2018年も日本全国で多くのライドイベントが開催された。その地域独特のロケーション、その季節特有の空気感を味わうことのできる自転車イベントの中から、シクロワイアード編集部がお邪魔した素敵なイベントをピックアップして紹介していく、2018年ライドイベント振り返り。


【10月】離島で絶景を楽しむ125kmの旅 グレイトアース石垣島ライド

離島で絶景を楽しむ125kmの旅 グレイトアース石垣島ライド離島で絶景を楽しむ125kmの旅 グレイトアース石垣島ライド
日本を代表するロードレーサー、新城幸也の出身地でもある石垣島。四方を美しい海に囲まれた離島は、次から次へと絶景ポイントが現れる最高のサイクリングデスティネーションでもある。そんな石垣島の魅力をぎゅっと詰め込んだライドイベントがグレイトアース石垣島ライドだ。

グレイトアースシリーズの原点でもあるこのイベント、今年で11回目の開催となる老舗イベントでもあるのだが、とにかく見所&グルメが盛りだくさん。距離にして125kmとそこまで長くはないのだけれど、満足度は200kmクラス。

トロピカルでいかにも南国らしいトロピカルでいかにも南国らしい ハイビスカスが道端に咲いているハイビスカスが道端に咲いている

前夜祭はなんと船上パーティーに前夜祭はなんと船上パーティーに エイサーに聞き入るエイサーに聞き入る


過去大会で試行錯誤を経た結果、磨き上げられたコースは石垣島の斜めに2分割したら、北西部の海沿いを走っていく往復路。島らしいアップダウンが続き、ピークを過ぎるたびにオーシャンブルーが目に入る絶景ルートである。目指すは石垣島最北端、平久保崎。240°ほどを海に囲まれた大パノラマは、ここでしか味わえない。

そこに彩りを添えてくれるのが、各エイドで供されるグルメの数々。ボリュームたっぷりの八重山そば、グァバフラッペなどなど、石垣島ならではのグルメの数々でお腹も大満足に。そうそう、グレイトアース恒例の前夜祭は、なんと船上パーティーに。太平洋に沈む夕日を眺めつつ、語りあうサンセットクルージングでは次回の企画の募集なんかも行われたり。今年はさらにパワーアップする予定だそうで、期待大ですね。

グレイトアース石垣島ライド
開催日:2018年10月28日
催場所:沖縄県石垣島


【11月】秋真っ盛りの富士川エリアを走った2日間 南アルプスロングライド

富士山をバックに標高を上げていく富士山をバックに標高を上げていく
年間通して多くのサイクリングイベントが開催される山梨県。その中でも多くの人を集めるロングライドイベントが南アルプスロングライドだ。山梨から静岡へと流れていく富士川流域を舞台に、2日間にわたって開催された。

1日目は白州のフラット基調なコースを巡る白洲・韮崎ステージとスイーツが盛りだくさんのプチ・南アルプスステージが、2日目は豊かなアップダウンを楽しむツール・ド・富士川ステージがそれぞれ開催され、たっぷりと峡南エリアのコースを走ることが出来る。

南アルプスロングライドを語るうえで外せないのが「こしべんと」南アルプスロングライドを語るうえで外せないのが「こしべんと」
フィニッシュエイドでは山梨県の郷土料理である”みみ”が振る舞われたフィニッシュエイドでは山梨県の郷土料理である”みみ”が振る舞われた 自然の中に突如として現れる白根のループ橋自然の中に突如として現れる白根のループ橋


今年はついに2日間を通して天候に恵まれ、1日目もあたたかな日差しを浴びつつの快適ライドを楽しめた。コースは基本となるルートは毎年同じながらも、細やかなアップデートが加えられており、よりダイナミックかつ走りやすいルーティングへと進化しているのもこのイベントの美点だ。

そして南アルプスロングライドを語るうえで外せないのが「こしべんと」。地元食材を活かして作り上げられたお弁当が白洲・韮崎ステージとツール・ド・富士川ステージには用意され、お腹が空いたサイクリストたちを満たしてくれる。しかも3種類が用意されており、好きなものを選ぶことが出来るのだから、ありがたいことこの上ない。年々進化する南アルプスロングライド、今年も目が離せませんね。

