まだ北風の吹く2月の終わり、武蔵丘陵森林公園で行われたシクロ4hエンデューロには、シーズンの幕開けを心待ちにした参加者が多く集っていた。そんな参加者の新調した自転車やパーツを見せてもらおうと、会場に向かった取材班。みんなこだわりのバイクで応えてくれたのでした。それでは今回もさっそく行ってみましょう!

片石一永 さん フォーカス CAYO 群馬県太田市
まずはFFWDのカーボンホイールが決まっている、フォーカスCAYOに乗る片石さん。「見た目重視のコーディネート」というこのバイクのポイントは、やっぱり全体の印象を決定づけるFFWDのホイール。う〜ん決まってる「このフォーカスは1年くらい乗っていますが、ホイールは変えてまだ1ヶ月くらいです」これからシーズンが始まって、FFWDの本領発揮というところですね。

「このイベントは、シクロワイアードで知ってきました!」という片石さん。いつもありがとうございます「このイベントは、シクロワイアードで知ってきました!」という片石さん。いつもありがとうございます
FFWDのホイールが決まったフォーカス CAYO。ん?よく見るとどっちも白いFマークなんですねFFWDのホイールが決まったフォーカス CAYO。ん?よく見るとどっちも白いFマークなんですね ボトルゲージもフォーカスでコーディネート。こういう小技に凝るのはポイント高いボトルゲージもフォーカスでコーディネート。こういう小技に凝るのはポイント高い



高橋信子 さん キャノンデール CAAD9 埼玉県さいたま市
真っ赤なウエアに真っ赤なCAAD9でコーディネートする高橋さん。今日は女性ばかり4人で2チームに別れて参戦です。「金色のチェーンがポイント」というCAAD9は、白い小物でうまくまとめている。もしかしてこの赤いシュワルベのタイヤも色買い?「もちろんです。赤は速そうだから」というところがなんとも潔い。「いま欲しいのはROTORのクランク」という。そのときにはまた自慢してくださいね。

真っ赤なコーディネートの高橋さん。ちなみにチーム名の「VCフェナント」とは怠け者の意味だそうです真っ赤なコーディネートの高橋さん。ちなみにチーム名の「VCフェナント」とは怠け者の意味だそうです
ここがポイントの「金のチェーン!!」ここがポイントの「金のチェーン!!」 真っ白のリッチーのステムは真っ白なピラーともお揃い真っ白のリッチーのステムは真っ白なピラーともお揃い



金谷良介 さん エヴァディオ ヴィーナスSL 東京都板橋区
かなり目立つファイアーバードカラーが目に留まり、声をお掛けしたのは金谷さん。「実はエヴァディオのカラーオーダーを見に行くつもりでお店に行ったら、このフレームが置いてあってすごく気に入ってしまいました」マットに仕上げられた塗装面が高級感を出しています。
「このバイクを買う前に自分で欲しいイメージを描いていて、ちょうど合致したのがヴィーナスでした。じつはバッカス01のインプレ記事をシクロワイアードで見て、エヴァディオっていいなぁ。って思ったんです」。我々も少しはお役に立ててなによりです。

この派手なカラーがかなり気に入っているという金谷さん「友人には歌舞伎町って言われるんです」この派手なカラーがかなり気に入っているという金谷さん「友人には歌舞伎町って言われるんです」
マットな表面処理が派手な塗り分けを上品に包むマットな表面処理が派手な塗り分けを上品に包む バーテープもお約束の赤黒2トーン。もうこれ以外無いでしょバーテープもお約束の赤黒2トーン。もうこれ以外無いでしょ



高原邦子 さん エディメルクス EFX-1 埼玉県さいたま市
「小柄なので女性サイズのモデルを探していたんです。でもフェミニンなカラーではないモデルが欲しくて、これにしました」という高原さんが選んだのは、エディメルクス EFX-1。明るいカラーもあるこのモデルですが、あえてこのカラーをチョイス。「やっぱりカラーリングとこのデザインが気に入ってます」というメルクスのグラフィックとオリジナルジャージが決まっています。

オリジナルジャージとスコートがコーディネートされたウエアも決まっている高橋さんオリジナルジャージとスコートがコーディネートされたウエアも決まっている高橋さん
自慢はなんといってもこのカッコイイデザイン自慢はなんといってもこのカッコイイデザイン メルクスはシートチューブ近辺のデザインもセンス抜群メルクスはシートチューブ近辺のデザインもセンス抜群



