MTBとロードを知り尽くしたリッチーからリリースされたスチールバイク「OUTBACK」に新色イエローモデルが登場した。パーツアセンブル次第でオンロードからグラベル、トレイルまで幅広い場所を走ることができるバーサタイルな1台だ。



リッチー OUTBACKリッチー OUTBACK (c)インターマックス
マウンテンバイクというジャンルを確立した人物の1人であるトム・リッチー氏が興した総合ブランド「リッチー」。ロードロジックに代表されるロードバイクや、数々の名パーツを生み出しており、各方面から定評のあるブランドだ。オンロードとオフロードどちらのノウハウを活かしたスチールフレーム「OUTBACK」がリリースされている。

OUTBACKはROAD LOGICよりもロングホイールベースとすることで直進安定性を向上させたバイク。加えて、オンロードとオフロードどちらの場面でも快適に走り続けることができそうだ。また、ヘッドチューブアングルを寝かせ気味にした設計や、カーボンフォークの搭載、ベンドさせたシートステーなどを採用し、オフロードでも安定して走らせられるハンドリング性能や快適性を獲得している。

タイヤクリアランスはアドベンチャーバイクらしく40Cまで装着できる仕様だ。ロードタイヤでももちろん良いが、シクロクロスのレース用タイヤよりもワイドなものをアセンブルすることができるため、快適で安全なライドを楽しめるようになっている。

スムースな溶接痕のチューブ集合部スムースな溶接痕のチューブ集合部 (c)インターマックスリッチーのロゴが輝くヘッドリッチーのロゴが輝くヘッド (c)インターマックス

12mmスルーアクスルを採用している12mmスルーアクスルを採用している (c)インターマックスねじ切り式のボトムブラケットシェルを採用しているため、メンテナンスなどの手間が少ないねじ切り式のボトムブラケットシェルを採用しているため、メンテナンスなどの手間が少ない (c)インターマックス


シフトケーブルとブレーキラインは外装式とされており、出先でのトラブルに対応しやすくなっている。また、ボトムブラケットも68mm幅のねじ切り(JIS)規格だ。フロントディレイラーはバンド式に対応しており、フロントシングルとした場合でも台座が無くシンプルなルックスに仕上がるのもうれしいポイント。フォークとリアエンド共に12mmスルーアクスル仕様。ディスクブレーキはポストマウントだ。

今回紹介するのはラインアップに加わったイエロー。鮮やかな黄色で彩られたフレームは存在感をアピールする。ダウンチューブには「DESIGNED BY TOM RICHEY」のマークが描かれている。日本で展開されるサイズは XS(49)、 S(51)、M(53)という3種類。重量はLサイズのアクスル、ハンガー含み2.17kg。価格は200,000円(税抜)。



リッチー OUTBACK
フォーク:Ritchey Carbon Fiber Gravel thru-axle fork
タイヤクリアランス:~40C
BB規格:JIS
シートポスト径:27.2mm
フロントディレイラークランプ:28.6mm
サイズ: XS(49)、 S(51)、M(53)
重 量:2.17kg(Lサイズ、アクスルとハンガー含む)
カラー:イエロー
価 格:200,000円(税抜)