いよいよクイーンステージとクライマックスの週末　自宅でバーチャルレースを観戦しよう

ズイフトで開催されているバーチャル・ツール・ド・フランスが今週末クライマックスを迎える。土曜日はシャレー・レイナールを模したヒルクライム決戦、日曜日はパリ・シャンゼリゼをバーチャルプロトンが駆け抜ける。英語コメンタリーはズイフト公式ページ、日本語中継はJ Sportsで放送予定だ。

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第5ステージで山岳賞は決定する。現在首位のイスラエル・スタートアップネイションはどう動くのか (c)zwift
本来であれば現在開催中の予定だったツール・ド・フランスは、御存知の通り新型コロナウイルスの影響を受け8月下旬開幕にスライド。その代わりとしてレースの舞台をズイフトに移したバーチャル・ツール・ド・フランスが現在開催中だ。すでに全6ステージのうち4ステージが終了し、NTTプロサイクリングがマイヨジョーヌをキープしている状況。

本日、土曜日に開催される第5ステージはモン・ヴァントゥの南面にあるシャレー・レイナールを模した山頂フィニッシュが設定されたクイーンステージ。バーチャル・ツール・ド・フランスの総合成績はチームが保有する総ポイント数で争われるため、現在首位のNTTプロサイクリングはチーム一丸となってマイヨジョーヌを守る動きを見せるだろう。

シャレー・レイナールを目指す第5ステージ (c)zwiftパリ・シャンゼリゼ大通りを再現したコースが第6ステージの舞台となる (c)zwift

魔の山を再現したコースを選手たちは駆け抜ける (c)zwiftコースプロフィールもリアルに近い (c)zwift


もちろん山岳賞も設定されており、現在イスラエル・スタートアップネイションが首位。リアルであれば逃げ集団を形成し、山岳賞を確実なものにするというのが定石ではあるが、バーチャルではどのような動きとなるのか注目だ。

翌、日曜日はパリ・シャンゼリゼを模したコースの最終日（第6ステージ）。本来であれば3週間の疲労を残した選手たちがシャンゼリゼ大通りを駆け抜けるが、バーチャルでは元気な選手たちがレースを繰り広げることに。コーナーの影響を受けないバーチャルレースの場合は集団スプリントになるのだろうか。

なお土曜のモン・ヴァントゥにはロードタイムトライル世界選手権王者のローハン・デニス（チームイネオス）、そして日曜日には大怪我からどのような復帰を遂げているかが注目されるクリス・フルーム（チームイネオス）が出場する。2人のパワーモンスターがどういった数値を出してくるか、リアルレースのファンも必見のバーチャルレースだ。

悪魔おじさんも登場する？ (c)zwift
本来の最終ステージと同日、選手たちはバーチャル世界でシャンゼリゼを走り抜ける (c)zwift
また、ズイフトならではのパワーアップアイテムは、これまでのバーチャル・ツール・ド・フランスの勝負の鍵を握ってきた。第5ステージはリアルと同じ様に行われるであろうアタックの駆け引きでアイテムの存在は大きいはずだ。第6ステージはこれまでのレース同様ラストのスプリントでのカードとなる。面白いレースとなることを期待したい。

どちらのステージも日本時間の22時から女子レースが開始され、続いて男子レースがスタートする進行だ。日本語コメンタリーの中継はJ Sportsが担当し、J Sports4で22時から放送開始予定。英語コメンタリーはズイフト公式ページで配信されているため、気になる方はこちらからチェックしてみてはいかがだろうか。

また、ズイフトの公式ページではRACE COMPANIONというサービスも展開しており、レースの進行状況をリアルタイムでマップ、コース断面図で確認することが可能となっている。中継と合わせて確認すれば、レースも面白く見ることができるだろう。リンクは下記にて。

レースコンパニオンというサービスで選手たちの現在位置を確認することができる (c)zwift
バーチャル・ツール・ド・フランス
スタート時間：22:00（日本時間）
第5ステージ：https://www.zwift.com/ja/virtual-tour-de-france/vtdf-stage5
第6ステージ：https://www.zwift.com/ja/virtual-tour-de-france/vtdf-stage5
レースコンパニオン：https://www.zwift.com/ja/raceview

ここまでのハイライト
第1ステージ


第2ステージ


第3ステージ


第4ステージ