UCI(国際自転車競技連盟)が2019年のライセンス登録状況を発表。18のUCIワールドチームと、25のUCIプロコンチネンタルチームが揃った。



ドゥクーニンク・クイックステップとして活動する現クイックステップフロアーズドゥクーニンク・クイックステップとして活動する現クイックステップフロアーズ (c)CorVos
UCIとライセンス委員会の承認を得て、2019年度もUCIワールドツアーライセンスを保有するUCIワールドチームは昨年と変わらず18チーム。既報の通りBMCレーシングがCCCチームとなるほか、スポンサー探しが難航していたクイックステップフロアーズはベルギーの建築資材メーカーのとの複数年契約が決まったため「ドゥクーニンク・クイックステップ」として活動。また、当初チームユンボとして登録申請を行っていた現ロットNLユンボはノルウエーのIT企業をサブスポンサーに加えたため、「チームユンボ・ビスマ」として活動することとなる。

ロード、シクロクロス、MTBのオランダ王者であるマテュー・ファンデルポール(コレンドン・サーカス)ロード、シクロクロス、MTBのオランダ王者であるマテュー・ファンデルポール(コレンドン・サーカス) photo:CorVos
プロコンチネンタルチームとして登録されたのは合計25チーム。シクロクロス、ロードレース、MTBで活躍するマチュー・ファンデルポール(オランダ)を軸に強化を図るコレンドン・サーカスが昇格を果たしたため、ファンデルポールは実質的にワールドツアーレースを走ることが可能となる。

アクアブルースポートとユナイテッドヘルスケアの解散、ホロウェスコ・シタデルのコンチネンタル登録出戻りなどがあったものの、ポルトガルのW52 / FCポルトやデンマークのリワル・レディーネズが新規登録したため、合計チーム数は昨年から2減の25チーム。10月に発表された登録申請済みリストになかったブルゴスBHとマンサナ・ポストボンは最終的にプロコン継続が認められている。
2019年度のUCIワールドチーム
チーム名 登録国
アージェードゥーゼル フランス
アスタナ カザフスタン
バーレーン・メリダ バーレーン
ボーラ・ハンスグローエ ドイツ
CCCチーム(現BMCレーシング) ポーランド
ドゥクーニンク・クイックステップ(現クイックステップフローズ) ベルギー
EFエデュケーションファースト・ドラパックp/bキャノンデール アメリカ
グルパマFDJ フランス
ロット・スーダル ベルギー
ミッチェルトン・スコット オーストラリア
モビスター スペイン
ディメンションデータ 南アフリカ
カチューシャ・アルペシン スイス
チームユンボ・ビスマ(現ロットNLユンボ) オランダ
チームスカイ イギリス
サンウェブ ドイツ
トレック・セガフレード アメリカ
UAEチームエミレーツ アラブ首長国連邦
2019年度のUCIプロコンチネンタルチーム
チーム名 登録国
アンドローニジョカトリ・シデルメク イタリア
バルディアーニCSF イタリア
ブルゴスBH スペイン
カハルーラル・セグロスRGA スペイン
コフィディス・ソルシオンクレディ フランス
コレンドン・サーカス(新規登録) ベルギー
デルコ・マルセイユプロヴァンス フランス
ディレクトエネルジー フランス
エウスカディバスクカントリー・ムリアス スペイン
ガスプロム・ルスヴェロ ロシア
ハーゲンスベルマン・アクセオン アメリカ
イスラエルサイクリングアカデミー イスラエル
マンサナ・ポストボン コロンビア
NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ イタリア
ラリー・UHCサイクリング アメリカ
ルームポット・シャルル オランダ
リワル・レディーネズ(新規登録) デンマーク
スポートフラーンデレン・バロワーズ ベルギー
アルケア・サムシック(現フォルトゥネオ・サムシック) フランス
ノボノルディスク アメリカ
タルコル(現ウィリエール・トリエスティーナ) イタリア
ヴィタルコンセプト・B&Bホテルズ フランス
ワロニー・ブリュッセル(現WBアクアプロテクト・ベランクラシック) ベルギー
W52 / FCポルト(新規登録) ポルトガル
ワンティ・ゴベール ベルギー

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