前半に3つの山岳ポイントが登場するジェラジャ・マレーシア(UCI2.2)第3ステージは、40名ほどの小集団によるゴールスプリント勝負に持ち込まれ、ホセイン・ナテギ(イラン、アザド大学コンチネンタル)が優勝。16分以上遅れた飯島誠(日本、チームブリヂストン・アンカー)はリーダージャージを失った。

ゴールスプリントを制したホセイン・ナテギ(イラン、アザド大学コンチネンタル)ゴールスプリントを制したホセイン・ナテギ(イラン、アザド大学コンチネンタル) photo:www.jelajah.com.myレース前半にカテゴリー3級、1級、2級の山岳ポイントを越える172kmで行なわれた第3ステージ。1級山岳でリーダージャージを着る飯島誠を含む多くの選手が遅れ、メイン集団は縮小した状態で山岳地帯を抜けた。

上りで飛び出した先頭グループがレース後半の平坦区間で逃げ続けたが、ゴールまで5kmを残して逃げは吸収。40名ほどの小集団がゴールになだれ込み、スプリントを制したナテギが優勝。日本勢は畑中勇介(シマノレーシング)が5位、チームメイトの日本チャンピオン野寺秀徳が8位に入った。

リーダージャージを手にしたメフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)リーダージャージを手にしたメフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル) photo:www.jelajah.com.myリーダージャージの飯島誠が遅れたため総合成績は大きく変動し、ステージ3位のメフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)が総合トップに。ソフラビはスプリント賞トップ、山岳賞2位。ステージ成績、総合成績ともに、イラン勢が猛威を振るっている。

前日の第2ステージで大逃げを決めた28名のうちこの日は10名が遅れたため、実質的に総合争いは18名に絞られた。日本勢は鈴木譲(シマノレーシング)、西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)、普久原奨(チームブリヂストン・アンカー)の3名が総合18位以内につけている。

レース展開はレース公式サイトより。
ジェラジャ・マレーシア2009第3ステージ結果
1位 ホセイン・ナテギ(イラン、アザド大学コンチネンタル)4h05'30"
2位 ラファー・シュティウィ(チュニジア、ドーハチーム)
3位 メフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)
4位 ウィル・ロートリー(カナダ、ジェリーベリー)
5位 畑中勇介(日本、シマノレーシング)
6位 モハマドスフィ・マトセナン(マレーシア、トレンガヌTOSHIBA)
7位 デオン・ロック(オーストラリア、ライドスポーツレーシング)
8位 野寺秀徳(日本、シマノレーシング)
9位 ハリ・フィトリアント(インドネシア、ポリゴンスウィートナイス)
10位 デーヴィッド・ペル(オーストラリア、セーヴィング&ローンズ)

個人総合成績
1位 メフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)12h41'43"
2位 ラファー・シュティウィ(チュニジア、ドーハチーム)+15"
3位 アッバース・サイディタナハ(イラン、アザド大学コンチネンタル)+19"
4位 ジェイ・クローフォード(オーストラリア、セーヴィング&ローンズ)+21"
5位 デーヴィッド・マッキャン(アイルランド、ライドスポーツレーシング)+23"
6位 ジェームス・スプラッグ(イギリス、トレック・マルコポーロ)+24"
7位 ホセイン・アスカリ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)
8位 鈴木譲(日本、シマノレーシング)+25"
9位 スコット・リトル(ニュージーランド、ライドスポーツレーシング)
10位 ウィル・ロートリー(カナダ、ジェリーベリー)

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