ジャパンカップに参戦するトレック・セガフレードが記者会見を開き、別府史之とジョン・デゲンコルブ(ドイツ)、そしてヤロスラフ・ポポヴィッチ監督がレースに向けての意気込みを語った。それぞれのコメントを紹介する。



和やかな雰囲気で進んだトレック・セガフレードの記者会見和やかな雰囲気で進んだトレック・セガフレードの記者会見 photo: Yuichiro Hosoda
本日夜から開催されるチームプレゼンテーションを前にした記者会見に出席したのは、クリテリウムでの活躍に期待がかかる別府史之とジョン・デゲンコルブ(ドイツ)、そしてチームカーから選手を指揮するヤロスラフ・ポポヴィッチ監督。「ポポ」として親しまれるポポヴィッチ監督は「これまで良い結果を残せているので、2日間共により良い数字を狙っていきたい」とコメント。土曜日は別府とデゲンコルブ、日曜日は登坂力とスプリント力を兼ね備えるファビオ・フェリーネ(イタリア)がエースを担うという。

ジョン・デゲンコルブ:「日本を楽しみにしていた。できるだけファンサービスに努めたい」

「日本のファンに出来るだけ握手やサインをしたい」ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)「日本のファンに出来るだけ握手やサインをしたい」ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) photo: Yuichiro Hosoda
自分にとっては長く厳しいシーズンということもあって今はコンディション的に最高潮ではない。でもここ最近もツアー・オブ・ターキーでは2回勝利に近いところまでいったし、できる限りの走りをしたいと思う。

親指の怪我からはすでに2年が経っているのでコンディションは怪我前と同じくらいには回復しているよ。でもそれまでの道のりはものすごく長くてすごく大変だった。今年序盤のクラシックシーズンは病気や落車に苦しめられていたし、だからツールで勝った時はすごくプレッシャーから解放された気分でものすごく嬉しかった。待ち焦がれた勝利だったんだ。あれは今までのキャリアの中でもトップ3にある体験だった。

前回さいたまクリテリウムで日本に来た時も暖かい歓迎を受けたし、個人的にも日本へ行くことを楽しみにしていたよ。レースだけではなく滞在を楽しめている。時間的な都合で断ってしまうこともあるかもしれないけど、できる限りファンサービスにも努めていきたい。

別府史之:「応援に走りで応えたい。クリテ勝利のモチベーションも高い」

別府史之(トレック・セガフレード)別府史之(トレック・セガフレード) photo: Yuichiro Hosoda
今年はダウンアンダーから始まる長いシーズンでした。アジア大会で銅メダルと銀メダルを獲得した後、9月から日本で調整してきました。毎年ジャパンカップは本当に楽しみにしているレースですし、今回は世界的なスプリンターであるジョン選手が一緒です。土曜日のクリテリウムで僕とジョン選手のどちらが狙うのか分かりませんが、昨年と違って天気も良さそうですから待ち遠しいですね。彼(デゲンコルブ)も調子はまぁまぁと言っていますが、僕の目から見ればコンディションは相当良いように思います。

当然日本でのレースですし、僕個人としてもクリテリウムで良い走りがしたい。これまで2回勝った時にもたくさんの日本人の方々が喜んでくれたので勝利に対するモチベーションはありますよ。「3勝目」という数字を狙うのではなく、一つ一つの目の前のチャンスを確実に掴んでいきたいですね。生きている中でこれほど応援してもらえる機会もありませんし、走りで応えたい。僕らトレック・セガフレードの走りを見ていて下さい。

ヤロスラフ・ポポヴィッチ監督、ジョン・デゲンコルプ、別府史之の3名が記者会見に臨んだヤロスラフ・ポポヴィッチ監督、ジョン・デゲンコルプ、別府史之の3名が記者会見に臨んだ photo: Yuichiro Hosoda

photo:Yuichiro.Hosoda
text:So.Isobe

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