東京オリンピックのロードレース参加資格枠が発表された。参加人数は男子が130名(TTは40名)、女子が67名(TTは25名)。日本は男女共にロードレースで2枠となり、女子TTでは1枠が割り当てられた。



7月25日から開催される東京オリンピックロードレース競技7月25日から開催される東京オリンピックロードレース競技 photo:So.Isobe
東京オリンピックの男子出場枠は130名(TTは40名)で、女子が67名(TTは25名)。ワールドツアー最終戦であるツアー・オブ・グワンシーを終えた10月22日付のワールドランキングを基にしており、男子は1ヶ国最大5枠(TTは2枠)、女子は1ヶ国最大4枠(TTは2枠)が割り当てられる。

11月18日にUCI(国際自転車競技連盟)が発表したプレスリリースによれば、男子ロードで5枠を確保したのはランキング上位6国。上位から順にベルギー、イタリア、オランダ、フランス、コロンビア、スペインが該当し、それに次ぐ4枠を確保したのはスロベニア、ドイツ、オーストラリア、デンマーク、イギリス、ノルウェー、スイス。以降14〜21位の国が3枠、22〜32位の国が2枠、33位〜50位の国が1枠を得ている。日本はハンガリーやベネズエラに次ぐ42位。ランキングとしては1枠だが、既報の通り開催国枠として当初から2枠が確保されている。

個人TTはロードレースで出場枠を獲得した国だけに出場権が与えられ、各国の最大出場枠は2。ワールドランキングの上位30カ国に1枠ずつ配分され、加えて世界選手権TTのトップ10に最大1枠ずつ配分される。そのためランキング42位だった日本のTT枠確保はならなかった。

女子ロードで最大数の4枠を確保したのは、2009年以来一度もワールドランキング首位を譲ったことのない最強オランダを筆頭に、イタリア、ドイツ、アメリカ、オーストラリアという5ヶ国。ランキング6~13位までのベルギー、デンマーク、カナダ、ポーランド、スペイン、イギリス、ノルウェー、南アフリカが3枠、以降14位~22位の国が2枠を確保。日本は男子と同じく開催国枠として2枠が確保されていたが、ランキング20位(2枠割り当て)にも入っている。

TTはランキング上位15カ国に1枠が、そして男子と同じく世界選手権TTのトップ10に最大1枠ずつ配分された。日本はワールドランキングでの参加資格を逃したものの、UCIアジアツアーのランキングで首位となり1枠を獲得している。(詳しい選考基準についてはこちらを参照)

東京オリンピックロードレースは男子が7月25日(土)、女子が7月26日(日)に、個人TTは男女共に7月29日(水)に開催される。

東京五輪男子ロードレース参加資格(カッコ内はタイムトライアル)
5名 4名 3名
ベルギー(2) スロベニア(1) オーストリア(1)
イタリア(2) ドイツ(2) ポーランド(1)
オランダ(1) オーストラリア(2) アイルランド(1)
フランス(1) デンマーク(1) 南アフリカ(1)
コロンビア(1) イギリス(2) ロシア(1)
スペイン(1) ノルウェー(1) カザフスタン(1)
スイス(2) カナダ(1)
チェコ(1)
2名 1名
アルジェリア(1) アルゼンチン
エクアドル(1) アゼルバイジャン
エリトリア(1) ベラルーシ
エストニア(2) ブルキナファソ
日本 中国
ラトビア コスタリカ
ルクセンブルク ギリシャ
ニュージーランド(2) グアテマラ
ポルトガル(2) 香港
スロバキア(1) ハンガリー
トルコ イラン(1)
アメリカ(2) リトアニア
モロッコ
メキシコ
ナミビア
パナマ
ペルー
ルーマニア
ルワンダ
スウェーデン
台湾
ウクライナ
ウズベキスタン
ベネズエラ
東京五輪女子ロードレース参加資格(カッコ内はタイムトライアル)
4名 3名 2名
オランダ(2) ベルギー(1) カナダ(2)
イタリア(1) デンマーク(1)
ドイツ(2) スペイン(1)
アメリカ(2) イギリス(1)
オーストラリア(2) 日本(1)
ノルウェー(1)
ポーランド(1)
南アフリカ(1)
1名
オーストリア
ベラルーシ(1)
チリ
中国
コロンビア
コスタリカ
キューバ
キプロス
チェコ
エリトリア
フランス(1)
イギリス
イスラエル(1)
韓国
リトアニア
ルクセンブルク(1)
メキシコ
ナミビア
パラグアイ
ロシア
スロベニア
スイス(1)
スウェーデン(1)
タイ
トリニダード・トバゴ
ウクライナ
ウズベキスタン
エチオピア

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