2022/02/10(木) - 17:19
2021年に創業110周年を迎えた名古屋の老舗代理店フカヤ。節目となる年にオリジナル製品やコラボ製品の展開を進めたフカヤの代表取締役社長である近藤正勝氏に、人との繋がりが長い歴史を紡ぎ、これからを見据えるフカヤについて伺った。
-2021年には創業110周年を迎えられ、おめでとうございます。
近藤:ありがとうございます。メーカーさんをはじめ様々な方のご協力もあり110年という長い年月を過ごすことができたので大変感謝しております。路面店の皆様も北海道から沖縄まで約1500店舗の方々や、諸先輩方のお付き合いのおかげで、今日の創業110周年を迎えられたと思っています。
今はオンラインの時代になりましたが、お互いに顔を突き合わせながら話すこと、物を売ってお終いではない関係を大事にし、諸先輩方が繋いできたものをこの先の120周年、130周年へと続けるために頑張りたいと思います。
-110周年という節目にオリジナル製品やコラボ製品が数多くリリースされました。繋がりを大切にしてきたことの結果として表れているのかなと思いました。
近藤:コラボのお話をさせていただくと「じゃあ、一緒にやりましょうか」と協力していただいて、オリジナル製品をリリースできたことには感謝しています。110周年という節目でしたし、オンリーワンの物を展開したかったということもあり、フカヤのオリジナル製品を用意しました。
-オリジナル製品の中でもダボスの3車種は強力なインパクトを残しました。ロードバイクではなくツーリングバイクに注力するのはなぜでしょうか。
近藤:最近はオフロードを楽しむ遊び方が増えているので、ダボスではその遊び方にフィットする形としました。自転車だけではなく、キャンプや山遊びと言ったアウトドア趣味を持つ方も増えていますし、グラベルバイクやマウンテンバイクを使ってもらえると、楽しみ方が増えるのではないかと思っています。
さらに今年から念願だったMTBをロッキーマウンテンで展開できるようになりました。フカヤレーシングというチームはありましたが、ロッキーマウンテンをはじめることで、ようやくチームと取り扱いの製品が一体となれました。これから我々とチームがお互いにコラボレーションしながら市場拡大に取り組められればと思います。
マウンテンバイクの取り扱い自体はフカヤは4年ほど前からチャレンジしたいと考え、動いてきていましたが、5年目にしてようやく実を結びました。最近はレースだけではなくコースづくりも盛んで、弊社も110周年の記念行事の一環としてコースを造成している団体に寄付をしました。
今までロードバイクのフカヤとしてイメージがあったかと思いますが、時代の変化とともに遊び方も変わってきたこともあり、今までロードが100%だとしたら、これからはロード60%、グラベル20%、マウンテンバイク20%のような注力具合になっていくと思います。
-スポーツバイクでの遊び方が豊かになってきたということでしょうか。
近藤:そうですね。コロナ禍で自転車を使う人達が増えました。その方々に通勤だけではなく自転車で遊んでもらいたいと考えています。そのために我々と自転車に携わる皆さんとアピールしていくことができれば、アクティビティとして楽しむ人口も増えていくのではないかなと思います。
-その考えのもと次の10年、20年へと進んでいくわけですね。
近藤:物を流通するだけではなく、交通ルールを守りながら自転車を楽しむという文化を作り上げていくという部分も我々の仕事だと考えています。コロナ禍で厳しい時代ではありますが、メーカーさんがあり、問屋があり、路面店さんがあり、その繋がりを大事にして、自転車の良い文化を醸成できればと思います。
-ありがとうございました。
text:Gakuto Fujiwara
-2021年には創業110周年を迎えられ、おめでとうございます。
近藤:ありがとうございます。メーカーさんをはじめ様々な方のご協力もあり110年という長い年月を過ごすことができたので大変感謝しております。路面店の皆様も北海道から沖縄まで約1500店舗の方々や、諸先輩方のお付き合いのおかげで、今日の創業110周年を迎えられたと思っています。
今はオンラインの時代になりましたが、お互いに顔を突き合わせながら話すこと、物を売ってお終いではない関係を大事にし、諸先輩方が繋いできたものをこの先の120周年、130周年へと続けるために頑張りたいと思います。
-110周年という節目にオリジナル製品やコラボ製品が数多くリリースされました。繋がりを大切にしてきたことの結果として表れているのかなと思いました。
近藤:コラボのお話をさせていただくと「じゃあ、一緒にやりましょうか」と協力していただいて、オリジナル製品をリリースできたことには感謝しています。110周年という節目でしたし、オンリーワンの物を展開したかったということもあり、フカヤのオリジナル製品を用意しました。
-オリジナル製品の中でもダボスの3車種は強力なインパクトを残しました。ロードバイクではなくツーリングバイクに注力するのはなぜでしょうか。
近藤:最近はオフロードを楽しむ遊び方が増えているので、ダボスではその遊び方にフィットする形としました。自転車だけではなく、キャンプや山遊びと言ったアウトドア趣味を持つ方も増えていますし、グラベルバイクやマウンテンバイクを使ってもらえると、楽しみ方が増えるのではないかと思っています。
さらに今年から念願だったMTBをロッキーマウンテンで展開できるようになりました。フカヤレーシングというチームはありましたが、ロッキーマウンテンをはじめることで、ようやくチームと取り扱いの製品が一体となれました。これから我々とチームがお互いにコラボレーションしながら市場拡大に取り組められればと思います。
マウンテンバイクの取り扱い自体はフカヤは4年ほど前からチャレンジしたいと考え、動いてきていましたが、5年目にしてようやく実を結びました。最近はレースだけではなくコースづくりも盛んで、弊社も110周年の記念行事の一環としてコースを造成している団体に寄付をしました。
今までロードバイクのフカヤとしてイメージがあったかと思いますが、時代の変化とともに遊び方も変わってきたこともあり、今までロードが100%だとしたら、これからはロード60%、グラベル20%、マウンテンバイク20%のような注力具合になっていくと思います。
-スポーツバイクでの遊び方が豊かになってきたということでしょうか。
近藤:そうですね。コロナ禍で自転車を使う人達が増えました。その方々に通勤だけではなく自転車で遊んでもらいたいと考えています。そのために我々と自転車に携わる皆さんとアピールしていくことができれば、アクティビティとして楽しむ人口も増えていくのではないかなと思います。
-その考えのもと次の10年、20年へと進んでいくわけですね。
近藤:物を流通するだけではなく、交通ルールを守りながら自転車を楽しむという文化を作り上げていくという部分も我々の仕事だと考えています。コロナ禍で厳しい時代ではありますが、メーカーさんがあり、問屋があり、路面店さんがあり、その繋がりを大事にして、自転車の良い文化を醸成できればと思います。
-ありがとうございました。
text:Gakuto Fujiwara
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