コルナゴのアルミロードA1-rがマイナーチェンジを経てA2-rへと進化。カーボンモデルのC-RSと同じフルカーボンフォークを新たに搭載し、フロント周りの振動吸収性や剛性を高めている。



コルナゴ A2-r(マットブラック/レッド)コルナゴ A2-r(マットブラック/レッド) (c)エヌビーエス
イタリアの伝統を現代まで受け継ぐ老舗バイクブランド、コルナゴ。美しく高級感溢れるロードバイクは多くのサイクリストの憧れの的だが、そんなコルナゴの情熱をリーズナブルな価格に落とし込んだアルミロードも展開している。2017年モデルから登場したA1-rもその一つだが、今年フロントフォークにアップデートを加えA2-rとして新登場した。なお2019年モデルより、コルナゴ本国ラインアップからアルミロードが廃止されており、今作は日本限定での販売となる。

A2-rへとモデル名の数字を1つ更新した今作は、従来アルミコラムだったフロントフォークを、同社カーボン完成車モデルであるC-RSと同じフルカーボンフォークへと変更。カーボンコラムとなったことでヘッド周りの剛性強化と振動吸収性向上を果たしており、より高いハンドリング性能や快適性を獲得している。

ヘッドに向かってフレアした特徴的なチュービングによって剛性を確保ヘッドに向かってフレアした特徴的なチュービングによって剛性を確保 (c)エヌビーエス
ねじれ剛性を高める角断面のダウンチューブ。プレスフィットBB86を採用するねじれ剛性を高める角断面のダウンチューブ。プレスフィットBB86を採用する (c)エヌビーエストップチューブにはイタリアントリコロールをあしらったデザイントップチューブにはイタリアントリコロールをあしらったデザイン (c)エヌビーエス

フレーム自体は従来のA1-rと同じであり、トップチューブとダウンチューブがそれぞれヘッドに向かってフレアした形状は見た目にも大きな特徴だろう。接合面積を増やすことで剛性を確保している他、角断面のチュービングによってフレームのねじれを抑え軽快な走行性能を生み出している。

アルミフレームながらケーブルはインターナルルーティングに対応。シートポストは一般的な27.2mm径の丸型を採用している。BBはプレスフィットタイプとし、電動コンポーネントには非対応だ。

コルナゴ A2-r(ガンメタリック)コルナゴ A2-r(ガンメタリック) (c)エヌビーエスコルナゴ A2-r(マットグレー)コルナゴ A2-r(マットグレー) (c)エヌビーエス

シマノ105とTIAGRA組みの2種類の完成車をラインアップ。なおTIAGRAモデルは従来と同じアルミコラムフォーク仕様で販売される。105モデルはマットブラック/レッドとガンメタリックの2カラー、TIAGRAモデルはマットグレーの1カラー展開だ。サイズ展開の幅も広く、身長150cmから対応が可能な400Sサイズから用意されている点も嬉しいポイントだろう。取り扱いはエヌビーエス。



コルナゴ A2-r
フレーム:AL-6011アルミフレーム(電動変速非対応)
フォークコラム:105仕様はカーボン、TIAGRA仕様はアルミ
完成車重量:8.6kg
サイズ:400S、430S、460S、490S、520S、550S、580S
価格:
シマノ105完成車 169,000円(税抜)
シマノTIAGRA完成車 139,000円(税抜)

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