南アルプスロングライド
開催日:11月17~18日
開催場所:山梨県南アルプス市


【11月】秋晴れのツインリンクを大周回 もてぎ7時間エンデューロ秋

心地よい秋晴れに恵まれたもてぎ7時間エンデューロ心地よい秋晴れに恵まれたもてぎ7時間エンデューロ
関東で最も人気のあるサーキットエンデューロはこのもてぎ7時間エンデューロといっても間違いではないだろう。世界最高峰のモータースポーツの舞台ともなったツインリンクもてぎをサイクリストが占有し、思う存分走ることのできる貴重な機会として、関東一円から多くのサイクリストたちが今年も集った。

ツール・ド・おきなわの前哨戦として位置づけられ、毎年多くの強豪ホビーレーサーが参加する大会でもあるが、今年は日程的におきなわの後に。例年のようにはいかないか、と危惧されたものの蓋を開けてみればおきなわを制した紺野選手をはじめ名だたるレーサーが鎬を削った。

最後尾が見えないほど大勢の参加者が一斉にスタートを切る最後尾が見えないほど大勢の参加者が一斉にスタートを切る
那須ブラーゼンの選手が講師となり基本的な走り方もレクチャー那須ブラーゼンの選手が講師となり基本的な走り方もレクチャー チームのみんなでまとまってゴール!チームのみんなでまとまってゴール!

新企画「俺が新城幸也を引っ張る!」も開催新企画「俺が新城幸也を引っ張る!」も開催
一方で、初心者にも優しいのがこのもてぎエンデューロ。ブリッツェンの清水監督による初心者向けの走行講座や幅広いコース、潤沢なサポートライダー陣と、安心して走ることのできるイベントとなっているので、レースデビューにもうってつけ。

今年はなんと、あの新城幸也とチーム全員で走ることが出来る「俺が新城幸也を引っ張る!」なんて素敵なイベントも開催。サポートライダーとして入るユキヤの後ろに着くならともかく、前を走ることが出来るなんて、人生でそうそう無いだろう。反響次第では今年も開催されるかも?

もてぎ7時間エンデューロ秋
開催日:11月23日
開催場所:栃木県ツインリンクもてぎ


【11月】晩秋の袖ヶ浦でレース三昧 セオサイクルフェスティバル2018

セオフェスの1日がスタートするセオフェスの1日がスタートする
11月23日、千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイを舞台に行われたのが、このセオサイクルフェスティバル。大会名に冠した通り、関東一円を中心に展開する自転車チェーン店「セオサイクル」が主催するロードレースイベントだ。

1日を通して様々な種目が開催されるのがこのセオフェスの特色。午前中には耐久レース、午後には各カテゴリーのロードレースなど15種ものレースが行われ、目まぐるしくレースが移り変わっていく、まさにフェスティバル感のあるイベントだ。

緩やかに下りながらS字コーナーを行く緩やかに下りながらS字コーナーを行く
注目を集めていたのはスペシャライズドのS-WORKS VENGE注目を集めていたのはスペシャライズドのS-WORKS VENGE 各社の最新モデルをサーキットで堪能することができる各社の最新モデルをサーキットで堪能することができる


にぎやかなのはレースだけではない。沢山の出展ブースが華やかな雰囲気を醸し出し、多くの参加者が出展エリアへ集まった。各社の新製品が軒並み出そろう秋という時期もあり、最新バイクやパーツを実際に見ることが出来る貴重な機会でもある。

午後の試乗時間には実際にサーキットの中で試乗バイクをテストすることも。レースに近いスピードで登って下って、本当のバイクの性能を味わえるのだから乗替えを検討している人にとっては非常に価値ある時間となったようだ。

