オーストラリアを拠点とする医療技術のリーディングカンパニーRHINOMED社のスポーツパフォーマンス向上アイテム「Turbine(タービン)」がモデルチェンジ。立体的な新形状の採用に加え、3サイズ展開としたことによりフィット感が向上したことがトピックスだ。



新形状を採用した新型タービン(写真はスターターパック)新形状を採用した新型タービン(写真はスターターパック) photo:Yuya.Yamamoto
昨秋に日本に上陸してからレースやロングライドイベントで装着しているライダーが見受けられるようになったTurbine(タービン)。鼻に挿入し、中から鼻腔を押し広げることで、鼻の通りをスムーズにするアイテムだ。従来より主流の鼻の外に貼るタイプではないため、汗によって剥がれ落ちる心配が少ないことが特徴のひとつでもある。

そもそもタービンは鼻腔を広げることによって吸入効率を向上させることで、バイクやランといった有酸素運動においてのパフォーマンス向上を狙ったアイテムだ。その効果を確認すべく行われた臨床実験では鼻からの吸気効率が38%向上していることが示され、ライダーテストにおいては使用時と不使用時の平均出力に19.76Wの差(3.7%の出力向上)が見られたという。

立体的な形状とすることで、ズレたり抜け落ちにくくなっている立体的な形状とすることで、ズレたり抜け落ちにくくなっている photo:Makoto.AYANO平面的だった前作(右)に対して、立体的な形状が採用された新作(左)平面的だった前作(右)に対して、立体的な形状が採用された新作(左) photo:Makoto.AYANO


バイクスタジオ、Ridewiserにて行われたライダーでは出力向上の結果が示されたバイクスタジオ、Ridewiserにて行われたライダーでは出力向上の結果が示された (c)トライスポーツサイズはS、M、Lという3種類。前作よりもフィット感を高めているため、サイズ選びは重要だサイズはS、M、Lという3種類。前作よりもフィット感を高めているため、サイズ選びは重要だ photo:Makoto.AYANOまた、クリス・フルーム(チームスカイ)やカルヴィン・ワトソン(トレックファクトリーレーシング)、先日アワーレコードに挑戦したジャック・ボブリッジ(バジェットフォークリフツ)など数多くのプロライダーが実際に使用している実績も持っていることからも、その効果が確かなものであることが実証されているといえるだろう。

今回紹介する新型タービンは性能をそのままに、形状を新しくすることでフィット感の向上と違和感の低減。鼻腔を左右に押し広げるのみの平面的な形状の前作と比して、円周方向全体に押し広げ鼻腔内のくぼみにフィットさせることでズレにくさを向上させている。

さらに、鼻とタービンが接触する部分の素材にも変更が加えられ、厚手で柔らかい医療用ポリマーが採用されている。これによって鼻腔を押し広げた際もプラスチックが接触している感覚は薄れ、ストレスなくフィットさせることができる。また、ポリマー素材を変更したことで、鼻を押し広げるメインの部分となるパドルがズレにくくなっていることも特徴だ。

そして、従来2サイズ展開だったサイズは3サイズ展開となり、S、M、Lがラインアップされる。販売パッケージはサイズ別の3個入りパックと、S、M、Lが1つずつ入ったお試し用のスターターキットの2種類となる。これまでと大きく形状が異なっているため、使用経験を問わず、新型タービンを初めて使用する際には、スターターキットで各サイズの装着感をテストしてから、通常パックを購入するのがオススメだ。価格はスターターパックで1,800円(税抜)、通常パックで2,750円(税抜)だ。



NEW Turbine
素 材:医療用プラスチック
サイズ:S、M、L
内容物:1サイズ3個入り(通常パック)、各サイズが1つずつの計3つ(スターターパック)
価 格:2,750円(税抜、通常パック)、1,800円(税抜、スターターパック)


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