カテゴリーや慣例にとらわれない創造性に富んだプロダクトを展開する東京サンエスのオリジナルブランド「Veno(ヴェノ)」がデビューした。そのラインアップの中からドロップハンドルとブルホーンハンドルの使い勝手の良さを組み合わせた独特な形状のカーボンハンドル「ボーダレス」を紹介する。



ヴェノ ボーダレス カーボンハンドルバーヴェノ ボーダレス カーボンハンドルバー photo:So.Isobe
新ブランド「ヴェノ」の処女作として登場した「ボーダレス カーボンハンドルバー」。曲線を多用した独特な形状を採用し、STIレバーの取り付け位置によってドロップハンドルの様にもブルホーンバーの様にも使用できるハンドルだ。

ステムクランプ部からショルダー部分を約79mm(Mサイズ)高くし、ドロップ量を108mmと少なくすることで、ステムクランプからドロップ部の落差を最小限に抑えている。加えてハンドルバーを手前側にバックスウィープさせた形状を採用。これらの設計によってドロップ部分がステムクランプの高さとほぼ同一となり、通常のブルホーンバーに近いポジションをとることが可能となっている。

またドロップハンドルのような持ち方の場合は、高くかつ近くなったショルダー部分と短いリーチ量とあわせて、ゆったりとしたアップライトなポジションとなる。

ステムクランプから上方にせり上がっているためアップライトなポジションとなるステムクランプから上方にせり上がっているためアップライトなポジションとなる
通常のドロップハンドルのようにSTIレバーを取り付けた場合通常のドロップハンドルのようにSTIレバーを取り付けた場合 STIレバーを下向きに取り付けると、ブルホーンバーのように使用することが可能STIレバーを下向きに取り付けると、ブルホーンバーのように使用することが可能

ブラケットを握ることも出来るブラケットを握ることも出来る 自然にブレーキレバーを握ることができる自然にブレーキレバーを握ることができる


軽快に走行したいとき、安定したハンドリングを得たいときはブルホーンスタイルで、ロングライドなどリラックスできるポジションを取りたいときはドロップバースタイルで、というようにシチュエーションによってSTIレバーの取り付け位置を変えてみても良いだろう。

素材にカーボンを採用することで軽さと高い振動吸収性を両立。フラット部にはワイヤーを這わせる溝が設けられているため、握りが太くなりにくい。サイズ(ショルダー部/エンド部の幅)はS(346/400mm)、M(386/440mm)、L(426/480mm)という3種類がラインアップされ、重量は235g(Mサイズ、実測値)だ。

他にはない独特な形状を採用し、2種類のポジションを取れるボーダレス カーボンハンドルバー。ロードレーサーに乗っているが、前傾姿勢に慣れることが出来ず悩んでいる初心者、より楽なポジションで乗りたい方には最適だろう。

ヴェノ ボーダレス カーボンハンドルバーヴェノ ボーダレス カーボンハンドルバー photo:Yuya.Yamamoto
ハンドル裏側にはケーブル類をはわせる溝が設けられているハンドル裏側にはケーブル類をはわせる溝が設けられている ライズを設け、ドロップ量を小さくすることで下ハンドル部分はステムクランプ部と近い高さとなったライズを設け、ドロップ量を小さくすることで下ハンドル部分はステムクランプ部と近い高さとなった




ヴェノ ボーダレス カーボンハンドルバー
素材:カーボン
クランプ径:31.8mm
サイズ(ショルダー部/エンド部の幅):S(346/400mm)、M(386/440mm)、L(426/480mm)
重量:220g(Mサイズ)
価格:32,000円(税抜)

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