セミエアロ形状のミドルグレードヘルメット　BBB Maestro

2019/04/08(月) - 09:19

ありとあらゆる自転車関連製品を用意するオランダの総合ブランドBBB。ヘルメットラインアップより新型ヘルメットのMaestroをピックアップしよう。エアロダイナミクスを意識した流線型デザインと大きく口をあけた通気孔が特徴のモデルだ。

BBB Maestro（グロッシーレッド） (c)ライトウェイプロダクツジャパン
2019年シーズンはプロコンチネンタルチームのワンティ・グループゴベールを、2018年まではワールドチームのグルパマFDJをサポートしてきたBBB。IcarusやTithonといったプロスペックからアーバンスタイルのIndraなど幅広い種類のヘルメットが揃うラインアップに新型「Maestro（マエストロ）」が加わる。

レース用としてワンティ・グループゴベールの選手たちが着用しているのは、通気性を重視したIcarusとエアロダイナミクスを追求したTithonが主な製品となる。今回紹介するMaestroはこれらの中間に位置するセミエアロ形状を採用したミドルグレード。近年数が増えている流線型シェル形状と大きな開口部を持つデザインによって空力と通気性の両立を図っていることが特徴。

特にベンチレーションホールは非常に大胆な作りとなっている。Maestroは前頭部の通気孔はインナーシェルで仕切られること無く頭頂部まで接続しているが、それぞれがカーボン製のブリッジで繋がれているため、強度を犠牲にせず通気性向上を図っている。これによりインナーシェルが頭部と触れる面積が少なくなり、通気性が向上している。

BBB Maestro（グロッシーネオンイエロー） (c)ライトウェイプロダクツジャパン

BBB Maestro（グロッシーホワイト） (c)ライトウェイプロダクツジャパン

BBB Maestro（グロッシーブラック） (c)ライトウェイプロダクツジャパン

後頭部の通気孔デザインも非常にユニークで、水平方向に仕切られた大きめのデザインとされているため、前頭部から後頭部にかけ優れた通気性を得られそうだ。

Maestroはフィットシステムも特徴的であり、前後位置を調整できるという設計となっている。上下位置を変えるものは多く存在しているが、前後位置を調整できるシステムは珍しい存在だ。調整の選択肢が多いとフィットするユーザーも多くなるだろう。帽体はアジアンフィットと言っても過言ではないほど丸型頭にフィットする形状。カブトの製品が最もフィットする筆者もMaestroは常用できるかと感じたほど。

ラインアップはS（52-55cm）、M（55-58cm）、L（58-62cm）という3サイズ展開、カラーがグロッシーブラック、グロッシーレッド、グロッシーネオンイエロー、グロッシーホワイトという3色だ。価格は15,500円（税抜）。