komiブリヂストン・アンカーチームは、写真(右から2番目)の飯島誠さんを始め、山本幸平選手もエンデューロに参加ブリヂストン・アンカーチームは、写真(右から2番目)の飯島誠さんを始め、山本幸平選手もエンデューロに参加 (c)Tetsuhiko Komi

人気のプロライダーもエンデューロに参加し、参加者と一緒になって、おしゃべりしながら走る姿が印象的だった。

チームでそろえたジャージをアピールしながら走るのは、エンデューロならではの楽しみだし、そしてそして、エンデューロと言えば、遠慮なくコスプレできるという、暗黙の了解がある。そういえば、ハロウィーンも近いしね。

キクミミさんによるコスプレ 元ネタは『初音ミク』 小径車で走りまくってましたキクミミさんによるコスプレ 元ネタは『初音ミク』 小径車で走りまくってました (c)Tetsuhiko Komiチーム;日工大レーパン愛好会の岡田サン もちろんスカートの下に、レーパンまくって履いてますチーム;日工大レーパン愛好会の岡田サン もちろんスカートの下に、レーパンまくって履いてます (c)Tetsuhiko Komiお名前を伺いそこねてごめんなさい メイドの格好で足下レーシングシューズ コスプレの醍醐味お名前を伺いそこねてごめんなさい メイドの格好で足下レーシングシューズ コスプレの醍醐味 (c)Tetsuhiko Komi

走るだけじゃない会場の盛り上がりを、主に食べ物の視点から

さて、エンデューロで盛り上がっている会場を、ざっと見回してみよう。エンデューロに参加していない、あるいは参加していても走る順番ではない人々が行っていたこと。1)2012年最新モデルを見る。2)掘り出し物のお買い物にいそしむ。3)会場グルメを楽しむ。

スポーツ自転車に乗ろう!と、技術指導を行う『こ〜ぢ倶楽部』による、三本ローラーに乗ってみよう!体験大会スポーツ自転車に乗ろう!と、技術指導を行う『こ〜ぢ倶楽部』による、三本ローラーに乗ってみよう!体験大会 (c)Tetsuhiko Komi こんな時だからこそ、いつもは放っぽりっぱなしの自転車にもオイルを差して!ワコーズによる無料注油講座と実践こんな時だからこそ、いつもは放っぽりっぱなしの自転車にもオイルを差して!ワコーズによる無料注油講座と実践 (c)Tetsuhiko Komi

さあ、そのこ〜ぢ倶楽部の主幹、ハーモニカでおなじみ、もとプロレーサー相沢康司ことこ〜ぢさんがおすすめの『彩来留結び』さあ、そのこ〜ぢ倶楽部の主幹、ハーモニカでおなじみ、もとプロレーサー相沢康司ことこ〜ぢさんがおすすめの『彩来留結び』 (c)Tetsuhiko Komi焼き肉屋『大幸』さんがプロデュースした、自転車乗りにおいしい『彩来留結び』 コチュジャンで味付けした、大人のお味でした焼き肉屋『大幸』さんがプロデュースした、自転車乗りにおいしい『彩来留結び』 コチュジャンで味付けした、大人のお味でした (c)Tetsuhiko Komi

みんなが、掘り出し物を狙うハンターの目をして、鋭く商品を見つめていたワイズロードによるアウトレットコーナーみんなが、掘り出し物を狙うハンターの目をして、鋭く商品を見つめていたワイズロードによるアウトレットコーナー (c)Tetsuhiko Komiスペインのおなじみフード、パエリアをその場で作っていたケータリングもあり とってもおいしかったスペインのおなじみフード、パエリアをその場で作っていたケータリングもあり とってもおいしかった (c)Tetsuhiko Komi

その会場グルメの中でも、一番印象的で、おいしく、嬉しかったのは、この1個100円のマフィン。直径10センチ以上と超巨大。中はしっとり、味はしっかりという、イベント会場ではなかなかに珍しいおいしさのグッドなマフィン。

マフィンの看板娘、大島サンマフィンの看板娘、大島サン (c)Tetsuhiko Komiほんとにおいしかったマフィンほんとにおいしかったマフィン (c)Tetsuhiko Komiもう一人の、ジュース担当看板娘ちゃんもう一人の、ジュース担当看板娘ちゃん (c)Tetsuhiko Komi

こちらの販売にいそしんでいた看板娘の大島サンに、早速尋ねてみました。「あ、あの、どちらのワイズロード店舗で、あなたにはお会いできるんですか!??」 「はい、私、本部勤務なので、店舗には立っておりません。。。」とご返事。ぬへー、残念。

おなじみじゃんけん大会と、試乗会と、女性参加者の多さと


魅惑のじゃんけん大会 負けるとつまんないものだが魅惑のじゃんけん大会 負けるとつまんないものだが (c)Tetsuhiko Komiしかし、再びじゃんけん始まると会場はウォーと沸くしかし、再びじゃんけん始まると会場はウォーと沸く (c)Tetsuhiko Komi

エンデューロは午後12時半で終了。その後、魅惑のじゃんけん大会が行われて、商品をがっぽり獲得、ほくほく顔で、みなさん新作モデルの試乗へと三々五々、散って行ったのでありました。

29erとシティバイクを積極的にアピールしていたスコットのブース29erとシティバイクを積極的にアピールしていたスコットのブース (c)Tetsuhiko Komiカーボンロードの新作がならんだフェルトのブースカーボンロードの新作がならんだフェルトのブース (c)Tetsuhiko Komi
筆者もレポートがてら乗りました。乗り比べると、価格帯からは見えない『乗る楽しさ』を大切にしているモデルがよくわかりますね筆者もレポートがてら乗りました。乗り比べると、価格帯からは見えない『乗る楽しさ』を大切にしているモデルがよくわかりますね (c)Tetsuhiko Komi自転車はだいたい、街中と山の中とを普段着で乗っているので、これが私の乗る時の正装なのです自転車はだいたい、街中と山の中とを普段着で乗っているので、これが私の乗る時の正装なのです (c)Tetsuhiko Komi

そういえば、女性のライダーが多かったなという印象を受けたイベントでした。これから、どんどん女性ライダーが増えていくんだろうな。自転車はもうよくできているから、これからは、自転車に乗るためのウェアだったり、アクセサリーだったり、そういうものが大切になるんだろうな、とも思った。そんな『Sports Bike Demo』。すがすがしい秋の楽しい一日でした。また来年も、ぜひ。

パッキパキに決めた女性ライダーもステキですがパッキパキに決めた女性ライダーもステキですが (c)Tetsuhiko Komiふわりとした普段着の女性サイクリストも可愛いデスふわりとした普段着の女性サイクリストも可愛いデス (c)Tetsuhiko Komi


サイクルスカートを上手に使っていますサイクルスカートを上手に使っています (c)Tetsuhiko Komiタイツ+ホットパンツ、これから流行りそうタイツ+ホットパンツ、これから流行りそう (c)Tetsuhiko Komiそんな女性サイクリストのために、『ロコゴワ』という女性用ライディング・ブランドを作っている、東京サンエスの坂井サンそんな女性サイクリストのために、『ロコゴワ』という女性用ライディング・ブランドを作っている、東京サンエスの坂井サン (c)Tetsuhiko Komi

text: Pandasonic Nakamura  Photo: Tetsuhiko Komi
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