2015/04/26(日) - 10:03
人間工学に基づいた設計で高い快適性をもつグローブを送りだすスペシャライズドより、手のひらの中央部にゲルパッドを配置することで、痛みやしびれを軽減させる「ボディージオメトリー・グレイル・グローブ」が登場した。
スペシャライズド ボディジオメトリー・グレイル・グローブ photo:Yuya.Yamamoto
小指球などハンドルと手が接触する点にパッドを設けることで高い快適性を実現し、高い評価を得てきたスペシャライズドのグローブ。今回紹介するボディージオメトリー・グレイル・グローブは、手のひら中央部にパッドを設けることで高い快適性を実現したグローブだ。
Equalizerと呼ばれるゲルパッドは、ブラケットを握った際に手のひら中央部に生まれる窪みを埋め、その部分にある神経や動脈を保護するというもの。また、ブラケットと手が接触する面積を拡大させ、手にかかる圧力を分散させる役割も担う。これによって手への圧迫が最小限に抑えられたため、グレイル・グローブは痛みやしびれが発生する可能性を低減しているということが特徴だ。
開発には手外科の専門医カイル・ビッケル医学博士が携わっている。素手とこのグローブ着用時の血流を比較したスペシャライズドの実験では、わずか5分間のライドにおいても血流に約10％の差が生まれることが示されたという。
手の甲のメイン素材はメッシュを使用しているため快適性も高い。手首部分には伸縮性の高い素材を配すことで、高いフィット感を実現。 
弾性に富むEqualizerゲルパッドは手の窪みに合わせた涙滴形状だ 
ブラケットを握った際に接触する面積を増やすことで、圧力分散を図ったゲルパッド 搭載されたEqualizerゲルパッドは弾性が高く、路面から伝えてくる微振動を細かく吸収してくれるため、手がしびれやすいロングライドや、オフロードライドに対応することができるはずだ。
手の甲には通気孔を多く開けたメッシュ素材を採用し、パッドにも通気口を設けることで、汗蒸れを最小限に留める。親指部分には汗拭き用として吸水性に優れたMicrowipe素材を使用した。そして、手のひらのメイン素材には合成皮革を採用することで、長期間にわたっての使用を可能とする耐久性を実現。
今回、撮影のために装着してみたところ、まず、手のひら中央に配置されたパッドの存在感はかなり大きく感じた。しかし、ブラケットやハンドルを握ってしまえば、パッドは手のひらの窪みにちょうど良く収まるため、違和感なく使用できそう。さらに、手の数点で支えていたハンドルを手のひら全体でホールドするように握ることができるため、慣れてしまえばメリットのほうが大きく感じられるだろう。
また、伸縮性に富むメッシュ素材の手の甲や指股による、高いフィット感もこのグローブの魅力だろう。近年トレンドとなっているスリップオン式のリストカフは着脱が容易な上、着用時に手首の動きを妨げないなど快適性を高めるメリットがある。また、クロージャーを使用しない方式であるが、手の甲側に伸縮性の高い生地がインサートされているため、高いフィット感を得ることができる。
今回、未舗装区間で着用したところ、ダートの細かい振動も吸収してくれており、快適性は高いと感じた。また、通気性にも優れている、フィット感に富む、手首に着用感を感じないといった点から、パッドの存在感以外は素手の様な感覚を得ることができた。
豊富なカラーバリエーションでウェアとのコーディネートはしやすいだろう
ボディージオメトリー・グレイル・グローブにはメンズとウィメンズの2タイプが用意されている。メンズはS、M、L、XLという4サイズの展開で、カラーはブラック/ハイパーグリーン、ブラック/ホワイト、レッド、ブラックという4種類だ。ウィメンズはS、Mという2サイズで、カラーはエメラルドグリーン/ブラック、ブラック/ピンク、ホワイト/インディゴという3種類が用意された。
今回、手の周長（人差し指と小指の付け根部分の周囲の長さ）21cmの編集部員がSとMサイズを試したところ、Sサイズは生地の余りもなく手にピタリとフィットした。Mサイズの場合はフィンガーホール、指の付け根辺りに生地のゆとりが生まれたため、手の周長が21cm程のライダーはSサイズが最適だろう。
スペシャライズド ボディージオメトリー・グレイル・グローブ
素 材：メッシュ、合成皮革、Equalizerゲルパッド
サイズ：S、M、L、XL（メンズ）、S、M（ウィメンズ）
カラー：ブラック/ハイパーグリーン、ブラック/ホワイト、レッド、ブラック（メンズ）
