2016/02/27(土) - 20:22
中部地方最大の自転車展示試乗会「名古屋サイクルトレンド」が開催され、大盛況のまま初日を終えた。出展社数と試乗者数もおよそ1.5倍増しと大増強したイベントの様子をレポートしよう。
2014年に初開催された本格的なスポーツサイクルショー「名古屋サイクルトレンド」。それまで中部地方一帯では大きな規模の展示試乗会はほとんど無かったため、大きな期待に応える形で大成功し、既に定番となったイベントだ。
3回目を迎える今年も、会場は臨海地区にある「ポートメッセなごや」。昨年と比較して出展社数が1.5倍増しとなり、84の出展社からバイクや用品あわせて約150ブランドがドーム型展示場に出展した。
名古屋サイクルトレンドのキャッチフレーズは「見る。乗る。買う。すべて楽しめる名古屋最大の自転車祭り」だ。サイクルモードなどの自転車ショーと違うのは、展示と試乗だけでなく、自転車関連品を気に入ったらその場で購入できること。
カトーサイクルやカミハギサイクル、ニコー製作所など名古屋の老舗サイクルショップが出展。他にもワイズロードなど、展示と同時に物販も行うサイクルショップのブースが出展し、販売や特価セールを行ったほか、アクセサリーなどの出店展社は販売を主目的にするところも多い。3年目を迎える今年は10時の開場と共に、さながらバーゲンセール会場のような光景が繰り広げられ、大変な盛り上がりを見せたのだった。
メインの展示に関しても「中京地区最大」ではなく、「全国最大」と言ってしまっても良さそうな規模感で、ロードバイクを筆頭にMTB、クロスバイク、ミニベロなどバリエーション豊かなバイクや、パーツ、ウェア、アクセサリーなどが取り揃えられ、トレック、スペシャライズド、キャノンデールといった北米3大ブランドや、コルナゴやピナレロ、タイムなど憧れのヨーロッパブランド、アンカーやヨネックスといった国内ブランドもずらり勢ぞろい。名古屋を拠点にするミノウラやゴキソといったブランドも多くの来場客を集めていた。
各ブースでは例年同様、展示よりも試乗がメイン。今年は合計350台以上の試乗車が用意され、特に集客のあった午前中にはテストコースが渋滞してしまうほど。各メーカーの担当者さんはてんてこ舞いで、あちこちから試乗車が足りない!と嬉しい悲鳴が飛んでいた。
会場を訪れて感じたのは、来場者の中心はビギナー〜中級者層だということ。加えて女性の姿も多く、聞けば弱虫ペダルブームをきっかけに自転車の面白さに気づき、どんどんとのめり込んでいるという方も少なくない。勢いを増している東海地区の自転車熱だが、そのボトムにはしっかりと根が張っているように感じる。
それ以外のサブイベントもなかなかの充実ぶりだ。カミハギサイクルによる、Body Geometry FIT with RETULを利用したフィッティングのデモンストレーション、フィニッシュライン(ケミカル用品)の安達琢也さんによる恒例のメンテナンス講座、出展企業からの豪華景品がプレゼントされる「スポーツサイクル〇×クイズ」などが行われ、常にステージ前はギャラリーが列をなすほどだった。
そしてもうひとつ大きな特色となっているのは、自動車やカー用品のイベント「NAGOYAオートトレンド」そして「名古屋旧車天国」と併催になっていること。これは中部地区最大級のカスタマイズカーのショーとして知られ、ドレスアップ&チューニングモーター(自動車)のイベントとしてポートメッセなごやに複数ある展示棟の全館を使用する大規模なもの。
名古屋サイクルトレンドに割り当てられたドームの約半分ほどもカー部門の展示で、同じフロアにスーパーカーやチューニングカー、カスタムカー、販売グッズもぎっしり。特設サーキットではRCカーが唸りを上げているし、ステージ上ではアイドルユニットのコンサートなどがひっきりなし。自転車、クルマ、RCカー、アイドル、キャンペーンガールと「男の子の夢」をそのままカタチにしたような、ごった煮のカオス感がなんとも面白い。
取材担当者の独断と偏見でデモカーを一部ご紹介...
