4月2日に行われたフランスのステージレースで落車し、膝の打撲や擦過傷、脳震盪を負った留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)が現状を報告。膝は「まだ少し違和感がある」と語りながらも、既に自転車への復帰を伝えている。



パリ〜ルーベに出場予定だったことを明かした留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos

「フランスのステージレースで落車し、怪我をしてしまいました。症状としては膝の打撲と擦過傷、あと若干の脳震盪がありました。一番深刻な膝はコーチとドクターと相談しながら(治療を)行っていく予定です」と、留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)は現状を伝えた。

下部チームから今年昇格し、ワールドツアーを走る留目はフランス西部で行われた4日間のステージレース「レジオン・ペイ・ド・ラ・ロワールツール(UCI2.1)」に出場。しかし第1ステージ(4月2日)のレース中盤で落車し、そのまま棄権した。

そして留目は自身のYoutubeチャンネルに動画を投稿。落車の状況を「左カーブの時に右隣の選手が斜行し、僕のラインに入ってきて、それで(自分の)前輪が狩られた(接触した)感じになります。大体スピードが時速40kmほど出ており、なんとか持ちこたえたのですが、更に右から来た選手とぶつかり、最終的に車の横にヘルメットからぶつかりました」と報告した。

シーズン序盤はメジャーなワンデーレースに出場している留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト) photo:EF Education - EasyPost

「幸い骨折など大きな怪我はありませんでした」とも語った留目。また、本来ならば4月7日のパリ〜ルーベに出場する予定だったのだと明かした。

今後のレースについては「そこに間に合うかはまだわからない」としながらも、4月23日に開幕するツール・ド・ロマンディと、5月1日に行われるエシュボルン=フランクフルト(共にUCIワールドツアー)を予定。動画が撮られた3日後の4月7日には「まだ少し違和感はあるけど、やっとまともに自転車に乗れるようになった。体が鈍ってるけどすごい楽しい」と、自身のSNSを通して伝えている。

ネオプロ(プロ1年目)にもかかわらず、シーズン序盤からミラノ〜サンレモやE3サクソ・クラシックなどメジャーレースを走る留目。自身で撮影・編集するYoutube動画では拠点とするスペイン・ジローナでの日常やトレーニング、食事の様子などを伝えている。


text:Sotaro.Arakawa