上州名物のからっ風が吹き荒れる12月、冬至ともなるとその勢いは本格化してバイクに跨るのを躊躇させてくれる。せめて山の中、木々が立ち込める林の間なら、そのからっ風もしのいで走れるだろうと、サイクルトレインを利用して群馬のグラベルに出かけてきた。今回のXPDTN JAPAN CLUB RIDE は、お馴染みの群馬前橋のサイクルハウスWISH前橋南店下田店長と二人で上州電鉄に乗り込んでのグラベルライドをレポートする。



上毛電鉄 中央前橋駅から早速、鉄道に乗ってスタート上毛電鉄 中央前橋駅から早速、鉄道に乗ってスタート photo:Hayato Higuchi
朝のラッシュが過ぎると静かな駅舎 朝のラッシュが過ぎると静かな駅舎 photo:Hayato Higuchi
朝8時。通勤、通学の時間帯の上毛電鉄 中央前橋駅は到着の電車から大勢の乗客が降りてくる。しかし、それもほんの一瞬、2両編成の車両の降車が終わると駅舎内は静まり返って、バイクを持ち込むのにも躊躇わない空間になった。

上毛電鉄。前橋市の中央前橋駅から桐生市の西桐生駅まで総延長約24km。赤城山を望める田園風景の中を走るのどかな路線だ。今回は前橋市から片道約20km約40分間の距離をサイクルトレインに乗って、赤城駅までのからっ風舗装区間は暖かく過ごす事にした。

中央前橋から約20km先の赤城駅まで乗車中央前橋から約20km先の赤城駅まで乗車 photo:Hayato Higuchi
なんとも可愛らしい車両だ。 なんとも可愛らしい車両だ。 photo:Hayato Higuchi
自転車は後部車両に載せる。 自転車は後部車両に載せる。 photo:Hayato Higuchi
ホームには先ほどの乗客を乗せてきた列車が次の乗客を待っていた。ワンマンのプレートが乗務員室に掲げられ、なんとも風情のある顔立ちの列車に迎えられた。

全2両編成の列車の後方車両に自転車と乗る事ができる。普段の生活での利用も多く、買い物客や通勤客の利用も普通の景色というのが、この上毛電鉄サイクルトレインの特徴だ。住民の方たちが自転車と鉄道をうまく利用している事がうかがえた。

車両から望む赤城山車両から望む赤城山 photo:Hayato Higuchi
中央前橋を出発し、住宅街を抜けてしばらくすると赤城山が見えてくる。快晴で陽射しも暖かく見えるが、外は上州名物からっ風だ。

この平地舗装区間は、鉄道でぬくぬくと移動できたのが後々効いてくる。それにも増して、この鉄道での移動は旅行気分を盛り上げてくれて横掛けで車窓からの景色も楽しめる列車に、これまでのグラベルライドとは少し違う楽しさが見えてきた。

渡良瀬川の景観で一息。渡良瀬川の景観で一息。 photo:Hayato Higuchi
快晴ともなると上州名物からっ風が吹き荒れる。快晴ともなると上州名物からっ風が吹き荒れる。 photo:Hayato Higuchi
赤城駅で降りて、舗装の登りで林道へとつなぐ。途中、渡良瀬川沿いの遊歩道でバイクを担いで川の景観を楽しむ。下田店長曰く、秋は紅葉の絶景という事だが冬の少し水量が減って岸壁が見える川もまた良い景色だ。朝9時過ぎという事で水面も穏やか。朝、コバルトブルーに染まる川は清流の証だ。

舗装で一気に標高を稼いでグラベルに入った。快晴。気温は思っていたよりも高めだが、上州名物からっ風は存分に体感できるほど吹き荒れている。路面は完全ドライ。道の脇に積もった落ち葉も完全ドライだ。からっ風とは、日本海側から山を越えて太平洋側に吹き降ろす下降気流の事だが、日本海側で雪や雨を降らしてからの乾燥した空気のため、カラカラな風によってこの林道はドライなコンディションに。最大で腰辺りまで積もっている落ち葉も、下の方までサクサクな乾燥落ち葉という事に驚いた。

コンクリートの上の砂利を慎重に下る下田店長。 コンクリートの上の砂利を慎重に下る下田店長。 photo:Hayato Higuchi
細かい砂利で整地された走りやすい路面。細かい砂利で整地された走りやすい路面。 photo:Hayato Higuchi
標高600m辺りのピークを過ぎると走りやすいグラベルの下り区間へと入る。ガレ場もなく、適度なコーナーとストレートが繰り返すグラベルの下り、いつものように撮影をしながらの楽しい時間だ。

2人でのライドのためかペースが速まる事もなく、ゆったりとしたスピードで下っていく。細かい砂利が敷き詰められ、ほぼフラットに整地された林道、サイクルトレインとの組み合わせでグラベルビギナーにもおすすめな場所だと言える。

