ティレーノ〜アドリアティコに出場予定だったマッシモ・ジュンティ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)のEPO(エリスロポエチン)陽性が発覚した。ジュンティはティレーノ〜アドリアティコを欠場するとともに、暫定的に出場停止処分を受けている。

マッシモ・ジュンティ(イタリア、アンドローニ・ジョカットリ)マッシモ・ジュンティ(イタリア、アンドローニ・ジョカットリ) photo:Androni Giocattoliイタリアのガゼッタ紙によると、UCI(国際自転車競技連合)はバイオロジカルパスポートのデータに異常値を発見し、ジュンティにターゲットを絞ってドーピング検査を実施。2月23日に行なわれたレース外ドーピング検査で採取されたジュンティの尿サンプルから、禁止薬物EPOの陽性反応が検出された。

ジュンティはティレーノ〜アドリアティコの出場メンバーに入っていたが、当然レースは欠場。ジュンティは暫定的に出場停止状態にある。

ジュンティは今年でプロ13年目を迎える35歳のベテラン。過去にはアックア・エ・サポーネやファッサボルトロに所属し、今年ミケ・シルヴァークロスからジャンニ・サヴィオ監督率いるアンドローニに移籍した。

アンドローニのサヴィオ監督は、今回の報を受けて「未だにこんな事が起こるなんて理解出来ない。チームにとって非常に悪い出来事だ」とコメントしている。所属選手のドーピング違反は、ジロ・デ・イタリアなどのビッグレース出場権争いに大きく影響するだろう。

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos

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