黒田 健 さん トレック 1.5
モノトーンが美しいトレックは、ロードを初めて半年の黒田さんのバイク。「これが最初のロードなんですが、自分でコンポを105に載せ替えました」。ブラックの105がモノトーンのフレームにマッチしていますね。
「自分でコンポを載せ替えてから愛着がわいてきました。もちろん走っても反応がよくて、気に入っています」かなり大事にされているようです。「でもいつかはカーボンに乗りたいですね」とも。

モノトーンで決めた黒田さん。実は先ほど登場した「歌舞伎町ヴィーナス」こと、金谷さんのお友達モノトーンで決めた黒田さん。実は先ほど登場した「歌舞伎町ヴィーナス」こと、金谷さんのお友達
自分で載せ替えた105でかなり愛着が出てきたそう自分で載せ替えた105でかなり愛着が出てきたそう 見慣れないサイクルコンピューターはbrytonというメーカーのモノ見慣れないサイクルコンピューターはbrytonというメーカーのモノ



池田 豊子 さん BMC SLC01 東京都足立区
自転車歴5〜6年の池田さんの愛車は、真っ赤なBMC SLC01に乗る。1年ぐらい乗っているそうですが、そのフィーリングは? 「最初は硬いかなぁ、って思いましたが慣れました。スピードに乗るとすごくよく走るので、好きなバイクです」「ポイントはこのイーストンのボトルゲージです」。Eマークのカタチに抜けているのでボトルを入れるとマークがよく目立つ逸品だ。

真っ赤なサエコのウエアが懐かしいと思ったら、saicoでした。毎週荒川の彩湖で練習を行っているそうです真っ赤なサエコのウエアが懐かしいと思ったら、saicoでした。毎週荒川の彩湖で練習を行っているそうです
ジャーン!イーストンのボトルゲージは白いボトルを入れると目立つ凝ったデザインジャーン!イーストンのボトルゲージは白いボトルを入れると目立つ凝ったデザイン 行きつけのショップYの店長が塗ってくれたまっ赤なステム、名前入り行きつけのショップYの店長が塗ってくれたまっ赤なステム、名前入り



阿部圭吾 さん サーヴェロ R5 埼玉県三芳町
シクロワイアードでもつい先日インプレを掲載したばかりの最新モデル、サーヴェロ R5に乗るのは阿部さん。「じつは今日出場していないんですが、仲間の応援で自走で来ました」というには、スゴいバイクで登場です。「以前はイタリアの某有名クロモリフレームに乗っていたんですが、体がついていかなくてついにカーボンバイクを手にしました」。え〜、それでこのR5ですかぁ! 
「もう自転車に体が見合ってなくて、フレームに申し訳ない限りです」。これからじっくりと攻略してください。

チームジャージのTMRとは「チーム メタボリック レーシング」の略。なんだか親近感が湧いてくるチームジャージのTMRとは「チーム メタボリック レーシング」の略。なんだか親近感が湧いてくる
みんなから「楕円はどうよ?」って聞かれるのですが、デザインに騙されるだけで真円なんですよみんなから「楕円はどうよ?」って聞かれるのですが、デザインに騙されるだけで真円なんですよ R5の特徴がこの細いシートステー。シクロワイアードのインプレも記憶に新しいR5の特徴がこの細いシートステー。シクロワイアードのインプレも記憶に新しい



堀川明子 さん 東京都練馬区 グラファイトデザイン
ロード1年半のキャリアにして、早くも2台目のバイクを購入したという堀川さんは「自分が走れないのを自転車のせいにして、ちょっといいのに乗れば楽になるかなぁ〜と思って」ということから、カーボンバイクのグラファイトデザインを入手。バーテープもグリップもピンクですが、「メーターもペダルもピンクなんです。それにBBもピンクに替えました。パーツを選ぶときの基準は、ピンクがあるかどうかです」。そのこだわりは素晴らしい。

お気に入りのピンクのグラファイトデザインは、シクロパビリオンでオーダーお気に入りのピンクのグラファイトデザインは、シクロパビリオンでオーダー
グリップもバーテープもメーターも、さらにはペダルまでピンクで統一グリップもバーテープもメーターも、さらにはペダルまでピンクで統一 ポイントはこのピンクのクリスキングのBB。なんという徹底ぶりポイントはこのピンクのクリスキングのBB。なんという徹底ぶり




いかがでしたか。みなさんやはり自分のバイクには沢山のこだわりを持っているようです。中でも多かったのは色に対するこだわり。しっかりとコーディネートされた自転車乗りは素敵だとあらためて感じました。



text: Takashi Kayaba
photo: Yuichiro Hosoda, Takashi Kayaba