沿道の落ち葉はフカフカ。沿道の落ち葉はフカフカ。 photo:Hayato Higuchi
沿道に積もった落ち葉にバイクを預けてみた。まるでソファのように積もった落ち葉は乾燥しているため程よいクッション性だ。下の方は湿っているだろう、と思ったものの下までドライ。上州名物からっ風の凄まじさを見せつけられる。

同行いただいたサイクルハウスWISH前橋南店 下田店長は普段から自転車通勤やツーリングなどの光景をSNSに自撮り画像を投稿している。この日も頻繁にスマートフォンをセット。ショートムービーや写真など3T EXPLORO RACEMAXでのライドの模様を沢山撮影していた。

下り坂はAEROGHIAIAのドロップ部を握って安定感のあるフォームで下る。下り坂はAEROGHIAIAのドロップ部を握って安定感のあるフォームで下る。 photo:Hayato Higuchi
650Bのエアボリュームはパンクリスクも少なく安心。650Bのエアボリュームはパンクリスクも少なく安心。 photo:Hayato Higuchi赤く光るテールライトがクール。赤く光るテールライトがクール。


からっ風を防いでくれる鬱蒼とした針葉樹。からっ風を防いでくれる鬱蒼とした針葉樹。 photo:Hayato Higuchi
オレンジ/グレーのフレームカラーは落ち葉と砂利のオマージュ。オレンジ/グレーのフレームカラーは落ち葉と砂利のオマージュ。 photo:Hayato Higuchi楽しいグラベルも間もなく終了。楽しいグラベルも間もなく終了。 photo:Hayato Higuchi


上州名物からっ風に引きちぎられる観光旗。上州名物からっ風に引きちぎられる観光旗。 photo:Hayato Higuchi
下田店長が駆るのはEXPLORO MAX。SRAM EAGLE/FORCE の組み合わせでハンドルにはグラベル用エアロドロップバーのAEROGHIAIAをインストールしている。下り区間はドロップ部分を握って安定感のある走りだ。オレンジ/グレーのフレームカラーは落ち葉と砂利にうまく収まるカラーリングだ。

林道グラベル区間を抜けて、赤城駅へと舗装路を戻っていく。途中、あかがね街道を通過したが、沿道の電柱に掲げられた観光旗はどれもこれも破れているのが目立った。気になって観光案内所で聞いてみたところ、上州名物からっ風の影響で、毎年この時期にはビリビリに破けるという事だ。春になって風が落ち着いたら取り換える旗にも上州名物からっ風の凄まじさを感じ、あらためてサイクルトレインでの移動に安心した。

赤城駅でトレジャーカードをいただく。赤城駅でトレジャーカードをいただく。 photo:Hayato Higuchi
赤城駅で上毛電鉄トレジャーカードをいただいて、復路もサイクルトレインで中央前橋まで帰る。起点とした前橋までは約20km、自走で帰るのも手ではあるものの、こういった不思議なお得感もあるのが鉄道移動の楽しみの一つだったりする。

車両に乗り込むと早速グラベルライド中に撮影したブツをSNSへ投稿する下田店長。鉄道に揺られながらのこの作業も旅の楽しみ。暖かい車内で、ゆっくりと投稿に勤しむ事ができる。

帰路の車内はSNS投稿の時間。帰路の車内はSNS投稿の時間。 photo:Hayato Higuchi
中央前橋駅に無事到着。中央前橋駅に無事到着。 photo:Hayato Higuchi
中央前橋に到着。この日のライド走行距離は約30km。獲得標高は653m。前橋市から往復約40kmは上毛電鉄サイクルトレインを利用。冬場のからっ風や夏場の炎天下での舗装路移動といった厳しい環境を避ける事ができ、コンディションの良いグラベルを気軽に楽しむ事ができた。


サイクルハウスWISH 前橋南店
3T EXPERIENCE STORE 3T完成車、パーツの相談ならお任せ。グラベルはEXPLORO MAX、ロードはSTRADAを愛用する下田店長がご案内します。

XPDTN JAPAN CLUB RIDE JOMO
走行距離:30km
獲得標高:653m
サイクルトレイン:上毛電鉄 中央前橋-赤城
協力:サイクルハウスWISH 前橋南店



樋口準人(3Tマーケティング担当)樋口準人(3Tマーケティング担当) photo:Hayato Higuchi筆者プロフィール:樋口準人(3Tマーケティング担当)

ロングライド、ヒルクライム、シクロクロスと四季を通じて自転車に乗りながら、最近は毎週林道に出かけ空撮を楽しむドローングラファー。3TのグラベルロードEXPLOROを知り尽くし、日本各地で開催している3T XPDTN JAPAN CLUB RIDEをアテンドしている。
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