セオサイクルフェスティバル2018
開催日:11月23日
開催場所:千葉県袖ケ浦市


【12月】コスプレOKのゆるーい耐久レース ヴェロフェスタ2018 in モリコロパーク

朝から冬の青空が広がったモリコロパーク朝から冬の青空が広がったモリコロパーク photo:Satoru Kato
迫るクリスマスを前に愛知県のモリコロパークでヴェロフェスタinモリコロパークが今年も開催。中部を基盤に活動するキナンサイクリングチームがホストとなって共に走ってくれるエンデューロレースだ。

このイベントのユニークなの点が種目設定。ソロとペアの2つが用意されているのだが、ペアエンデューロは交代制ではなく、2人同時に出走し合計の周回数を競うというルールとなっている。つまり、普通のチームエンデューロとは違って、このイベントなら仲間と一緒に走ることが出来るのだ。

サンタクロース衣装で走るおふたりサンタクロース衣装で走るおふたり photo:Satoru Kato全日本チャンピオンと走れる機会はそう無いぞ!全日本チャンピオンと走れる機会はそう無いぞ! photo:Satoru Kato

5人の上をジャンプする「おかっぴ」さんのマウンテンバイクショー5人の上をジャンプする「おかっぴ」さんのマウンテンバイクショー photo:Satoru Katoサルバさんとジャンケン!サルバさんとジャンケン! photo:Satoru Kato


ずばり、「入門ライダー向けエンデューロレース」というコンセプトを掲げるヴェロフェス。会場となるのは2005年に開催された「愛・地球博」の記念公園「モリコロパーク」のサイクリングロード。1周5kmのコースは適度なアップダウンがあり、初心者も走りやすいレイアウトになっている。

当日はイベントのホストチームでもあるキナンサイクリングチームのメンバーに加え、NHK「チャリダー」でおなじみ筧五郎選手や森本誠選手、金子広美選手ら、女子ロードチームユニット「ちゃりん娘」のメンバーもゲストライダーとして参加。最後には、キナンサイクリングチームの来季体制発表会なども行われ、盛りだくさんの一日となった。

ヴェロフェスタ2018 in モリコロパーク
開催日:12月16日
開催場所:愛知県長久手市 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)


【12月】寒さ吹き飛ばすダートレースが新たに誕生 川越サイクルオフロードエンデューロ

そり立つテーブル。勢いをつければ上がりきれますそり立つテーブル。勢いをつければ上がりきれます
日々寒さが強まる年の瀬の関東平野。さすがにオンロード系イベントはほとんどオフシーズンとなる一方、新たなオフロードイベントが誕生した。舞台となるのは、埼玉県川越市のウエストポイント・オフロードヴィレッジ、通称”オフビ”。モトクロス全日本選手権が開催されるなど、その道の人にとっては有名なスポットである。

入間川の河川敷にあるコースは都心からのアクセスも良く、さらにはオフロードライド初心者でも楽しめるモトクロスコースでの開催とあって、かなりの注目を集めている大会にシクロワイアード編集部もお邪魔してきた。

連続コーナー区間は意外と難しい。最速ラインはどこだ?連続コーナー区間は意外と難しい。最速ラインはどこだ? 乾ききった路面はなかなか手強い。無理しすぎないことがコツ?乾ききった路面はなかなか手強い。無理しすぎないことがコツ?

会場は入間川サイクリングロードからよく見える場所会場は入間川サイクリングロードからよく見える場所
走ってみると、モトクロスコースは想像以上の斜度で速く走ろうとするとかなり脚に来る。用意される優勝賞金1万円は早々に諦め、取材モードへ切り替えることに。入間川サイクリングロードもほど近く、イベントの様子を眺めている方もちらほら。車種に制限はなく、手持ちの自転車で参加可能とあって、MTBからシクロクロスまでいろんなタイプのライダーがモトクロスコースをエンジョイしていた。

昨年末に2戦が行われた川越サイクルオフロードエンデューロ、この年明けからも2戦が行われる予定。まだまだ申し込みは受付中なので、年明け最初のレースとして申し込んでみてはいかが?

川越サイクルオフロードエンデューロ
開催日:12月22日
開催場所:埼玉県川越市 ウエストポイント・オフロードヴィレッジ