ウィリエールと芸術家がコラボレーションするUnicoシリーズに新たな1台が加わる。フランス・プロヴァンス出身のコラリー・カルメン・フローレス氏の手によって様々なパターンが敷き詰められ唯一無二のデザインに仕上がったZERO SLRを紹介しよう。世界限定100台の展開で、12月15日までオーダーを受け付けている。



ウィリエール ZERO SLR(コラリー) (c)Wilier

マーク・カヴェンディッシュやシモーネ・ヴェラスコ用などスペシャルペイントのバイクを矢継ぎ早にリリースしているウィリエールが、新たな特別デザインのZERO SLRを発表した。今回はウィリエールがアーティストとコラボするUnicoシリーズの一つであり、井上純氏とコラボしたFILANTE SLRのようにアーティスティックな1台に仕上げられている。

フレームをキャンバスとして芸術的なペイントを与えたのは、コラリー・カルメン・フローレス氏。フランス、プロヴァンスのエーグ=モルト近郊で生まれ育ち、若者が芸術で自己表現することで様々な文化が溶け合うモンペリエの大学で学んだ芸術家であり、自然と人間の職人技にインスピレーションを得たパターンからグラフィックを構築し、多様な文化の調和を芸術で表現している。

独特なパターンを配置した唯一無二のデザインとなっている (c)Wilier

ヘッドマークやブランドロゴはほどほどのカラーリングとされた (c)Wilier

そんなコラリー氏がZERO SLRに描いたグラフィックは彼女の出身地であるプロヴァンスの海岸線とエーグ=モルトからも望むことができるモンヴァントゥーの存在を感じさせるものとなっている。さらにプロヴァンスだけではなく、コラリー氏が現在拠点を構えるフレンチ・バスク"ビアリッツ"の海岸線やピレネー山脈から得たインスピレーションも融合している。

プロヴァンスとビアリッツはともに沿岸部かつ、ツール・ド・フランスの勝負所となる山岳が近くに聳えるエリアであり、今回の特別デザインでそれらの海岸線を楽しむサイクリングと山岳を登る刺激的な喜びを表現した。細かいパターンが敷き詰められたアグレッシブなデザインは唯一無二の仕上がりとなっている。

オリエンタルな雰囲気のアイコンもあしらわれている (c)Wilier

コラリー氏の手によってデザインされたUnicoフレームは世界で100台限定の展開だ。国内では12月15日(金)までオーダーを受け付けており、納期は2024年3月を予定している。ZERO SLRにはステム一体型ハンドルバーのZero Barも付属しており、もちろんこちらもグラフィックが与えられた。価格は1,166,000円(税込)。

ウィリエールが誇る軽量クライミングロードのZERO SLR。革新的なテクノロジーを採用することで、軽量性と高い走行性能を実現したマシンの詳細はこちらの特集をチェックしてもらいたい。

フランス・プロヴァンス出身のコラリー・カルメン・フローレス氏 (c)Wilier



ウィリエール ZERO SLR
カラー:コラリー
サイズ:XS、S、M、L、XL
価格:1,166,000円(税込、フレーム+ハンドル+シートポスト)
受注期間:〜2023年12月15日(金)
納期:2024年3月

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