エメラルドグリーン/ブラック、ブラック/ピンク、ホワイト/インディゴ（ウィメンズ）
価 格：3,800円（税込）
スペシャライズド ボディジオメトリー・グレイル・グローブ photo:Yuya.Yamamoto小指球などハンドルと手が接触する点にパッドを設けることで高い快適性を実現し、高い評価を得てきたスペシャライズドのグローブ。今回紹介するボディージオメトリー・グレイル・グローブは、手のひら中央部にパッドを設けることで高い快適性を実現したグローブだ。
Equalizerと呼ばれるゲルパッドは、ブラケットを握った際に手のひら中央部に生まれる窪みを埋め、その部分にある神経や動脈を保護するというもの。また、ブラケットと手が接触する面積を拡大させ、手にかかる圧力を分散させる役割も担う。これによって手への圧迫が最小限に抑えられたため、グレイル・グローブは痛みやしびれが発生する可能性を低減しているということが特徴だ。
開発には手外科の専門医カイル・ビッケル医学博士が携わっている。素手とこのグローブ着用時の血流を比較したスペシャライズドの実験では、わずか5分間のライドにおいても血流に約10％の差が生まれることが示されたという。
手の甲のメイン素材はメッシュを使用しているため快適性も高い。手首部分には伸縮性の高い素材を配すことで、高いフィット感を実現。 弾性に富むEqualizerゲルパッドは手の窪みに合わせた涙滴形状だ ブラケットを握った際に接触する面積を増やすことで、圧力分散を図ったゲルパッド 搭載されたEqualizerゲルパッドは弾性が高く、路面から伝えてくる微振動を細かく吸収してくれるため、手がしびれやすいロングライドや、オフロードライドに対応することができるはずだ。手の甲には通気孔を多く開けたメッシュ素材を採用し、パッドにも通気口を設けることで、汗蒸れを最小限に留める。親指部分には汗拭き用として吸水性に優れたMicrowipe素材を使用した。そして、手のひらのメイン素材には合成皮革を採用することで、長期間にわたっての使用を可能とする耐久性を実現。
今回、撮影のために装着してみたところ、まず、手のひら中央に配置されたパッドの存在感はかなり大きく感じた。しかし、ブラケットやハンドルを握ってしまえば、パッドは手のひらの窪みにちょうど良く収まるため、違和感なく使用できそう。さらに、手の数点で支えていたハンドルを手のひら全体でホールドするように握ることができるため、慣れてしまえばメリットのほうが大きく感じられるだろう。
また、伸縮性に富むメッシュ素材の手の甲や指股による、高いフィット感もこのグローブの魅力だろう。近年トレンドとなっているスリップオン式のリストカフは着脱が容易な上、着用時に手首の動きを妨げないなど快適性を高めるメリットがある。また、クロージャーを使用しない方式であるが、手の甲側に伸縮性の高い生地がインサートされているため、高いフィット感を得ることができる。
今回、未舗装区間で着用したところ、ダートの細かい振動も吸収してくれており、快適性は高いと感じた。また、通気性にも優れている、フィット感に富む、手首に着用感を感じないといった点から、パッドの存在感以外は素手の様な感覚を得ることができた。
豊富なカラーバリエーションでウェアとのコーディネートはしやすいだろう ボディージオメトリー・グレイル・グローブにはメンズとウィメンズの2タイプが用意されている。メンズはS、M、L、XLという4サイズの展開で、カラーはブラック/ハイパーグリーン、ブラック/ホワイト、レッド、ブラックという4種類だ。ウィメンズはS、Mという2サイズで、カラーはエメラルドグリーン/ブラック、ブラック/ピンク、ホワイト/インディゴという3種類が用意された。
今回、手の周長（人差し指と小指の付け根部分の周囲の長さ）21cmの編集部員がSとMサイズを試したところ、Sサイズは生地の余りもなく手にピタリとフィットした。Mサイズの場合はフィンガーホール、指の付け根辺りに生地のゆとりが生まれたため、手の周長が21cm程のライダーはSサイズが最適だろう。
スペシャライズド ボディージオメトリー・グレイル・グローブ
素 材：メッシュ、合成皮革、Equalizerゲルパッド
サイズ：S、M、L、XL（メンズ）、S、M（ウィメンズ）
カラー：ブラック/ハイパーグリーン、ブラック/ホワイト、レッド、ブラック（メンズ）
エメラルドグリーン/ブラック、ブラック/ピンク、ホワイト/インディゴ（ウィメンズ）
価 格：3,800円（税込）
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