スペシャライズドから、より快適に安全に楽しめる機能的スポーツ自転車「BG Roulux」(ビージー・ルーラックス)が12月より全国で順次発売される。

スペシャライズド BG Rouluxスペシャライズド BG Roulux (c)スペシャライズド・ジャパン

「ビージー・ルーラックス」は、人間工学の専門家であるロジャー・ミンコウ医学博士の監修による、人体に負荷を掛けないことを第一の目的として開発された新しいかたちの自転車だ。

スポーツ自転車の選択肢を広げる1台

いわゆる「メタボ健診」導入などを受け健康志向は高まるなか、理想的な有酸素運動を目的としてスポーツ自転車を使用する人は増えているが、中高年や高齢者の方にとってはまだまだスポーツ自転車は敷居の高い存在。

また、年齢や怪我などで腰を痛めてしまい乗ることがつらくなったり、関節が硬くなってきたりと、さまざまな理由でスポーツ自転車をあきらめる方も多いが、これまでこうしたユーザーに向けての明確な解決手段となる自転車は存在しなかった。

「ビージー・ルーラックス」は、こうしたニーズへの選択肢の一つとして2005年に開発が開始され、4年という開発期間を経てこのたび発売に至った。

人間工学の見地に基づいた「体に負荷を掛けにくい」設計で、実際にアメリカでは数々の医療機関でリハビリテーションに使用されるほど快適性と安全性を両立。年齢性別に関わらず無理なく始められるスポーツ自転車になっている。

人間工学に基づく独自技術、「Body Geometry」の集大成

スペシャライズドでは「Body Geometry(ボディ・ジオメトリー)※」(以下、BG)という独自の製品カテゴリーを展開している。これは「スポーツ自転車に関る全ての体の負荷を和らげる」というコンセプトのもと、ロジャー・ミンコウ医学博士の全面的な協力を得て自転車と体の接点となる部品(サドル、ハンドル、ペダル等)について開発されているもの。
現在では乗車位置の調整についても体系化され、1人1人に合わせたフィッティングを提供するメソッド「BG FIT(Body Geometry Fit Integration Technology)」を全世界で展開中だ。

「ビージー・ルーラックス」はその名の通り、このBGの集大成としてその技術を1つの自転車全体に集約した初めての「BG自転車」であり、ハンドル設計や前後の衝撃吸収素材などさまざまな部分に人体に負荷をかけない工夫が施されている。

※ Body Geometry (ボディ・ジオメトリー):人間工学に基づき、体に負担を掛けないライディングサポートを目的とした製品モデル


「ビージー・ルーラックス」製品概要・特長

■ 製品概要
製品名: 「ビージー・ルーラックス」(英表記:BG Roulux)
価格: 140,000 円(税込み)
サイズ: S、M(2 種類)
カラー: シルバー (1 種類)
発売日: 2009 年12 月(予定)
販路: スペシャライズド・コンセプトストア(東京・外苑前)および全国の正規ディーラー

■ 特長
人間工学の専門家であり、当社の独自製品カテゴリー、「BG」の開発担当者でもあるロジャー・ミンコウ医学博士が4 年の歳月をかけて開発、BG技術の集大成と言える製品。

人体にとって無理のない、ニュートラルな姿勢を提供するエルゴノミックハンドルバー

「エルゴノミックハンドルバー」という特殊な設計でハンドルを自然な形で持つことができ、人体にとって無理のない適度な前傾の乗車姿勢を提供する。また左右に広がりがあるため操作性も向上しており、安全性にも配慮がなされている。

無理のない適度な前傾の乗車姿勢を提供するエルゴノミックハンドルバー無理のない適度な前傾の乗車姿勢を提供するエルゴノミックハンドルバー (c)スペシャライズド・ジャパン

バックミラーを標準装備し、安全性に配慮

上部フレーム下部分にバックミラー(※下図2)を標準装備しており、無理に首をひねったりすることなく後方確認が可能。両サイドのミラー角度を調節することで、乗車位置から見える映像は1 つになるよう設計されており、映像がフレームに邪魔されることもない。

ダウンチューブ両脇にバックミラーを装備。脚の間から後方確認が可能で、可視物はひとつに結像するというダウンチューブ両脇にバックミラーを装備。脚の間から後方確認が可能で、可視物はひとつに結像するという (c)スペシャライズド・ジャパン

手や腕に疲れが出にくいよう、前後にサスペンションを装備

前後2箇所にサスペンションが配置されており、道路からくる振動は前部のサスペンションと後部のフレームがしなることで吸収される。そのため、長時間のライディングでも手や腕に疲れが残りにくく、自転車が上下にぶれにくいので安全性も向上する。

※エルゴノミックハンドルとバックミラーの説明写真のフレームカラーは日本での発売カラーとは異なるカラーとなります。

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