この記事を書いている時点では正確な来場者数は発表されていないが、どうやら来場者・試乗者ともに昨年と比較して1.5倍ほどに伸びたそう。昨年に引き続き「初日は大成功のまま終えた」と言えるだろう。
「名古屋サイクルトレンド」は明日28日(日)も本日同様、10:00~17:00のスケジュールで開催される。より多くの来場者が見込まれているため、物販購入を考えている方は早めに会場を訪れた方が良さそうだ。
text&photo:So.Isobe
2014年に初開催された本格的なスポーツサイクルショー「名古屋サイクルトレンド」。それまで中部地方一帯では大きな規模の展示試乗会はほとんど無かったため、大きな期待に応える形で大成功し、既に定番となったイベントだ。
3回目を迎える今年も、会場は臨海地区にある「ポートメッセなごや」。昨年と比較して出展社数が1.5倍増しとなり、84の出展社からバイクや用品あわせて約150ブランドがドーム型展示場に出展した。
名古屋サイクルトレンドのキャッチフレーズは「見る。乗る。買う。すべて楽しめる名古屋最大の自転車祭り」だ。サイクルモードなどの自転車ショーと違うのは、展示と試乗だけでなく、自転車関連品を気に入ったらその場で購入できること。
カトーサイクルやカミハギサイクル、ニコー製作所など名古屋の老舗サイクルショップが出展。他にもワイズロードなど、展示と同時に物販も行うサイクルショップのブースが出展し、販売や特価セールを行ったほか、アクセサリーなどの出店展社は販売を主目的にするところも多い。3年目を迎える今年は10時の開場と共に、さながらバーゲンセール会場のような光景が繰り広げられ、大変な盛り上がりを見せたのだった。
メインの展示に関しても「中京地区最大」ではなく、「全国最大」と言ってしまっても良さそうな規模感で、ロードバイクを筆頭にMTB、クロスバイク、ミニベロなどバリエーション豊かなバイクや、パーツ、ウェア、アクセサリーなどが取り揃えられ、トレック、スペシャライズド、キャノンデールといった北米3大ブランドや、コルナゴやピナレロ、タイムなど憧れのヨーロッパブランド、アンカーやヨネックスといった国内ブランドもずらり勢ぞろい。名古屋を拠点にするミノウラやゴキソといったブランドも多くの来場客を集めていた。
各ブースでは例年同様、展示よりも試乗がメイン。今年は合計350台以上の試乗車が用意され、特に集客のあった午前中にはテストコースが渋滞してしまうほど。各メーカーの担当者さんはてんてこ舞いで、あちこちから試乗車が足りない!と嬉しい悲鳴が飛んでいた。
会場を訪れて感じたのは、来場者の中心はビギナー〜中級者層だということ。加えて女性の姿も多く、聞けば弱虫ペダルブームをきっかけに自転車の面白さに気づき、どんどんとのめり込んでいるという方も少なくない。勢いを増している東海地区の自転車熱だが、そのボトムにはしっかりと根が張っているように感じる。
それ以外のサブイベントもなかなかの充実ぶりだ。カミハギサイクルによる、Body Geometry FIT with RETULを利用したフィッティングのデモンストレーション、フィニッシュライン(ケミカル用品)の安達琢也さんによる恒例のメンテナンス講座、出展企業からの豪華景品がプレゼントされる「スポーツサイクル〇×クイズ」などが行われ、常にステージ前はギャラリーが列をなすほどだった。
そしてもうひとつ大きな特色となっているのは、自動車やカー用品のイベント「NAGOYAオートトレンド」そして「名古屋旧車天国」と併催になっていること。これは中部地区最大級のカスタマイズカーのショーとして知られ、ドレスアップ&チューニングモーター(自動車)のイベントとしてポートメッセなごやに複数ある展示棟の全館を使用する大規模なもの。
名古屋サイクルトレンドに割り当てられたドームの約半分ほどもカー部門の展示で、同じフロアにスーパーカーやチューニングカー、カスタムカー、販売グッズもぎっしり。特設サーキットではRCカーが唸りを上げているし、ステージ上ではアイドルユニットのコンサートなどがひっきりなし。自転車、クルマ、RCカー、アイドル、キャンペーンガールと「男の子の夢」をそのままカタチにしたような、ごった煮のカオス感がなんとも面白い。
取材担当者の独断と偏見でデモカーを一部ご紹介...
この記事を書いている時点では正確な来場者数は発表されていないが、どうやら来場者・試乗者ともに昨年と比較して1.5倍ほどに伸びたそう。昨年に引き続き「初日は大成功のまま終えた」と言えるだろう。
「名古屋サイクルトレンド」は明日28日(日)も本日同様、10:00~17:00のスケジュールで開催される。より多くの来場者が見込まれているため、物販購入を考えている方は早めに会場を訪れた方が良さそうだ。
text&photo:So.Isobe
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