スペイン・バレンシアで2024年ヨーロッパのロードレース初戦、クラシカ・コムニタ・バレンシアナ1969が行われた。レースは集団スプリントに持ち込まれ、ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)がシーズン1勝目を掴んだ。



スペイン・バレンシアで開幕した2024年ロードシーズン photo:CorVos

オーストラリアでウィランガヒルを登るサントス・ツアー・ダウンアンダー第5ステージが行われた1月20日、まだ肌寒いスペイン・バレンシアでヨーロッパのロードレース初戦が開催された。1969年に初開催され、正式名称を「クラシカ・コムニタ・バレンシアナ1969・グランプリモ・バレンシア(UCI.1.1)」とする本大会を、8つのワールドチームが開幕戦に選んだ。

コースはラ・ヌシアから山岳地帯を通り、その温暖な気候から多くのチームが合宿地として選ぶバレンシアに至る200km。スタート直後に2級山岳を含む山々を登るものの、フィニッシュまで70km以上の平坦路が続くため集団スプリントが濃厚。そのため世界のトップスプリンターであるディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)はマイケル・マシューズ(オーストラリア)を含む強力なチームで出場した。

レースは序盤の登りでヤスペル・デブイスト(ベルギー、ロット・デスティニー)を含む16名の逃げグループが形成され、それを追うメイン集団はワールドチームが中心となりコントロール。そのためプロトンは残り12kmでプロトンで逃げを吸収し、集団はスプリントへとなだれ込んだ。

昨年はマトリックスパワータグに所属していたゲオルギオス・バグラス(ギリシャ、ブルゴスBH)も出場した photo:CorVos
リアム・スロック(ベルギー、ロット・デスティニー)ら16名が逃げ集団を組んだ photo:CorVos


シーズン初戦で勝利を掴んだディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー) photo:CorVos

フルーネウェーヘンを擁するジェイコがトレインを並べ、集団先頭で残り1kmを通過する。そしてエルマール・ラインダルス(オランダ)とルカ・メズゲッツ(スロベニア)に導かれたフルーネウェーヘンがスプリントを開始。その圧倒的なスピードにはブライアン・コカール(フランス、コフィディス)も及ばす、フルーネウェーヘンがシーズン初戦で勝利を手に入れた。

「終盤は混沌するスプリントだったものの、良い戦略を実行して勝つことができた。最後はライバルたちのスリップストリームを使い、先頭でフィニッシュすることができた。素晴らしいチームワークを勝利という結果に結びつけることができ、とても嬉しいよ」と、フルーネウェーヘンは喜びを語っている。

2位にはコカールが入り、3位にはリドル・トレックの下部チームであるリドル・トレック・フューチャーレーシング所属の21歳、ティムトーン・テューテンベルグ(ドイツ)がランクイン。1月24日から続くスペインのワンデーレースに向けて弾みをつけた。

クラシカ・コムニタ・バレンシアナ2024表彰台:2位コカール、1位フルーネウェーヘン、3位テューテンベルグ photo:CorVos

クラシカ・コムニタ・バレンシアナ2024結果
1位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー) 4:35:42
2位 ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)
3位 ティムトーン・テューテンベルグ(ドイツ、リドル・トレック・フューチャーレーシング)
4位 ダヴィデ・チモライ(イタリア、モビスター)
5位 グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン)
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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